表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Give and take 留学編  season2   作者: 月岡 愛
4/31

医療制度

イギリスには【テロ保険制度】というものがある。EU連合の加盟国が加入しておりテロリストの被害にあったときに保険会社が保障してくれるというものである。また、イギリスは【英テロ保障制度】というものもあり、私みたいにテロの被害に遭った人には国が被害者に保障してくれるというありがたい制度もある。


私にはNHS(日本でいう国民健康保険制度)にも入っており、これはアメリカからイギリスに来るときシャロンのお母さんが手続きをしてくれていた。6カ月以上、イギリスに滞在するときに必要な学生ビザも必要なので用意してくれていた。


また、ルミエラ大学、秋田国際大学からも海外保険の適用となり、このイギリスで入院してる間はほぼ、保険で賄えることになりそうだ。 


これだけの被害に遭い、身体も動かすことが出来ず、入院生活も長引きそうだからとんでもない治療費や入院費が襲ってくるのでは?と思っていたけど、イギリスがこんなにも手厚い保険制度があるなんて想像もしなかった。



看護師さんが私のベットに来て、


(愛?大学から先生たちが来たわよ。)


(へ? 先生?)


(ルミエラ大学の先生よ。あと日本からも来るのよね?)


(はい・・そうなんですけど・・)


(愛はまだ若いから回復もはやいわよ。大丈夫。笑 )


(あ、あの、看護師さん、なんていう人?)


(? なんていう人? 私の名前かしら? 笑  私はこれ。)


胸元にあるIDカードを見せた。


(Mia・・・ミア?)


(そう。笑 ミアよ。素敵な名前でしょ? 愛の専属看護師。ウフフ・・)


(専属? 私にずっとついていてくれる?・・の?)


(そうよ。だから安心して。私がちゃんとしてあげるから。)


(わぁ・・嬉しい。 ところで食事はいつ?)


(大学の先生とか面会が終わり、それからだから・・まだ少しあるかな?)


(はぁ・・・お腹すいた・・)


(もう、そこまで話せれば半分は回復したもおなじよ。愛の身体は頑丈だから。フフフ)



このイギリスに来て、ミアが記念すべきお友達第一号となった。ちょっとお姉さん的な感じだけど私よりかは年が少し上のようだ。 ミアのように女性に看護されるのは本当に安心だ。 それにしても首から下が動かないなんてマジで辛い。




(愛・・大丈夫だった? )


ルミエラ大学の先生と秋田国際大学の現地職員の人が病室に訪れた・・・


事の詳細を詳しく伝えた。この先、どれだけ入院し、リハビリもして、それに一番大事なことがオックスフォード大学の入学審査もある。それをどうするのかも決めなければならない。



(明後日にでも、シャロンとお母さん、それにエリカも来るから。それに日本からお祖母ちゃんと外務省と大使館の方たちもこちらに向かってるし、一緒に来るからね。聞き取りなどもあるからちょっとしんどいだろうけど、なんとか頑張って。)


(あの・・ほんとにお祖母ちゃんも来るんですか?)


(当たり前じゃない。保護者に連絡しなくてどうするの?日本でも大きなニュースになっていて日本人の被害者は、アイ・ツキオカって名前まで出てるんだから。)


(え?私、そんなに有名になったんですか?)


(有名じゃないわよ。ばか。 笑)



こうして先生たちと話してると気持ちも和らいでくるもんだ。 しかし気がかりなことがある。それは私の隣に座っていたお姉さんだ。救助はされたはずだけどその後の経過が全く分からない。


(私の隣の座席にいたお姉さんはどうなったか分かりますか?)


(まだ、細かいことは先生たちも分からないし情報が入ってこないのよ。これから病院側とも話があるからそのときに聞いてみるわ。 今は自分のことを心配してなきゃだめよ。)


(先生、入学審査とかはどうなるんでしょう?)


(延期になるのは確実だから、退院して完全に1人で歩けるまで回復してそれからになるかもね。)


この調子だとどれくらいの間、入院するんだろうか・・・あとでミアに聞くしかない。






 














評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ