転生のご経験はありますか?
「よいしょ」
俺たちは何度も往復し、カプセルの中に入っていた人たちを運んでいた
俺は少しは動けるようになり、申し訳ないが、カプセル内の人を引きずりながら運んだ
――そして現在は
「脳の損傷は多少あるようですが、このくらいならすぐに起きますよ」
メガネで白衣を着た爽やか笑顔の持ち主、この男性が、ソウキョウ街の名医
ダバーさんだ
この人は何千人もの患者を診ていて、その患者を全員治したという、凄腕の医者だ
「よかったぁ」
「よかったよー!」
俺とガルはこの人たちをダバーさんに診てもらい、今結果を聞いたところだ。
結果はこの通り、無事らしい
「ですが…レントさん、あなたも治療が必要です、顔の怪我が酷く、大量の出血をしています。」
「いやー、俺は…」
「私は、見たいのです!怪我人を見ていると落ち着かないのです!治したい治したい治し。たい!」
「あ、あぁ…」
名医だが、それ故少しおかしい人なのだろうか
「ですが…お金はないですしー、保健証も家においてきてしまいました…とある事情で取りに行けないのですがー…」
「保険証?なんですかそれ?私は、どんな人でも受けられるように!安い、早い、安心安全です、なので心配無用!」
「俺は安くても払えない、マジの無一文だ」
「それはー、私が払うよー!」
「いや、流石に…」
「これからアタシの家に泊まるんだしー!血だらけで入ってもらうのは困るー!しかも料理とかも作るんだしー、こんな出費タダよ!ダダー!」
「ガルに助けてもらってばっかだな…」
「これからアタシの役に立ってもらえればー、オールオッケー!」
ガルが親指と人差し指で、丸を作り、顔の前に置く
ガルが困っていたなら、俺が役に立とう、そう決意した
「ダバーさん、お願いします」
「では、こちらの部屋へ」
俺は別室へ手招きされた
その後は、色々な検査をした。
骨折がしていないか、レントゲンを撮り、心拍の確認、傷の手当、糸を縫ったりなど。痛かった。
「検査終わりました」
俺は両手、上半身全体に包帯を巻き、頬の怪我を処置されている
「おつー」
ガルはずっと待合い室の椅子に座って待ってくれていたようだ
「待ってなくてよかったのに」
「心配なんだしー!待っててあげたんだから感謝でしょーがー!」
「あぁ、ありがとな」
「そ、それはどうもー」
少し顔を赤らめながら俯く
「だけど、待ってなんて言ってないしー!」
「あー!素直に受け取った私が馬鹿だったー!」
「楽しそうですね」
爽やかに微笑むダバーさん
――だが
「レントさん、あなたの血液に異常が診られました」
「え?」
ダバーさんは俺に近づき、その口元を俺の耳へ近づけ、こう囁く
「あなた――転生のご経験はありますか?」
「――ッ!」
面白いと思ったら!
下の☆☆☆☆☆から評価!ブックマークお願いします!




