1.Picocalcとは何か
まずはこの小説(?)で扱うアイテムの説明
Raspberry Pi Pico
ラズベリーパイ財団の開発したマイコンチップ(RP2040)を搭載したマイコン基板のこと
スペックは ROM 2Mbyte, RAM 264Kbyte と貧弱
でも1000円しないので電子工作によく使われる WiFiが使える Pico W は+500円ぐらい
マイコンチップ(RP2040)自体が安いので各社から類似品や互換品が大量に売られている。
通称ラズパイPico
CPUの性能やROM/RAM容量がアップした次世代のマイコン(RP2350)を使った Pico2 もある
なおラズパイとだけ言った場合は、同財団が出している Raspberry Pi 4とか5とかの普通のPC並みの性能があるマイコンボードを意味する場合が多い
Raspberry Pi Zero というボードもあるが、これは Raspberry Pi 3 をベースにしたボード
紛らわしい
Picocalc
Clockworkという会社が出している昔のポケコンみたいな外観のキット(会社名 Clockwork, ブランド名 ClockworkPi)
320x320のLCDにキーボードがついて、市販のリチウム充電池(18650)を使える
ラズパイ Pico 用のソケットがあって付属の Pico を使用できる
ピン互換で高速で WiFiを使える Pico2Wに差し替えるのが流行
似た形の類似品として uConcole があるがこれはラズパイ4をベースにしてるので普通に linux が使える