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僕の初めての墓掘

お祝いの後、僕は殆どこの事を忘れてしまっていた。数日後、天生叔父さんが家にやって来た。そして入ってきてすぐにこう言った、「みん、準備はいいかい?南ウイグルに行くぞ!長袖の服と長いズボンを用意してくれ、あっちは夜、風と砂ぼこりがすごく強いから!」


僕の家は北ウイグルにある、カラマイ市はとても美しい都市だ。今回の旅はとても刺激的で、しかも準備から出発まで短かった。僕は恋人に別れの挨拶をする時間さえもなかった。出発の日は2001年7月16日だった。

家を出たら、車は3台あったのに気付いた。僕はお爺さんの車に乗りたかった、お爺さんの車はサンタナだったのだ、2001年頃、それはいい車だった。天生叔父さんの車はマイクロバスだった、とても古くてボロボロだ。天養叔父さんと大力おじさんは古いジープに乗っていた。

でも天生叔父さんは僕をマイクロバスに乗せて、お爺さんの車に乗せてはくれなかった。マイクロバスの中は石灰の臭いがした、前の席以外、後は黒い布で覆われていた。

バスに乗ってから、気分が悪くなってしまった。車を運転していた天生叔父さんはあまり話をしなかった。ただ「熱中症にならないように水をたくさん飲みなさい。」とだけ言った。


マイクロバスの運転を代わるため大力おじさんが来た。すると途端車の中がとても賑やかになった。

大力おじさんは車に乗った瞬間、僕に叫んだ、「甥っ子、タバコを吸えるか?……吸えるようには見えないが、吸えるのかい!」そう言いながら、一箱の紅塔山を投げてよこした。

僕は笑いながら、一本を点けて、気持ちよく体を伸ばしながら、天養叔父さんに質問した、「天養叔父さん、このお墓に本当に宝物があるの?」


天養叔父さんは大声を出して言った。「何を言っているんだ!俺の財産がいくらか知っているかい?」と言いながら、3本の指を出した。

「30万元?」と僕は目を見張って聞いた。


「違う!300万元だよ!」と俺は自慢げに言い、満足した様子でタバコを吸った。

「ちぇっ!300万元もあるのに、紅塔山を吸うの?こんな古くてボロボロなマイクロバスを運転するの?」と僕は天養叔父さんを疑いながら、タバコの灰を落とした。

「お前は知らないだけだよ!この道は様々な人が通るんだよ、よく考えて見な、もし強盗が来て、このボロボロな車を見たって、何かを奪い取ろうなんて思いもしないだろう!お前のお爺さんは言っただろう、「「全ては控え目で!」」お前は、いい車を乗ったら、どこに行ったって人に注目されてきて何もできないでしょ!へへ!お前は大学生なのに、世間知らずだなぁ!」天養叔父さんは言った。

「僕はまだ大学に行ってないよ!高校卒業したばかりだよ!」と僕は言い返した。


天養叔父さんはちょっと落ち込んで言った。「お前は大学に行ったら、恋愛ばかりしていないで、まずは勉強に集中して、卒業したら会社を立ちあげなさい!俺も株を買うからさ。俺らはみんな泥まみれで、お金をいっぱい稼いだって、何も役に立たない。俺たちは穴を掘る以外は、何もできない!」と言いながら、タバコの吸い殻を窓の外に捨てた。

僕は天養叔父さんに聞いた、「天養叔父さんはゾンビを掘り出した事があるかい?掘り出したら、ゾンビと戦いをしなければいけないの?」

 天養叔父さんは半分笑って言った。「お前はホラー映画を見すぎだよ?人は死んだら動けないんだよ、分かったかい?目が利くと宝を掘り出したら、相当儲かるよ。お前の天養叔父さんの俺は掘り出した事があるよ、一度で200万元だよ。辺境のロシア人に売ったんだ!へへ!でもゾンビと言えば、一回出会った事があるな。でもそれはいったい何だったのか誰も知らない。」


 僕は待ち切れなくて、天養叔父さんの腕を揺らしながら言った。「教えて!ねぇ。早く教えて!」

 天養叔父さんは慌てて言った。「揺らすな!事故になるぞ!まずは俺にタバコを点けてくれ!」

 僕は一本新しいタバコを出して、自分が吸っているタバコで点けようとしたところ、天養叔父さんが慌てて言った、「だめだめ!タバコでタバコに火をつけてはだめだぞ!ライターで点けなさい」

 僕は聞いた、「え?何で?諺みたいに、くっ付いたら妻が死んっちゃうから?」

 天養叔父さんは怒って言った、「まったくこの子は、何もわかってないな!タバコ同士でくっ付けるなんて縁起でもない!妻が死ぬだけじゃない、鬼に遭うぞ!お前は俺を鬼と逢わさせたいのか!」

僕は天養叔父さんの機嫌を取るように言った。「はいはいはい!僕が火を点けてあげるから!」

天養叔父さんはタバコを受取ると、さっきまで怒っていたことを忘れたようだ。天養叔父さんはタバコを一口吸ってこう言った。「前回、お前のお爺さんと一緒にあるお墓を掘ったんだ、中はすごく濡れていた!匂いもすごく臭くて、防毒マスクをしていたのに、それでもまだ匂う!それも当然だ、中は水浸しになっていて、金属以外の、その他の物はすべて腐ってしまったいるのだろう。だが中に埋葬されていた遺体はまだいい状態だった。おかしいだろう?あの穴の深さは1メータルもない、木の板は腐敗っていたのだ。その時、もし上でジャンプしていたら、お墓が崩れてしまっただろう。俺達は穴の外で火を起こして、中を乾かそうとした。でも丸一日火を起こして乾かし、火を消して見たが、まだ湿気が凄くて、臭いもまだ残っていた。それでも俺は我慢できずに、道具を持って、お墓の中に入ったんだ。」


僕は天養叔父さんの話を中断して聞いた。「何を持って入ったの?」

天養叔父さんは中断されるのはとっても不機嫌そうに言った。「シャベル!軍用シャベルだよ!俺はヘッドライトを点け、松明を手にして、ジャンプしてお墓の中に下りた。お前のお爺さんはその時、とても用心して、「中に入って、何事もなければいいけど、穴が崩れたら、お前は埋まれるぞ!」」と言ったが、それでも俺たちは中に入ったんだ。お墓の中はそんなに大きくない、直径はおおよそ2メートル余りだ。お墓の地面に着いて初めて、まだ水があることに気付いた。しかもどろどろしていた。お墓の中の棺桶の蓋はすでになく、俺はそのお墓はそんなに古くはないだろうと思った。でもその木切れをお墓の外に持って出たら、お前のお爺さんは興奮して、「「このお墓は少なくとも300年の歴史がある!」」と言った。そして俺は再びお墓の中に入り、まず粽を包むように棺桶に紐を巻き、外に引っ張りあげたんだ。俺はさらに半日、お宝がないが泥の中を一生懸命に探したが何もなかった。お墓の中は棺桶が一つだけだったのだ。天生叔父さんと俺は手袋して遺体の服を脱がしたんだ、するとゴム手袋に黒い物が付いて、水で洗っても落ちなかった。お前のお爺さんはさすが経験が多い、毒があると言ったんだ、それを聞いて俺らも気をつけた。」


天養叔父さんは話を止めて、タバコを何回吸った。僕は緊張して唾を飲んで聞いた。「その後は?」

天養叔父さんは僕をチラっと見て言った。「服を全部脱がしたんだが、あれは恐ろしかった!なんとあの遺体の皮膚にはまだ弾力があったんだ!血管までよく見えたんだが、血管は緑色だった!俺はその場で吐いたよ!服は腐敗したのに、死体はまだ腐敗してない何てあり得ないだろう?お前のお爺さんはその時言った、「「これはおかしい、もしかしてこいつは鬼か!」」俺は信じられなくて話した。「「死体はもう動かないから、鬼じゃないよ!」」そしたら、お前の天生叔父さんは手を出して、死体を触った。そして死体はなんと動いた!お前の天生叔父さんは凄く驚いていたよ!ははは!」

「天生叔父さんはどうしたの?」僕は待ち切れず聞いた。

「彼は「「鬼だ!鬼だ!鬼だ!」」と叫んださ!俺らは何メートルも下がったが、特に何も起きなかった。お前のお爺さんは燃やしてしまおう!と言った、それで俺らは死体に火をつけた、何分か経ったら、死体は真っ黒なミイラになった。しかもおかしい事に、あの臭いにおいもなくなった。」


僕は何かを考えている様子で頷いた。「天養叔父さんは若しかして色盲?赤色と緑色の色盲で、赤い血管を緑色に見間違えたとか?

天養叔父さんは急に声を上げた。「お前こそ色盲だよ!俺が色盲ならば、運転できると思うか?」

僕は笑った。「はは!天養叔父さん、その後はどうなったの?」

「後?その後はお前のお爺さんはミイラになった死体を火で焼いた。そして縁起が悪いと言った!」

僕はまた聞いた。「あれ!そのミイラは何かお金になるお宝は身に付けていなかったの?」


天養叔父さんは答えた。「ウイグルと内陸のお墓は違うよ。大半のウイグル人は何百年前には遊牧民族だった。遊牧民族の人々は色んなところに点々と移住することを好む、一か所でずっと住むのは少ない。それで遊牧民族の人々は死ぬと、どこか適当な場所に埋めるのだ。お金持ちの人なら、何かいい物を一緒に葬った。お金が無い人はフェルトで巻いて土に埋めただけ。でも森の奥で埋めることは少ない。なぜなら遊牧民族はいつか森に住むからだ。万が一誰かのお墓の上に住んだら、とっても縁起が悪いだろう?」


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