機内で。
あれ? なんだか見たような景色・・・
アメリカに帰国する機内の中から見えるその景色はどこか懐かしいく感じた。思い出そうとしても分からない。
どこで見たんだろう・・・・
そうだ!日本からアメリカに向かうときに見たあの景色だ。真っ赤な夕陽。そのダイナミックな景色はこれから私に試練を与えてくれる・・・そしてその試練を乗り越えて成長して日本に帰ってくるんだ・・と。
あれから約2年経ったんだ・・・
アメリカに帰国し、ルミエラ大学も最後の時を迎える。そして日本に帰国して秋田へ戻り、秋田国際大学で残りの大学生活を過ごすんだ。 秋田ではセギョン、ティファニーが待ってくれている。
あっという間の2年・・・ いろいろな出来事があった。
そんな出来事もつい最近のことのように思える。 それにルミエラ大学で、エリカとの留学生活も終わりを迎える。
早く、日本に帰国したいと思う反面、このままアメリカに住み続けたいという気持ちもある。しかし私には日本に帰ってやらなければならないことがある。それは祖母との生活だ。
私をここまで育ててくれた祖母を一人にしておくことは絶対に出来ない。祖母がいてくれたからこそ私は高校へ行き、大学も入学して海外まで行けたのだ。
秋田国際大学を無事に卒業して就職もして、一回りも二回りも大きく成長した姿を見せて安心させたい。 そんな私の姿を祖母が見たらどんなに喜んでくれるだろう。
私を守ってくれ、助けてくれた祖母を今度は私が守って助けてあげなければならないのだ。
おばあちゃん・・・私が守ってあげる。守ってあげるよ。
2年前に見た赤い夕陽が、また私を勇気づけてくれている。




