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Give and take 留学編  season2   作者: 月岡 愛
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護送車

私とソンファ、お店のおばさん、デモ隊の人たちは、警察と機動隊に護送車へと連れて行かれた。


手術をした刑事さんは到着した救急車で病院に搬送された。


ほんとに私の手術で大丈夫だろうか・・・


もし、何かあったらどんな責任があるんだろう・・


護送車の中で色々、考えてしまう。 しかし、私たちはこの後、どうなるのかわからない。


逮捕され刑務所にでも入れられたら私のイギリス留学生活は終わりを迎えるかもしれない。


大学にも間違いなく、このことは伝わるだろうしそうとなれば退学どころではなくなる。


このデモ活動でどれだけの人が護送されてるのか、中には逮捕者も出ているはずだ。


色々と不安が過ぎる。


護送車が到着した場所は、警察署ではなくどこか会場みたいな所だった。


今のところ手錠らしきものは手にかけらてないから逮捕はされてないようだ。 この会場に入るとデモ隊の人たちが溢れるようにたくさんいた。


刑事さんらしき人が私の車イスを抱えて護送車から下ろしてくれた。


(私、重いでしょ?)


(大丈夫。全然、軽い。笑)


あれ? 日本語、話せるの?


(ありがとう。話しが通じた。笑)


(少しの時間だけ、この会場にデモ隊を保護してるだけだから、今日の騒動が退くまでここにいるといい。)


どうやら、暴動が大きくなるとケガ人や刑事さんのように銃弾を受けることもあるので警察のデモ隊への配慮のようだ。


しかし、この人の多さ、会場でここまで多いのだから街中はパニック状態になってるはずだ。


(ソンファ、オックスフォードに帰れるかな?)


(帰れるって。だって収まるまでここにいるだけでしょ?大丈夫だよ。)


お店の人たちも一緒だし、他のデモ隊の人たちも意外にゆっくりとしてスマホなどで映像を見たりしている。 ま、休憩ってことでいいか!


それにしても何か食べたい。さっきおばさんが賄いを作ってくれたのに。 護送車め! 食べ物の怨みは怖いぜ!


(この中で、車イスで日本の女の子いますか?)


女の刑事さんらしき人が私を探しに訪れた。車イスで日本人の女っていったら私しかいない。


(はい、私ですけど・・・)







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