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Give and take 留学編  season2   作者: 月岡 愛
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学生寮へ。

入院先から大学までは訪問診療などで利用する障害者も乗車できる車両で送迎をしてくれた。でもずっとこのままではいけない。 たとえ車イスでも大学の指定した学生宿舎から通わなければならないのだ。いつまでもミアや他の看護師の人たちに甘えてはダメだ。


大学に着き、看護師に介助されながら車から降りた。 ここからは私一人で大学に入らなければならない。構内に入りセキリュティーチェックを受け車イスを動かした。


体力的にはさほど問題はない。でもまだ足と腰にまだダメージがあり背中にも少し影響がある。でもこうして一人で車イスを操作し体を動かしていると日に日に良くなっていくようで嬉しい。 



オックスフォード大学には世界から様々な人が学びに来ている。ここで学び卒業をするとどんな職業に就くのだろう・・・

 

イギリスの首相や著名人の人たちもオックスフォード大学卒だし日本からもアメリカからもハイクラスの人たちが学びに来ている。 その人たちに私も一員として参加し講義を受けるのだ。 日本にいたときには全く考えてもいなかったが、シャロンとの出会いでイギリスに来て私は自分の人生が大きく変わるような気がしてならない。


当たり前だが講義はすべて英語。それもかなりレベルが高くてそれなりに会話が出来るようになった私でもちょっとしんどい。 それにイギリス英語だからアメリカ英語とはニュアンスも違う部分が多い。 


そんなことを、あれこれ考えながら一日があっという間に終わる。 



オックスフォード大学には38のカレッジがあり、カレッジ内に学生寮が存在してる。その学生寮には一般の人でも宿泊できる旅行プランがあり結構、人気がある。


私が驚いたのはその中にある食堂だ。中世のヨーロッパにタイムスリップしたと思わせるその創り。ほんとに昔のヨーロッパ、映画にでも出てくる景色なのだ。 このオックスフォードの生徒たちは毎日、ここで食事をしてるかと思うと夢を見ているようで自分の存在すら疑ってしまう。


この食堂で毎朝、朝食が食べれると思うととても贅沢な気分だ。 私は病院から通うことをやめてこの敷地内にある学生寮から通うことに決めた。


大学側も介助があったほうがいいのではないか、といっていたが私の強い要望で学生寮に入ることになった。 ルミエラ大学、秋田国際大学の職員の人にも相談し学生寮への入寮手続きをしてもらった。


入院先では退院手続きをし、ミアとお世話になった先生や看護師の人にも入寮の旨を伝えた。 日本人留学生もいるようだけど、私が見る限りまだみかけていない。 日本からの留学生もいれば何かと心強いし、話も出来るからちょっと安心だ。


わずかな期間だけどイギリスでの生活を楽しんでみたい。





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