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引きこもり騎士と転生JK  作者: スペイド
2/4

第2話

投稿が遅れてしまい真に申し訳ないです。

ブックマーク、評価、本当にありがとうございます。

心の支えになります。

これからもよろしくお願いします。


一日に何人もの命の星の輝きは消え また新たな命の星の輝きが生まれる。

その消えた命はどうなるのか

我々が知る由もない。



そんなフレーズをわたしは思い出していた。

どこで聞いたのだろうかと脳内検索を始める。

そうだ 一昨日のテレビで聞いたんだった。

ふと我に返った

焼香の番が迫っていたことに気づいた。

わたしは少し焦りながら焼香を済ませた

その後葬式は難なく終わった。

もう彼とは わたしの自慢のかわいい弟とは会えないことが実感させられた


弟の名前は 銀二

とにかく明るくて 皆を引っ張っていく元気な少年だった。友達も多く、ほぼ毎日友達と遊んでいた。

銀二は夕飯の時今日なにがあったかをとても楽しそうにわたしと母に話していた。

さらに銀二は勉強もできた。母親が塾に通わせようとしていたが銀二はすべてのテストで100点を取って学校から帰ってきて母親に「自分には塾は必要ようない」とテストの答案用紙を突き付けていた。

「うら姉もそう思うよね? 俺塾行かなくていいよね?」

と聞いてきたのを覚えている。


だが

出る杭は打たれる

という言葉がある

銀二はその 出る杭だったのだ


中学校に上がって銀二はいじめに会い不登校になり昨日部屋で自殺していた。

その日の内に涙は枯れ果ててしまったのか葬式では涙は流れなかった。

酷い姉だと思われただろうか



そんなことを考えていたら喪服…基制服のままわたしは海に来ていた。

自分でもなぜ海に来たのかわからない。

波の音がしないのはあまり気にならなかった。

いやあまりにも波が引きすぎていないか?と疑問に思った刹那 私は巨大な波に飲み込まれた。


そして悟る。


わたしは死ぬのだと


堂本麗の人生はここで終わる。


それも悪くない


銀二がいない世界など居る意味がない。


彼氏ほしかったな…


色んな体験もしたかった


子供もほしかった。二人くらいか………

そんな未練を抱きながら

わたしは海に飲み込まれた。



「ん…?」


気がついたら真っ白な空間に居た 海に飲み込まれて死んだはずなのに全く体が濡れていない

「あ、ここが天国か」

納得した

死んだら天国か地獄に行く。常識である。

真っ白な空間、何も音がしない。

「天国なら天使くらいいるもんじゃないの~」


「いるさ ここにね」

白い翼を両方に生やした女性が降りてきた。

顔はどこかの美術館でみた美しい女性の顔に似ている気がする。

「ま、ボクは天の使いで神様なんだけド」

女性の顔をしているのに一人称がボクなことに驚きながらも話が勝手に進んでいく。


「キミ、転生しないかいイ?」

「転生…?」

銀二が読んでいたラノベに転生と書いてある本があった気がする。

「そ、まキミに選べる選択肢は三つ

1 このまま地獄に行く


2 転生して生まれかわる


3 今の姿のまま転生する


この三つだヨ」


「ちょっとまって色々わけがわからないんだけど なに?わたし地獄行き決定なの?」

「そう もう地獄行き確定だヨ」

「そもそもあなたはだれでここはどこで 色々説明していただけないですか」

「してあげたいけど もう時間がないんだヨ あと五秒で決めてネ」

「5」

「4」

カウントダウン始まった!? やばいやばいどうすれば 地獄なんて絶対いやだしこの美貌を手放したくないし 

「3」

「2」

だったら・・・答えは…


「1」


「さ、3で! 3でお願いします!!」

「じゃ、頑張ってネ」

「へ?」


落ちた

白い空間のわたしの立ってる場所だけに突然穴が開いた。

落ちた

予測落下地点は島だった 中くらいの島で中には王宮が見えた。

落ちている間にさっきの天使?にこの世界の説明を受けた

ゲームのようなファンタジーの世界で、わたしがいた世界のパラレルワールドということ、

龍という特別な動物がいること、その龍は世界に数十体いるが種は滅亡していないこと、

その龍を殺せる人間がいること そして最後に銀二と外見が全くおなじ引きこもりの少年がいること。

その少年とともに龍を倒して世界を平和にしてほしいということもし龍を全て倒したら元の世界へ戻れるということ。


武器も支給された。超パワー木刀。

人は殺せないけど龍は殺せるし、人間にも一振りでとてつもない痛みを与えられるというもの。

物語の始まりはいつも刺激的で 唐突だな と落下中の私は思った。

天使の不思議パワーかなにかで無事街はずれに着地できた。



私の命の星の輝きは一度輝きを失ったが また輝いた




最後まで閲覧いただきありがとうございます。

楽しんでもらえると幸いです。


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