表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/28

5.Micropython for Pico2W

公開情報からの改造が若干あります

交換した pico2Wはクリーンな状態なので micropython を入れる


公式の github

https://github.com/clockworkpi/PicoCalc

の Bin/MicroPython から、picocalc 用ドライバを組み込んである micropython のファームをインストール。

https://github.com/zenodante/PicoCalc-micropython-driver


picocalcには2つのUSBコネクタが上下に並んでいる不思議な設計。

電源用の USB typeC と ラズパイ Pico 本体実装の microUSB コネクタ。

ファーム書き込みは、Pico本体の電源投入時に基板ボタンを押す必要があるので以下の手順にしてる。

・PicoのmicroUSB側にケーブルをつなぐ。 本体の USB-C には何もつながない。

・本体をひっくり返して、基板のボタンを押しながら、USBケーブルをPCにつなぐ。(これで Picoに電源が入る)

冷静に考えると、テスト用の複数のファームをあらかじめSDカードに書いておき、切り替えつつテストした方が時短になった気がするが、そのうちやろう。


micropython を動かす目標は「jpegデコーダを組み込んで連番画像を動画プレイヤー風に表示する」に設定。

それを前提に作業していったのだが。


ハマリ1

picocalcのキーボードがショボいのでプログラムを編集するのは厳しい。

従来の pico 同様に、PC上の開発ツール(Thonny)を使うことにした。

ただ電源が2系統あるので、ハングアップしたときの手間が面倒。

ファイル書き込みで頻繁にハングアップするのが厄介。


手順

・microUSBをPCから外し、picocalcの電源をOFFする。(完全電源OFF)

・picocalcの電源をONする。(システム全体が起動)

・microUSBをPCにつなぎ、Thonnyを起動して認識させる


より確実な手順

・microUSBをPCから外し、picocalcの電源をOFFする。

・microUSBをPCにつなぎ、Thonnyを起動して認識させる(Picoだけが動作)

・picocalcの電源をONする(LCD, SDなどが動作)

・Thonny の Stop/Restart ボタンで認識させる。(最初の起動時は LCD ドライバなどがエラーで起動してないのでRestart必要)



ハマリ2

LCDドライバは画面モードにRGB565を選択できるが、初回に選択しないとならない。(framebufferが確保できないし、そもそも Pico2 じゃないとメモリ不足)

画面モードは boot.py で設定してるがファイルシステム上見当たらない。

ファームウェアに内蔵してるので、micropythonをソースからビルドしてboot.py を普通にROMFSに置いて boot.py を書き換えた



ハマリ3

RGB565モードにするとターミナル画面の文字が崩れる

ドライバのソースを見ながら悩んだ結果、ドライバを改造する必要があると判明。



ハマリ4

環境依存かもしれないが、書いてある cmake を使うビルド手順ではうまく行かなかった。

親ディレクトリに以下の micropython.cmake を作成して、 make した

include(${CMAKE_CURRENT_LIST_DIR}/picocalcdisplay/micropython.cmake)

include(${CMAKE_CURRENT_LIST_DIR}/vtterminal/micropython.cmake)


make USER_C_MODULES="$HOME/PicoCalc-micropython-driver/micropython.cmake" BOARD=RPI_PICO2_W


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ