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Give and take 留学編  season2   作者: 月岡 愛
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ミアとのリハビリ

イギリスに帰国して私たちを待っていたのはチュートリアルのときに面談した教授、それにルミエラ大学、秋田国際大学の先生たち。 早速、香港での状況を聞かれた。


(現地からは色々と報告は受けている。だけどまず3人からどのような活動をしていたか正直にいいなさい。)


香港での医療行為は隠すつもりはない。正直に伝えようと思う。これで強制退学処分になっても私はいい。でもソンファは大学の生徒だ。まだ在籍期間はかなりある。それにクララは大学の生徒ではなくあくまでもカフェの店員だ。この後は大学でも働けなくなるかもしれない。


私の医療行為がこの2人の今後を揺らいでしまっている。でも、嘘を言ったところで何も解決はしない。現地での私たち3人の出来事を正直に伝えた。



教授も腕を組みながら目を閉じて何か考えている。 


ところが意外な返事が返ってきた。


(今回の香港での行動は決して許される行為ではない。しかし、一人の命を救ったということに関しては大いに評価をすべきだとは思う。だが、一つ間違えば取り返しのつかないことになっていたということだけはきちんと考えなさい。 それに現地での活動はあまりにも危険だということも踏まえ今後は香港でのデモ活動は禁止することとする。)



私たち3人は厳重注意ということで始末書もなく、ソンファも私も大学の生徒として通常通りに復帰、クララもカフェの店員のまま大学でバイトすることが出来た。



ルミエラ大学と秋田国際大学の先生もニューヨークからオックスフォードまで来て後処理をさせてしまい本当に恐縮だ。


(愛? もうこの辺りで大人しくしてなさい。でないとほんとに退学になるわよ。いい?)


ルミエラ大学の先生からも苦汁を言われた。


(月岡さん、あともう少しで日本にも帰国できるからほんとに静かにね・・・)


秋田国際大学の先生にも心配をかけてしまった。



この後、私は、半年間の留学生活に没頭し、リハビリもミアの介助とともに順調に進み、ようやく車イスから解放され歩くことが出来るようになってきた。


まだ、ミアの介助が必要だがあと少しで以前のように歩けると思うとリハビリも大学の講義も今まで以上に力を入れるようになった。



(愛、すごいじゃん!こんなに回復して歩けるようになって。)


(だって、ミアが側にいてくれるから。笑)


(愛~♡ )


こうしてミアとじゃれていると、ティファニーやエリカ、セギョンのことを思い出してしまう。



(あ、そうそう。このまえ、愛を訪ねてきた女の子がいたの。)


(え? どんな子だった?)


(愛と同じ、日本の子じゃないかしら? 日本語訛りの英語だったから。)



(それで、ミアは何と?)



(うん、今、オックスフォード大学の生徒で退院はしてるって言ったら、そのまま帰ったけど・・・帽子とメガネをしていたし、顔まではハッキリと分からないな・・・)



間違いなく(真行寺 瞳)はこのイギリスにいる。 でも、なんで・・・










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