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姫野とはそれから何度か図書委員として一緒に行動した。


いつもあいつは俺と一緒にいると不機嫌そうだ。

今も隣で歩いてるこいつは表情を若干きつくさせている。


そして姫野に視線が行くと


「何?」

うわー、今日もツンツンしてるよ。デレることあるのかな?


「あー、姫野ってさ白石さんと一緒に住んでるんだって?」


「それがどうかした?」


「いやぁ、お前がそんなんだと白石さんも大変そうだなぁって」


「私いつもこんなんじゃないし。あんたの前だとこうなっちゃうの!」


「へぇ?それは俺に気を許してるってこと?」


「はぁ!?」

あ、姫野が赤くなった。

面白いやつだな。


「あれ?図星?」


「ふざけんなッ!誰があんたみたいないい加減な奴に」


「あー、姫野みたいな美少女と一緒の図書委員なんて最高だなぁ」


「‥‥」


「あれ?そこは私も飯塚君みたいな美青年と一緒で幸せ〜とか言っとくんじゃない?」


「本当あんたって私をイライラさせるわね」


いつも姫野に文句を言われながら俺は図書室で姫野と話す、なんか心地いい空間だな。


「あ、姫野。転んだとこ治ってよかったな。お前って意外とドジだよなぁ。この前なんか図書室のドア開けたと思って顔面ぶつけてたし」


「悪かったわね!ドジで」


「いや、そんなとこ可愛いなって」

そして姫野の頭にポンと手を置く。


見る見るうちに姫野の顔が赤くなっていく。


「うっさい!」


手を払って姫野は図書室の奥へ行った。

俺は段々と姫野に夢中になっていた。

可愛いから?まぁそれもあるけどなんか放っておけないような‥





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