ココア
勢いで書いてしまった。反省はしていない。
ある夏の日である。
じりじりと照りつける太陽を避けるように日影を見つけてはそこに隠れながら歩いている。
それにしても暑い。
ふと、コンビニの横にあるクリーニング店の前の自動販売機に目がいった。
ジュースでも買うか...
そう思うと俺は財布を取り出して自動販売機の前へといく。
財布には128円ある。買えるジュースと買えないジュースがあるな。
120円の品々を見てみる。
水 お茶 コーヒー ココア コーラ オロナミン ポカリ
何を買おうか...ココアにしようか。
俺は甘党ではないが無性にココアに惹かれる。
自動販売機に120円を入れココアのボタンを押す。
すると自動販売機が扉のように開いた。
「!?」
なにこれw
驚きを隠せない。思わず声に出た「なにこれw」
中から可憐な女の子が出てきたではないか。
ちょ、本当になにこれwww
「お買い上げいただきありがとうございます」
女の子はふわふわした喋り方でそう言った。
「え!?あ、はい」
「では、失礼します。」
「え、あ、ちょっ...!?」
俺はキスされた。そして液体が口の中を満たす。ココアの味がする。
冷たいココア味の液体が喉を潤す。
俺はただ呆然と立ち尽くしていた。
女の子は頬をあからめ微笑んでいた。