第1話
お初にお目にかかります スぺイドと申します。まったくに初心者です。 不束者ですがこれからよろしくお願いします。
自然と目が覚めた 部屋の天井が見える 外がうるさい
「はぁ…」
また 一日が始まる。
学校はとっくに始まっている時間だがベッドから動かない少年。名をシルバ。
名前の通り髪は銀色で肩までまっすぐに伸びていた。
特にやることもないのでまたシルバは目を閉じる。
当たり一面黒に染まりシルバは眠りに落ちる はずだった
「そろそろおきました? シル。」
廊下とシルバの部屋を繋ぐ扉から美しい女性の声が聞こえた
「・・・さっきまで起きてた。また今から寝るとこ」
冷めた小さい声で言った いや呟いたといったほうが正しいかもしれない
「あ、朝ご飯ここに置いておきますわ 食べないと死んじゃいますので ちゃんと食べて下さいね」
「・・・持ってきてくれるのはありがたいんだけど…もういいよアイちゃんはこの国のお姫様なんだから…」
今シルバの部屋の扉の前にいるのはこの国の姫。 アイル・シュトローム本人である。
この二人は幼馴染で幼少期からの親友で、二人とも初恋の相手だった。
この国の跡継ぎの子が出来ると山奥の隠れ家に隠し成長してから民衆の顔に出す風習がある。
シルバの実家がその隠れ家の近くでシルバの一族が代々護衛していた。
そこでシルバとアイルは出会い 報われない恋に落ちてしまった。
そしてアイルが城へ帰るときシルバは約束した
彼女を守る 騎士になることを
アイルの声で昔のことを思い出し一人天井を見上げた。
今日も始業の鐘はなる
ここは騎士育成学校アカデミー。国を、民を守るために戦う騎士を育てる場所。
この世界は四つの大陸と数多の島国がのどかに時を過ごす世界。
人を喰らう魔物 武器を持ち戦う人間がいる世界。
これは
そんな世界で引きこもってしまった騎士の少年のお話。
閲覧頂き真にありがとうございます。 まだ0話、プロローグのようなものになってしまいました…次回からは転生JKが出てきます。 これからよろしくお願いします!