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タガタメ  作者: ゆきうさぎ
そして物語は始まる
18/43

夜が明け、再び

 次の朝、起きるとすでにアレンとシーラは戻ってきていた。


「あれ? もう起きてたの?」

「まあな。あのあとすぐに終わったし、お前と違ってそこまで疲れてなかったもんでね」

「ティアナはもう大丈夫なのか?」

「うん。寝たらもうスッキリしたよ」


 カガリの魔法も十分に効いたおかげですっかり治っていた。動きにも何の支障もない。

ということで早速朝食を食べながら昨日のことを話す。


「で、どうだった。実際に戦ってみて」


 言われて昨日の『不死王』との戦いを思い返す。


「ほんとに名前通りだったよ。いくら斬ってもすぐに再生する。ほら、最後にカガリが魔法当てたよね? 普通の魔族ならやられてたと思うけどピンピンしてたじゃん」

「物理でも魔法でもダメってことか。しかもただ死なないだけじゃなく、それなりに強い。というか無尽蔵に魔法使ってくるんだな」

「そうだね、光と闇魔法がほとんどだったけど、他属性の魔法ももしかしたら使ってくるかもしれないな。あ、で二人に頼まれてたことなんだけど……」

「ああそうだったな。で、どうだ?」

「えーっと……」


 昨日寝る前に書いた紙を取り出す。


「見た限り、『不死王』の魔力量は……ちょっと待った。――《解析眼》」


 《解析眼》を使い、カガリをじっと見る。ふむふむ…………


「うん、『不死王』の魔力量はカガリの約10倍。かけ離れた差はないみたいだったよ」


 それでも気持ちが悪い量であることには間違いはなかったけど。魔力って淀みにもみえるから多いとほんとに気味が悪いんだよな。


「10倍か……。今、例の……《魔力圧縮(アーカイブ)》だっけか? あれはどのくらい溜まってるんだ?」

「それなら……今9個あるよ。それと今の私、合わせて10ぴったりだね」


 思ったよりも少ないんだよなぁ。これならもっと早めに知っておけばよかったよ。


「ぴったりだと、なんか不安だな。どうするアレン? 恐らく襲撃は続くぞ? カガリ抜きで防衛はちょっと厳しいぞ。昨日の様子じゃ、ティアナだけに前線を任せるのは危険だ。俺が行くと村周囲の警戒がおざなりになる。カガリの索敵が必要になるんだよ」

「俺一人じゃ村を守れそうもない……。早めにケリをつけないと、リスクがでかいな」


 二人が悩んでる。私もどうしたものかと、荷物から『空魔法』の本を取り出し、読む。何か使える魔法があるかもしれない。


「どうしたの?」


 カガリも一緒になって覗き込んできた。二人で読んでいく。

 前も思ったが『空魔法』は何にでも使える代わりに一つの状況に特化していない。おまけに大勢を相手するのにも向いてない気がする。


「うーん、ティアナなら『不死王』だけは足止めできるかもしれないね。でも昨日みたいなことになったら……」

「そうだよね……。私も100%任せてなんて言えないな。『干渉拒否(リジェクト)』も違うし……」


 私たちみんな頭を抱える。誰かの負担が増える。そしてそれは危険にもなる。だけど私たちはそれを許せない。安全を最優先しないといけないのだ。

 実を言うと私には手がある。今のことに反しちゃうけど、それでも覚悟を決めないといけない。


「わかった。次も私が一人で張るよ。みんなは昨日と同じ配置について」

「ティアナ!! それは危ないってーー」

「大丈夫。賭けになるけど『あれ』を使うから。次だけしかできないけど、それでカガリも十分でしょ?」


 この本に書いてあったとある魔法。リスクが高いけど、どうやらそれしか手はなさそうだ。


「確かに『あれ』なら……。でも――」

「ティアナ」


 アレンが私の名前を呼ぶ。彼の方を見ると、真剣な目で私を見つめていた。


「無事に戻ってくると約束できるか?」


 ……ほんとに心配性だなぁ。


「嘘つかないでくれよ。こんなところでリタイアされたらお前についてきた俺たちはたまったもんじゃないからな」


 はいはい。わかってるよ。


「約束できるよ。私が約束破ったことないの知ってるでしょ? 無傷とまではいえないけど、ちゃんと守ってみせるよ」

「…………わかった。じゃあ次の襲撃も昨日と同じ布陣にしよう。シーラ、悪いがティアナのサポートも頼む」

「ああ。まったくこんなリスクのあることはしたくないんだけどな。ここはティアナの律儀さを信じるとしますか」


 やれやれとシーラは納得してくれた。カガリも何も言わないが、引き下がってくれた。

 とりあえず方針が決まった。さすがに襲撃があった以上、村の方も祭を行うわけにはいかずしばらくは大人しくするそうだ。クーガさんからは襲撃への対策に集中して欲しいから村の方は手伝わなくていい、と言われた。

 それからアレンとシーラは偵察に行った。罠の再設置と索敵強化もするらしい。私はカガリと魔法の確認をする。


「やっぱり詠唱した方が確実なのかな?」

「でも今から覚えられる? さすがにティアナじゃそれは……」


 悔しいけどカガリの言う通りだ、こんな長い詠唱、今から覚えるなんて無理だ。だけど詠唱した方が発動も効果も安定するんだよなぁ。

 なんでこんな長い詠唱を作ったんだか……。困ったもんだよ。


「ウィーネさんやアマネさんが言ってだと思うけど、魔法に大事なのはイメージなの。だからティアナ、自分がこの魔法を発動するさせてるイメージをちゃんと持ってね」

「イメージならできるだよね。ただこう魔力の扱い?がうまくいかなくてさ。不器用なのかな?」


 前向きなイメージは私の得意とすることだ。ポジティブさは私の売りだからね。問題は魔力の操作。なぜこうもうまくいかないのか。


「うーん……。私はほぼ感覚でやってるからアドバイスしづらいな。兄さんも同じこと言ってたし。困ったなぁ」

「どうせぶっつけ本番でやるし、意外となんとかなるかもね。ほら、私は本番に強いし」

「失敗した時のリスクがあるのに、ほんとよく前向きでいれるよね。羨ましいよ」


 いやいや、割と空元気なんだよ。失敗=ピンチなんだからさ、こんなのもう前向きにならないとやってられないよ。


「でも今回はそっちの方がいいのかもね」


 カガリはやれやれと言わんばかりに小さく溜息をついた。


「そうだティアナ。あなたにお願いがあるんだけど」 


 カガリが私にお願い? 珍しい。


「えっと、何?」

「実はね……」





「ティアナ、準備はいいか?」

「おうとも! いつでもいけるよ」

「やばいと思ったらすぐに戻ってこい。すぐに俺とシーラで守りを固める。絶対に無理をするなよ」

「わかってる。そっちも頼んだよ」


 みんなに背を向け、私は敵の予測通過地点に行く。最初の襲撃から2日、もう次の襲撃が来るようだ。


「《解析眼》」


 早速《解析眼》で周囲を警戒する。前回は雑兵から始まった。


「さてさて今回はどうなることやら」


 作戦はしっかり練った。あとは私次第。責任重大だし緊張もする。


「カガリの手も煩わせたくないしね。いっちょ頑張りますか」


 なんて思っていたら反応が来た。この魔力の感じは……


「おお、一気に来たね」


 大小様々な魔力が見える。下位個体も上位個体もみんな揃ってるようだ。肝心の『不死王』はまだいないようだ。いや、遠くの方にかすかに淀みが見える。来てはいるようだ。


「とりあえずあれをどうにかしないといけないね」


 刀を抜く。前回は様子見のために抑えたが今回は敵の力量は大体把握している。だから出し惜しみはしない。


「《固定(フィクス)》」


 魔法を使い、宙に足をつける。そしてそのまま空を蹴って敵に向かいながら上昇する。

 そして敵集団の真上に到達した。相手方はもう私の存在に気づいている。でも、彼らの武器では私には届かない。威嚇してるのか叫んでいるのが聞こえる。


「うーん、何言ってるのかわかんないな」


 『不死王』が来ないうち数は減らしておきたい。魔族たちを見下ろし、私は懐からある物を取り出す。


「それじゃ、まずはこれでもどうぞ」


 そして私はそれを魔族たちに向かって落とした。真っ直ぐ地面に落ちていくそれは地面に落ちる直前、大きな音と共に爆ぜた。


「おお、さすがシーラ特製の爆弾。えげつない」


 煙で直接は見えないが、今ので爆心地の近くにいた魔族は大抵死んだようだ。上位個体もかろうじて生きてはいるが、魔力が乱れているから死に体っぽい。


「おっと、そろそろいかないと!」


 私は空を真っ逆さまに駆け下りる。空気を蹴り、垂直に走る。私の姿は煙で隠れ、見えなくなる。でも私は見える。

 混乱する魔族たちを次々と斬っていく。向こうは未だ私に対応できていない。煙が晴れる頃には半分はすでに死体と化していた。


「でもまだ半分。というか一昨日のも含めて、一体何体いるんだよ」


 一軍隊と言っても差し支え無いくらいの数をもうすでに相手している。あとどれくらいいるのだろうか。

 そう考えていると、ようやく冷静さを取り戻した魔族たちが私に襲いかかってきた。怒りと焦りに任せた凶暴な攻撃。人間が喰らえばひとたまりもないだろう。当たればの話だが。


「遅い遅い! 止まって見えるぞ!」


 軽々と躱す。そして逆に返り討ちにしていく。その間も近づいてくる『不死王』への警戒は怠らない。 遠距離魔法を撃ってくる可能性もある。退避も攻撃もどちらにも動けるようにしておかねば。


「だからお前たちは敵じゃないんだよ!」


 上位個体だろうが関係ない。もう私の敵じゃない。数太刀で斬り伏せる。隙があれば急所を狙う。

 そうこうしていると《解析眼》が濃い魔力の飛来を察知した。


「来る!」


 私は即座に離れた。少し余裕に距離を取る。それから私のいたところに黒弾が飛んできた。それは地面に落ちるや否や膨張し、周囲にいた魔族ごと飲み込んだ。


「うわっ……!? 味方ごと……」


 黒のドームが消えるとそこは削れて地面だけが残っていた。魔族も死体すらも消えていた。


「えげつないことをする……。さすが魔族といったところかな」


 味方をも巻き込む、命を蔑ろにする。その行いに私は怒りが込み上がってきた。


「絶対に倒してやる!」


 私は生き残った魔族たちを片付け、こちらへ来る『不死王』を睨んだ。


「ほうほう、また貴様一人か。一人で何ができるのだ? 我に勝てぬであろう? それともまた隠れておるのか?」


 前回私が与えた傷もカガリから受けた魔法もまるでなかったかのように『不死王』は健在していた。


「前も言ったじゃん。お前なんか私一人で十分だって。まあ、不覚を取ったのは認めるけど二度もそうはいかないんだから」


 私は心の中で深呼吸をする。焦りは魔法の失敗の元。落ち着いて、カガリとシミュレーションした通りにすればいいんだから。


「カッカッカッ。本当に面白い女子(おなご)よ。されども貴様が我に勝つことなど不可能。貴様では我の『不死』は破れぬからの」


 まあ、確かにそうだけど。それに私が倒すわけじゃない。


「死なないけど負けはするでしょ? 現に過去に何度も同じ人に負けてたんじゃないの?」

「……あの人間は特殊だ。人間を超えておる。だが貴様はあれには遠く及ぶまい」


 なんかむかつくな。そりゃ私がオズさんに勝てないのは事実だけど……。


「さて、無駄話はここまでよ。我が配下たちの弔い合戦ではないが、貴様はここで死んでもらうとしよう。……安心せい。貴様の死体は死霊として丁重に扱ってやろうではないか」

「言ってろ! 今に泣きっ面にしてやる!」


 私は体の中で魔力を高める。そして狙いを『不死王』に見据え、叫んだ。


「《俯瞰閉鎖(ハコニワ)》」


 視界が揺らぐ。と同時に、世界が狭まる感覚を覚えた。さらに頭に強い痛みが走る。吐きたくなるような頭痛。だけど集中力は切らさない。魔法の維持に全てを注ぎ、魔力をフルスロットルで回す。

 そうして世界は生み出された。私が作った『閉鎖世界(箱庭)』が。

 中には私、そして『不死王』が。他には何もいない。私が排除したからだ。


「これは……」


 敵は驚いた様子で辺りを見回していた。さしもの『不死王』もこの状況には驚くらしい。


「いつもの魔を感じぬ……。全くの異質の空間。貴様の仕業か?」

「他に誰がいるんだろうね?」


 魔法が落ち着いたことで頭痛は治まった。もう一度深呼吸をし、不敵に笑ってやった。


「悪いけど、お前はここから出れない。本当ならもっと手段があったけど、残念ながら止められてね。私の将来を考えた上での最善を取らせてもらったよ」

「……この魔……。初めて感じた時もそうだが、我は知らぬ……。何なのだ、この澄んだ魔は!」


 突如『不死王』は声を荒げた。そして骸骨の顔が恐ろしい形相に歪んだ。体をわなわなと震わせ、錫杖を私に向けた。


「死ねぇぇぇええ! 《呪弦協奏(カースコンツェルト)》!」


 錫杖の先から黒い波動が広がった。平面だけでなく立体的に広がっていくそれは、私を確実に狙っていた。

 このままでは危ない。しかも逃げ場がほとんどない。おそらく刀でも防げない。

 普通ならば、の話だが。


「《位相転移(ワープ)》」


 視界が一瞬で変わる。敵を遠く正面に見据えていたが、気づけばすぐ背後に自分はいる。当然、今の動きは私にはわかっている。


「なっ!?」


 『不死王』も遅れながら反応した。その速さ、さすがといったところかな。だけど遅い。


「やあぁぁぁあ!」


 一閃。『不死王』の体は両断される。骨の体は無残にも地面に落ちる。だけど、すぐに元の形を取り戻す。


「瞬間移動だと…・・? この一瞬で、この速度。さらには詠唱なし。一体どんなカラクリを!」


 ぶつぶつと何か言っている。だけど私はそんなこと知らない。動揺している『不死王』をどんどん斬っていく。

 斬る度に敵は再生する。再生のわずかな間にも魔法を撃ってくるが、この状態では大した魔法は使えないようだ。すぐに躱して再度攻撃する。

 当初は朝まで《俯瞰閉鎖》による閉鎖空間に閉じ込めてやろうと思っていたけど、少し前に予定が変わった。今はただひたすらに時間を稼ぐことと、『不死王』を弱らせることに専念する。


「小癪な……! たかが人間の女子の分際で……! 我に我にぃぃ!」


 至近距離で魔法を撃っても《解析眼》を使う私には意味がない。

 それでも私の攻撃は一切致命傷には至らない。どれだけ攻撃しようも再生し、その意味を成さないでいた。


「無駄だとわからぬのか! 貴様では我を滅ぼせぬ! 我は不死なのだ!」


 うるさいな……。


「そんなのわかってるよ」


 私は思わず悪態をついた。ずっと終わらない攻撃をするのもうんざりしてきたし、何より合図が来たからだ。


 《俯瞰閉鎖》は対象を異空間に閉じ込める魔法。閉じ込められた対象は元の世界から切り離されてしまい、干渉できない。でも私は違う。どっちの様子もきちんと把握できる。だから『不死王』には今何が起きているか理解できていないだろう。


「うん。お前の言う通りだよ。いろいろ言ったけどさ、私じゃお前を追い払うことはできても倒せない。でもね」


 私は笑ってやった。自分が強いと自惚れている憐れな敵のこれからに。


「《解除(リターン)》」


 私は《俯瞰閉鎖》を解いた。不思議な空間はすぐに元の原っぱに戻る。それから『不死王』から距離を取った。

 完全に再生を果たし、『不死王』は恨めし気に私を睨んだ。しかし、周囲の様子に気づき、すぐに臨戦態勢となった。


「増援か……。しかし、その女子もまた我を滅ぼせなかったぞ? 何をしようというのだ?」


 私たちは答えない。代わりに私は魔法で答えてあげた。


「《魔力解放(オーバーロード)》」


 しかしそれは『不死王』に向けたものではない。私の隣にいるカガリに向かたものだった。

 私に言葉の後にカガリが手にしていたいくつもの箱が光り、カガリの中に吸い込まれた。


「くっ……!? これは……」


 カガリは苦しそうに口を歪ませる。だけど私は止めない。そして次なる魔法を紡ぐ。


「《魔力爆発(オーバーヒート)》」


 これもカガリに向けた魔法だ。《解析眼》がカガリの魔力の爆発的増幅を感知した。


「頼んだよ」


 そう言って私は刀を構え、再び敵に突撃する。少しでも気を引くために。

 案の定、『不死王』は危険を悟り、魔法を放とうとしていた。


「させるか!」


 一気に接近し、斬り込む。その一撃のおかげで敵の攻撃は妨害できたが、それでも敵は動きをやめない。


「小癪な! 《束縛の光輪(ライトニングバインド)》!」


 以前戦った時にも使った魔法だ。どうやら拘束系の魔法みたい。触れると動けなくなるからとにかく当たらないようにしないと。


「まだまだぁ、《漆黒流星(ブラッディメテオ)》ォォ!」


 黒い星が大量に飛んでくる。光輪も合わさって避けづらい。《解析眼》をフルに使い、なんとか掻い潜っていく。どうしても避けられないものは黒い星を刀で破壊していく。

 ちらりとカガリの方を見る。うん、大丈夫みたいだ。向こうもカガリを警戒してはいるが、その注意はほとんど私に向けられている。


「ちょこまかと逃げおって……こうなれば……」


 『不死王』は動きを止め、詠唱を始めた。


「――『我は死ヲ統べる者。我は生を奪いし者。生死を操り、命を弄ぶ。故に我は輪廻を廻す。全ての生は我が手中に。全ての死は我が掌中に!』――」


 詠唱は止められない。私は距離を取り、構えた。いざとなれば《断裁(セパレイト)》で斬ればいい。もしくは……。

 一極集中。勝負は一瞬で決まる。

 そう戦いはすぐに決着が着いた。

次回初任務編終結。

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