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異世界攻略無課金勢  作者: 3two−
第一章《気づくことの大切さ》
3/18

ヒロインは美少女

「どうしたんだい?お嬢さん☆」


自分史上最高にイケてるセリフだ


「あ…探しものをしてるの、家の猫なの」


「なーんだ、簡単じゃないか☆」


てっきり、なになにが盗賊に盗まれたの、助けて!みたいな感じだと思ってたが


「まだ能力が覚醒してないからか?簡単すぎでは?いや、探している途中に、襲われるんだ、きっと。そこで俺は、シュパパパと倒しちゃうのか!ハッハッハッハ!!」


「何を言ってるの…?」


「いいや!なんでもないさ!」


俺は期待に胸を膨らませながら、猫探しに手を付ける

少女曰く、猫の特徴は全身が白く青い目を持った猫らしい

猫の名前はサナと言うらしい




もう小一時間程だっただろうか


「おーい、サナちゃんやーい、出ておいでー!」


「サナちゃーん、どこいったのー?」


二人で呼んでみるが一向に出て来る気配はない


「二手に別れて探してみようか」


「うん、分かった」


少女は出店のたくさんある、人通りの多い方へ。俺は人通りの少ない、路地へ向かった


「でてこぉーぃ…はぁ…全然見つからないじゃないか!最初のイベントがこんなんじゃ面白くないよ!もっと難しいイベントでスキルが覚醒するもんだろ!しかも一体!魔法はあるのかここは?ただ特殊な動物がいる、平和な動物園じゃないか!?ホントにどこにいるん――いた」


「ミャ〜オ」


暗闇の中にポツンと座っている光る青い目、サナだった



――だがもう一つ、いやもう一人ポツンと座る人間


「うんうん、なにそれー!ちょーカワイイ!」


猫に喋りかけるへんな女子


ちょー短いスカートに、ちょーカワイイうすだいだい色のカーディガンにちょーイケてるリボン、ちょー聞いたことある口調、肌は黒くはなく、カーディガンを少し白くした肌色、さながらそれは前世のそう平成の“ギャル”ってやーつーじゃーねぇー


「ギャギャギャギャギャギャギャギャギャルだ!」


前世の俺は陰キャ、しかも前世の死に際にあんな出来事に出会ったのにギャルとか、運が悪い


「え、なにー、お前ギャルて名前なのー?」


「ちちちちげぇー!お前だよお前!」


「え!?あたし?私ギャルって名前じゃないよー、私の名前は…ガル!」


名前を叫びながら勢いよく立ち上がり、右手の人差し指指を口元にさすようにし、片足を外側にあげ、決めポーズを取る、金髪に左の髪結んだポニーテールがひらりと舞う、笑顔が輝き、黒く艶のある瞳が揺れる、なんとも美しい姿だった。

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