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似ている?似ていない!

双子の女の子がさがした双子の男の子は、実は年子の男の子だった。

第1話「年子と双子」

そこに、可愛い女の子がバタバタと、走って来た。見た目は1人は和風顔で、もう1人はお目目パッチリの洋風顔であった。

そして、和風顔の子の方が

「本当よ、本当に、この病院で双子の男の子を、見たんだから。」

と言い、それを聞いた洋風顔の子は

「あんた、本当なのかい?見間違いじゃないのかい?」

と言うのでした。実はこの2人の女の子は、二卵性双生児なのである。二卵性なので、似てないのであった。

ちなみに、この双子の女の子は、家の近くの笹が丘病院に来ていて、和風顔の子が、この病院で自分達と同じ位の、顔が似ている双子の男の子を、探しに来たのだ。

そうすると、向こうからバタバタと足音が、聞こえてきたと思ったら、そっくりな男の子2人が現れた。

和風顔の大人しそうな子が、

「ほら、私の言った通り、双子の男の子が、居たでしょ!」

と言い、勝ち気ぽい洋風顔の子も

「本当だ!あんたの言う事も、たまには当てになるね。」

と感心しながら、言うのでした。

それを聞いてた男の子の元気そうな方が

「違うよ!僕達、年子だよ。」

と言うのでした。勝ち気な双子の子は

「何?年子って何?」

と言い、すると、大人しそうな双子の子が、遠慮しながら、年子の元気な方に

「あの・・・年子って、何ですか?」

と聞くのでした。すると、年子の男の子達は

「えぇー、年子を知らないの!?」

と言い合うのでした。


すると、そこにソバージュヘアを1つに結わき、シルバーのブレスレットとピアスがじゃらじゃらの男の人が現れた。年子の男の子達は、その人を見るなり、       

「パパ、僕達、また双子に間違われたよ!」   

「この子達、年子を知らないだって!」    

と言うのでした。すると、双子を見て   

「うちの子を双子に間違えたのは、君達かな?」 

と言うので、大人しそうな双子の子が      

「すみません、この男の子達、本当に双子じゃないんですか?ところで、年子って何ですか?」  

と聞くのでした。すると、男の子達のパパは           

「年子ってのは、1つ違いの兄弟って事なんだよ。ちなみに、うちの子達は年子だよ。そういう、君達も年子かな?」   

と聞くのでした。だから、大人しそうな方の双子の子が         

「ごめんなさい、間違えて!実は私達、こう見えても双子なんです。」  

と言うのでした。すると、年子達が       

「似てねぇー!」    

「本当に双子?」    

と言うのでした。だから、勝ち気な方の双子の子が        

「うるさい!私達は二卵性だから、似てないのよ。世の中広いんだから、似てない双子ってのもいるのよ!」       

と反論するのでした。  

すると男の子達のパパが 

「だから、うちの子を双子と思って見に来たんだね。これからは、うちの子の友達として頼むよ。」           

と言うのでした。それを聞いた大人しそうな双子な子が         

「こちらこそ、よろしくお願いします。ところで、おじさんは何やっている人なんですか?」   

と素朴な疑問を投げ掛けるのでした。すると、年子の子達が  

「パパはここの院長だよ!」          

「まっ!この格好じゃ、分からないだろうけど!」           

と言うのでした。すると、院長先生が      

「君達、もう遅いから、帰った方が良いよ。」  

と言うので、双子の子達は           

「それじゃあ、さよなら。」          

と帰り出すのでした。そして、帰り道、勝ち気な方の子が        

「あの男の子達、年子だったね。でも、あれじゃ間違えても、無理ないよ。」          

と言い、それを聞いた大人しそうな子が     

「でも、あの男の子達と友達になったら、楽しそう!」         

と言うのでした。こうして、双子と年子の物語は始まったのでした。第2話「院長の部屋」  

その後、双子と年子はすぐに仲良くなった。そして、2日目にして、お互いの名前を知らない事に気付いた。まず双子の勝ち気な方を美緒といい、大人しい方を理沙というのでした。年子の元気な方を鐘といい、1つ下の大人しい方を鈴というのでした。ある日の夜、美緒ちゃんは理沙ちゃんに言いました。          

「あんた、鐘くんと鈴くんとどっちが好き?」  

すると理沙ちゃんはあわてて          

「どうして、そんな事。」           

と言い、すると美緒ちゃんは          

「はっきりいって、私は鐘くんが好きだから!」 

と言い、それを聞いた理沙ちゃんは       

「えぇ、私は鈴くんの方が。」         

と言い、美緒ちゃんは  

「あんたとライバルでなくって良かったよ!」  

と2人仲良く眠ったのでした。そして、ある日、美緒ちゃんは鐘くんに言いました。          

「鐘くんの家ってパパが院長先生だからリッチな家に住んでるでしょう。」           

それを聞いた鐘くんは  

「僕んちって、病院の1番上の階だよ。見に来る。」          

と言ったので4人で院長先生の住まいを見に行く事にしました。     すると向こうからメガネをかけた痩せ型のおばさんが、すると鐘くんと鈴くんが         

「ママ、これからおうちに友達を連れてっても良い?」         

とはしゃぎ、するとそのおばさんは       

「それじゃ、パパも入れて皆で行きましょう。」 

と内線でパパを呼び、6人でエレベーターに乗って住まいへと行きました。で、エレベーターが開くとそこは凄い世界が。  

ピンクのレースのカーテンに、ピンクのバラの刺繍のソファー、更に赤白ピンクのバラの造花たち、年子のママが得意げに 「どう素敵なお部屋でしょう。」        

と言うので困りました。理沙ちゃんが気をきかせて           

「ロマンティックなお部屋ですね。」      

と言い、おばさんはにっこりしました。そして、 「また遊びにいらっしゃいね。」        

と言うのでした。双子と年子の4人だけになると鐘くんが

「凄かったろ、僕んち。あれママの趣味なんだよね。パパもあれには参っているみたいだけどね。」           

すると美緒ちゃんは   

「あれはちっと凄すぎだよ。」         

と言うので、理沙ちゃんは           

「おばさんはロマンティックな方なのよ。」   

とホローしたのでした。そして、双子は帰り

「あの部屋はちっと。」 

「うん、そうだね。」  と話しをしたのでした。 

双子の女の子と年子の男の子は、年子のパパの院長先生の住まいに行く。

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