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78.リヴァイアサン

 まるで巨大なカップをさかさまにして海中から引き上げたような、ゴボっ、という、鈍く嫌な音がした。

 振り向いた和哉は、そこにカップではなく、とぐろを巻いた、桁外れに大きな生物が居るのを視認する。

 黒と深緑の鱗に覆われた生物は、エルウィンディア達と同様に、三角錐の美しい頭の上に黒色の、鹿に似た角を着けている。


 海竜であるためなのだろう、エル達空を飛ぶドラゴンとは違い、羽が随分と小さい。代わりに、顎の下の鰭が大きかった。

 腕はアシカやアザラシのように水を掻きやすいよう平たくなっている。足は、水中で見えないが、恐らく腕と同じような形態だろう。


「リヴァイア……サン?」


 声に出して確認した和哉に、濃紺の瞳を目一杯開いたエルウィンディアが、恐々、という様子で頷いた。


『そこの人間』リヴァイアサンが、ぞんざいに話し掛けて来た。


『剣を寄越せ』


 いきなりそれかいっ、と和哉は内心で突っ込んだ。


「なっ……、なんであんたに剣を渡さなきゃならねえんだよっ!?」


『理由などよい。とにかく、その魔法剣を寄越せ』


「……バッカじゃねえの?」


 話にならない。

 いくら相手が自分よりレベルの高い海竜(リヴァイアサン)だからといって、アマノハバキリは、「はい、どーぞ」と渡せる訳がない。


「カ……、カズヤ」


 和哉の側にぴったりくっついていたエルウィンディアが、和哉の篭手を掴んで揺さぶった。


「渡しちゃったほうが、いいんじゃ……」


「エル」和哉はむっとして騎乗竜を呼んだ。


「これくらいでビビッてんなら、契約解除するぞ」


「そっ……!!」むっとした表情で、ドラゴンの少女が言い返した。


「ビビってないわよっ。あいつの目が、完全にイっちゃってるから、ヤバいと思って……」

 エルウィンディアの指摘に、和哉は改めて海竜の目を見た。


 ——鱗の色は薄水から濃紺なのに、目だけが、異様に赤い。


 確かに、様子も、酔っているようなふらふらとしたところもあり、どうもおかしい。

 ジャララバに禁呪を掛けられたか?


 考えながら海竜を睨み付けていた和哉に向かい、突然、海竜が大きく口を開けた。

 本体のエルウィンディアと比べても、数倍の大きさはある。


 突然威嚇され、驚いて声を上げたエルウィンディアを振り返った時、宿屋の方向からジンとデュエル、コハルが、物凄い勢いで走って来た。


「ま……、待てって、海竜!!」


 デュエルは、息を切らしながらリヴァイアサンに呼び掛ける。

 それに続いて、ジンが、凛とした声でリヴァイアサンに問い掛けた。


「『七色のイルカ亭』の娘の、ロージィを知っている?」


 海竜は、赤い目でじっとジンを見据えたまま、答えない。

 ジンは海竜の目を見詰めたまま、続けた。


「ロージィさんは、このところ決まった時間になると港裏の岩場へ行っていたと。何をしに行くのか、親父さんは気になって、つい二、三日前、娘の後を付いていった。そうしたら、若い男性と会っていた。その男性は、先がいくつにも分かれた長い耳をした、青い髪の男だったと。

 ――水族の特徴の鰭に似た耳を持つのは、海竜も同じ」


『それが……、どうした』


「昨日の晩から、ロージィは宿へ戻ってねえ」と、デュエル。


「そして、昨日の深夜、トマスっつー中型の貨物船を持ってる爺さんが、大金を貰って船を出すように頼まれてる。出航時刻は不明だが、あんた、その前に、爺さんに船を出すように頼んだ連中に会ったな?」


「……ええと、それって?」和哉は二人の話を纏める。


「トマス爺さんに船を出す依頼をしたのは、例の奴らで、もしかしたら、宿屋の娘さんが捕まってるってことか?」


「そーいうこと。――おっと、宿屋の親父さんが来たぜ」


 栗色の毛の大半が頭皮からさようならをした、小太りの宿屋の親父は、目一杯の鬼の形相で岩場に立った。


「あっ、あんたがっ、うちの娘をたぶらかしたのかっ!! ロージィを何処へやったっ!? 話によっちゃあ容赦しねえぞっ!!」


 親父は、背中に背負っていた、調理場で一番大きいと思われる肉切り包丁を両手で持ち、構えた。

 親の愛は強い。よくも桁外れに強大なドラゴンに、武器ともいえない武器で立ち向かえるものだ。

 海竜は視点の定まらない赤い目をすっ、と細めると、静かに言った。


『ロージィのことは、関係ない。――私はただ、自分より強い(もの)が化身したその剣が欲しいだけだ』


 ウソが下手だなーと、和哉は内心で肩を竦めた。

 けれど、これもジャララバが用意した台詞なのか?

 そうだとしたら。

 ジャララバの奴、随分とベタな上にややこしい妨害方法を取って来やがったな、と和哉は半ば呆れた。

 同じ感想を持ったらしいデュエルが、つやの無い金髪をがしがしと掻いた。


「まあ、気持ちは分かるけどよ。あんた、恋人を連れてった連中が、カズヤの剣を渡したからって、まともに彼女を返す思ってんのか?」


『黙れっ!!』


 海竜(リヴァイアサン)が、いきなり炎のブレスを吐いた。

 デュエルは宿屋の親父を咄嗟に抱え、上の岩場の隙間へと跳躍する。


 ジンが神聖魔法の魔法防御で、側に居たクラリスとロバート、コハルを守った。

 和哉は、炎のブレスには耐性がある。両手を顔の前でクロスして、もろにドラゴン・ブレスを浴びた。

 己のブレスより強力な業火に、エルウィンディアは「きゃーっ」と悲鳴を上げ、頭を抱えて和哉の足下に踞ってしまった。

 後方で同じく「ぎゃー!!」という、宿屋の親父の、恐らく和哉の行動に対する驚きの悲鳴が聞こえたが、聞きたくないので無視した。


 和哉の行動に驚愕したのは、宿屋の親父だけではなかった。


『おまえ……!! ドラゴン・ブレスを浴びてなんとも無いのかっ!?』海竜が赤い瞳を見開く。


 その表情には、先ほどまでの狂気一辺倒ではなく、理性の切れ端がちらりと見えた。


「おかげさまで。何度もおんなじ攻撃に晒されてると、慣れてくるもんみたいだな」


『……人間の身で……。ドラゴンと互角に渡り合えると思うなっ』


 海竜(リヴァイアサン)は長い首を一度思い切り天へと向ける。

 素早く潜って高波を起こす積りだ、と気が付いた和哉は、手早く靴と手袋を外した。

《両生類の壁歩き》で、潜る前の海竜に飛び移ろうと隙を窺う。

 岩場の上に人影が見えた。カタリナと宣人が騒ぎを聞き付けやってきたのだ。

 

「降りてくんなっ!!」和哉はリーダー命令として叫んだ。


「わぁかってるわよさっ」カタリナが怒鳴り返してくる。


 宣人は、頷きながら矢を番えている。


「ちょっ……、宣人っ」


 下手に射掛けても、海竜の硬い鱗にはそう簡単に矢は刺さらないだろう。

 いや、その前に、このリヴァイアサンとは殺し合いをしたくない。


「射掛けんなっ」


「大丈夫だよ。僕はナマクラな射手だから」


 ナマクラどころか、手練れの射手は、海竜の頬の僅か右をわざと掠めて放ち、海竜の潜るタイミングを狂わせた。

 ほんの少し出来た隙に、和哉は《両生類の大ジャンプ》で海竜の首元に飛び付いた。


 驚いた海竜が、ネクタイよろしくくっついた和哉を振り落とそうと、勢いよく海に潜る。

 これも両生類の特性が生かされ、ちょっやそっとでは、和哉は落ちない。

 水中で、岩場すれすれに泳ぐ海竜に、和哉は言った。


「まず、話を聞けって!!」


『うるさいっ!! どうしても剣を渡さないなら、力ずくで獲るまでだっ』


 しょーがねえなあ、と、和哉は嘆息する。


「俺は、あんたと戦いたくない。戦ったって、なんの得もないし」


『なら、大人しく剣を渡せっ!!』


「それは、出来ないご相談」


『ふざけるなっ!!』


 海竜(リヴァイアサン)が海面から高く宙へジャンプした。

 和哉は、その勢いを利用して、一度海竜の身体から離れる。相手の鰭を蹴り、より高く跳躍すると、

再び水中へ没しようとする海竜の背に上手く着地した。


『なっ……!?』


「サルみたいなヤツじゃのう」いつの間にかジンの隣に並んで見物を決め込んでいたクラリスが、和哉に聞こえるような大声で言った。


「サルじゃねえって。――なあ、あんた、目ぇ覚ませよっ。ロージィさんを捕まえてる連中はまともじゃない。ここで奴らの言う通り、俺の剣を獲ったとしても、下手すりゃあんたもロージィさんも、どころか、テッセの港の連中みんなが危険な目に遭う可能性だってある」


 和哉は、深く潜り、また上昇して大ジャンプを繰り返し、どうにか自分を振り落とそうと頑張る海竜に、根気強く話しかけた。

 途中、何度か潜られるタイミングを読み切れず、水を飲んだ和哉だが、軽い治癒魔法ですぐに治した。


 海竜の背にひっついたまま、どうにか説得しようと努力する和哉の頬を、なにかが掠め飛んだ。

 不意を突かれ、和哉は海竜の背から転げ落ちる。


「カズヤっ!!」大声で名を呼んだのは、ジンの声だ。


 和哉は必死で、海竜から落ちないように手を伸ばす。どうにか再び首元に張り付けた。

 何かが飛んで来た方向に首を捻る。


「やべえっ!! あっちの岩場に……っ」


 ロバートが、和哉の仲間の居る反対側に、三人の灰色の外套の人間が立っているのを見掛けた。


「野郎っ!!」デュエルが、岩場に向かって突進を開始する。


 後に続くロバートを、クラリスが、「援護するぞい」と追い掛ける。


 三人のディビル教徒が、再び重力波を放とうと構えている。


「た——っ!! めんどっちいなもうっ」


 和哉は、海竜の首元にぶら下がったまま、岩場の状況を見ていた。

 と、海竜の鋭い爪先が、和哉の右腕を引っかけた。


「わうっ!! ……つっ!!」


 鋼鉄よりも硬い爪で腕を斬り裂かれ、和哉は激痛に顔を歪めた。見る間に傷口から溢れる血を、治癒魔法でどうにか止める。

 深く傷付けても己にくっついて離れない妙な技を持つ人間に業を煮やしたらしい海竜(リヴァイアサン)は、再び海へ潜ろうと巨体をうねらせた。


「お止め下さいっ 青海の主さまっ!!」


 叫んだのはコハルだった。


「カズヤさまは敵ではありませんっ!! 今は、『神器』の主となられておられるお方ですっ」


『……ならば、尚更許し難い。勝手に『神器』を私物にするなど』


「そうではありませんっ!!」コハルは、あらん限りの声で否定した。


「青海の主さまもご存知のはずです。『神器』アマノハバキリは、生きた剣。生きているゆえに、持ち手を選ぶと」


『『神器』は……、持ち手を選ぶ……?』


 海竜の怒気が、僅かに静まるのを、和哉は感じる。


「そうですっ」コハルが続けた。


「『聖剣』も、生きた剣。同じく持ち手を選びますっ。青海の主さまは、まさしく『聖剣』の主——」


『黙れ。下僕の分際でっ』


 青海の主、と呼ばれた海竜は、首に和哉をぶら下げたまま、コハルに向かって水の呪文を唱えた。

 渦巻く海水が小柄な忍者娘を捉まえようとした瞬間。

 宣人の金の矢が渦を貫いた。

 渦の中へ入り込んだ矢は、中で炸裂し、渦を四散させた。


「かっけぇ、宣人!!」


 ぶら下がったまま仲間に賛辞を贈る和哉に、海竜が唸る。


「青海の主さまっ!!」コハルが再び海竜に呼び掛ける。


「私たちをお信じ下さいっ!! 必ずや、主さまの大切な方は、取り戻してみせますっ」


『……もう、遅い』海竜は、苦い表情で言った。


『ロージィは、死んだ。奴らに捕われ、生きたまま死人人形にされ……。今は、私の中で、私を動かしている』


「なん……だって?」和哉は、耳を疑った。


 ガートルード卿やアルベルト卿も、ジャララバによって、恐らく生きたまま案デッド・ウォーリアーにされたのだと思う。

 だが、生きながらアンデッドにした人間をドラゴンと融合させ、それによってドラゴンを操ってしまうというのは……


「どんな術だよっ!?」


魅了(チャーム)の変形かもしれない」と、ジン。


「アンデッドにしたロージィを、海竜が《食べる》ように、魅了の呪文で予め海竜を縛っておいたのだと思う。カズヤは《たべ》た相手の力だけを使うけど、ジャララバは、逆に《たべ》られた相手が《たべ》たものを支配できるように呪文を操作した」


「そんな——!! 惨いことを!!」


 叫んだコハルに、海竜は一瞬、赤い目を和ませた。が、すぐに表情は狂気へと変わる。


『私は、ロージィの呪縛から抜け出せない。解呪の法はひとつ。『神器』の剣をジャララバとやらに渡すことだ』


「ちっ……!! ちくしょうっ!!」岩陰から、ロージィの父親が飛び出した。


「娘を返せっ!! あいつが……、ロージィがっ、おまえなんかに騙されなければ……っ!!」


『騙した積もりはない』海竜は、静かにロージィの父を見つめた。


『本当に、私は彼女を愛していた。500年生きて来て、初めて、愛しいと思った(ひと)だった』


 その気持ちを利用された、ということか。

 和哉は、愛する者同士の心さえ自分たちの道具にするジャララバに、心底腹が立った。


「本当に無いのかよっ? あんたと恋人が分離出来る術」


 訊いた和哉に、海竜は、『無い。おまえを殺して『神器』を奪う以外には』と平板な声で言う。


「——の御名において、我が身に月の力を貸し与えたまえ。……分離(セパレーション)


 ジンが、また和哉の聞いたことの無い神聖魔法を唱えた。

 魔法の発動と同時にジンの身体が銀の光に包まれる。月天使の神官戦士は目を閉じると、ブロンズの細い両腕を海竜の方へ突き出した。

 

 銀の光は渦を巻きながら、ジンの腕を滑り、まっすぐに海竜へと向かう。

 光は瞬く間に海竜に巻き付いた。


『うっ!! ぐっ……っ』光の鎖に捕われた海竜は、苦しげに身をくねらせる。


 海竜にくっついていた和哉は、銀の光の巻き添えで《両生類の壁歩き》の術が切れて、海へ落っこちた。


「うわっぷ。——おっ!!」


 和哉が見上げると、海竜の胸の辺りから少女がせり出して来ていた。光の鎖に搦め捕られ海竜から離れようとしている少女は、気を失っているらしく、俯いていて、灰茶の長い髪が顔を隠している。


「ロージィっ!!」父親の、『七色のイルカ亭』の主の、娘を呼ぶ悲痛な声が響いた。


 ジンの魔法により、ロージィの身体が後少しで海竜から離れようとした時。


 突き出た対岸の岩場の死人使い達が、一斉に呪文を唱えた。

 うち一人は、やっと到着したデュエルの戦斧の餌食となる。

 残り二人の唱えた呪文は、途中でロバートに斬られ途絶えたが、それでもジンの魔法を邪魔するのには十分だった。


「しまったっ!!」解呪が遅れたクラリスが、それでも間に合えとばかり、早口で術を飛ばす。


 が、瞬間遅く、ジンの神聖魔法は死人使い達の禁呪に断ち切られる。

 身体半分海竜から出ていたロージィが、いきなり顔を上げた。


 その顔は——年若い乙女の初々しさなど微塵も残っていない、頭骨と、それを直に覆う薄茶色の乾いた皮が張り付いているだけだ。

 目も、穴があるだけで瞳は無くなっている。

 

「なっ……、なんて姿に……」父親は、モンスターに成り果てた娘を見て、気力を失いその場に(くずお)れる。


 死人使いに操られたアンデッドの少女は、狂ったように金切り声を上げ、海竜の足下に浮いていた和哉に掴み掛かろうとした。

 和哉は、ロージィの獣じみた長く鋭い爪をどうにか避けながら、ジンに怒鳴った。


「さっきの魔法、もう一回出来ないかっ!?」


「無理。御使い様の大呪は、私でも日に一度しか唱えられない」


 宇宙空間管理システムコンピュータ、いや、コンピュータという代物なのかも分からないが、とにかく、管理装置に相当な負荷が掛かるのだろう。

 しかし、このままではロージィも海竜も苦しいだけだ。


「どうすりゃいいんだよっ」


 ロージィの攻撃を搔い潜り、なんとか岩場に這い上がった和哉は、背の剣を抜いた。

 と。

 いつもは鋼の色をしている刀身が、真竜(リアディウス)本体の、青い光を放っている。


「これって……」


 驚きながら刀身を見詰める和哉に、海竜が言った。


『斬ってくれ』


「——え?」和哉は、目を剣から海竜に移す。


『このままでは、ロージィは永遠に狂ったまま、私を引きずり回すだろう。彼女とは一緒にいたいが……、こんな姿の彼女は、見ていたくない』

PCが壊れて以来、ちょっと書けずにおりました。

毎度遅いのが、さらに遅くなり、申し訳ありません。

やっと、新しいPCに慣れてきました。ので、出来る限り書こうと思っております。

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