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31.謎の痛みに謎の人物


師匠との稽古を終え汗を拭い。リラたちのお茶に参加をしているとサファイアが合流した。サファイアはルビーに報告をしていたと言っていた。ちゃんと気絶をした理由は何とか誤魔化せたから大丈夫だ、と言っていたが多分ルビーのことだからバレていると思う。

師匠はサファイアが来たことでまた剣の稽古をしようとしていたが流石にリラが止めた。恋仲になり結婚をすれば、なんだかんだで、いい夫婦になりそうである。


「やぁ、僕も来てしまったよ」


何だか疲れたようにルビーがやってきた。


「ルイ、どうしたのですか?」


「え?」


「疲れた顔をしています。何かありましたか?」


ルイはびっくりした顔をして、また笑顔を作った。この頃は、こんな感じが増えている。彼はいつからか、笑顔を作るようになってしまった。以前は自然の笑顔だったのに疲れているのかもしれない。


「私たちの前では、そう作らなくても良いですよ。何かあったのですね」


「あぁ俺もこの頃そう思っていた」


「うん。リーアやサファイアには敵わないね。…少しね、悩み事をしていたんだ」


「悩み事ですか…もし良ければ私が力になれることであればお力添えしますわ」


「俺も手伝えることや相談にのるぞ」


サファイアと見合わせて、ニコッと笑うとルビーは作った笑顔ではなく、いつもの笑顔で笑った。


「2人とも、ありがとう。気持ちだけで十分だよ。でも本当にきつくなったら相談するかも」


「あぁ、相談してくれれば[なんとか]する。」

「えぇ!是非とも、頼ってくださいね!私には[なんとかなる]精神がありますから」


サファイアと[なんとか]なる。という所が被ってしまった。それを聞いたルビーは目を丸くし少し笑った。


「ふふふ、2人そろってなんとかなる精神だね、頼もしいな」

その後、「2人そろって」と言いルビーの笑いツボに入ったらしく、ずっと笑っていた。するとそれを見ていたサファイアが「ルビーは、こんなに笑うのか」と言っていたので、よくその光景を見る私はびっくりした。


「はー面白かった。あ!リーア。彼女が、やっと目を覚ましたよ」


「本当ですか!?良かったです!!!」

アリフィアが目を覚ました。良かったわ。このまま目を覚まさなかったら罪悪感が凄いことになったわ。はぁ本当に良かったわ。私と同じく安心している人物を見ると案の定ホッとした様子だった。


「良かったーいや〜本当に良かったです」


「…ロキだったんだね」


あ、今のでバレた。ルビーの言った言葉でサファイアが眉が困り眉になりロキは顔が、さっきみたいに真っ青になった。


「女性に手をあげるのは良いことでは、ないから以後、気をつけた方がいいよ」


そ、それルビーはブーメランですよ!前世のルビーに言ってあげて欲しいわ…。私、1回だけルビーに何故か平手打ちをされたのよね…あれは痛かった。あぁ頬がヒリヒリしてきた。その次はなかったわね、殺られたけど。

ルビーは、そのまま紳士なルビーでいて欲しいわ。


「そうね、ロキ。アリフィアさんに謝りに行きましょう。私も着いていくから」


「お嬢様〜心強いです」


「ただし、貴方が殴られても私は何も言えないからね」


「分かりました。心の準備しておきます」


「では、私たちは謝りに行ってきますわ」


「俺も行こう。俺もその現場にいたからな」


「いえ、サファイア様は大丈夫ですわ。ロキが悪いのですから」


「サファイア様もいらっしゃるなんて俺は本当に心強いです!」


「「殴られても何も言えない(からね)がな」」

また被ってしまったが、ロキが調子に乗って「また被りましたね」と笑いながら言う。本当に反省しているのかしら、この男は。ため息を吐き、サファイアとロキと私でアリフィアの元に謝罪をしに行った。ルビーが「あの2人は仲がいいね」と笑っていたのは誰のことを、言っていたのか私には、よく分からなかった。



アリフィアの扉に歩いていたが不安が襲ってきた。眠っていた彼女は意識がなく話すことも出来なかったから傍にいれたが…起きている彼女の近くに私は寄れるのだろうか?私と同じで、また一緒の転生者だったら、また私は殺されてしまうのではないか。不安が押し乗せる。


「ダリア、大丈夫か?顔が青いぞ」


「え?」


「ここで待っておくか?」


サファイアが心配そうに聞いてくる。ロキも「ここで待っていてください」と言っている。

いや、私は今はロキの主人だ。従者の失態は主人も謝罪をしなければいけない。ここで引き下がってはいけない。逆にいいかも知れない。また私と同じ転生者であれば…それを回避するように計画を立てればいい。違ったら違ったでそれは良かったで終わり。よし!ダリア行きます!


「いえ!大丈夫ですわ。行きましょう」


扉をノックしたら部屋から「はーい」と可愛らしい声が聞こえた。


「アリフィアさん、少しよろしいかしら?」


「はい!どうぞ」との声を聞き私たちは部屋に入った。

…そこには前世に何度も見た。長くて綺麗な金髪。水色の目をした美しいヒロイン…まぁ頬のガーゼは痛そうだが、アリフィアは笑顔で迎えてくれた。


「アリフィアさん…お加減はいかが?」


「はい、大丈夫です。助けてくださってありがとうございます…その私が言うのもなんですが、申し訳ないので、そのどうぞ座ってください」


「いえ、謝罪は立って致しませんと。アリフィアさん、貴女は気絶をしました。私の従者が貴女にその気絶をさせてしまったの。謝罪を致しますわ…ごめんなさい」


「本当に申し訳ありません」


「え?でも私を殴った方はご令嬢でした。男の方ではありませんよ」


「お嬢様の様子がおかしく先回りをしてみたら貴女方が揉めていらしたのでお嬢様はここに来ると予測を立て女装をし紛れていました。

貴女を気絶をさせた理由はこれ以上、お嬢様の負担を作ってほしくなかったからです。貴女の発言でロゼッタ嬢は逆上をしていました。なので気絶をさせた方が手っ取り早いと思い…本当に手荒な真似をしてしまい申し訳ありません。」

そんなことを思ってくれているなんて…主人思いの従者だったのね。


「私からも心からの謝罪を致します。申し訳ございません」


「そういう事だったんですね。私も考えず話しているところがありましたので、ごめんなさい。これでおあいこですね」


うふふっと笑いながらアリフィアは許してくれた。あれ?前回の転生者じゃないわ。雰囲気も全然違う。


「アリフィアは、いい人なんだな」


「え?サファイア様、今頃ですか?」


アリフィアは可愛く首を傾げる。ヒロインは強いわ…とても可愛いもの…。


「あぁ、よく分からなかったからな」


「これからは分かりましたね」


ふふっと笑う雰囲気の中で私はあまり喜べずにいた。なんだろう。胸がスギスギ痛いむわ。あれかしら…?緊張が解けたからかしら?


「それでは私たちは失礼しますね」


「ありがとうございます。また会いましょうね、ダリア様」


「え、えぇそうね。また」


パタンと扉を閉める。ホッとしたように私とロキは息を吐く。


「うわぁぁあ〜良かった、許してくれましたね」


「良かったわね、叩かれなくて」


「いや〜優しい方でしたね」


「あぁ、いい人で良かったな」


「そうですわね。本当にいい人で良かったですわ…」

そう本当に前世とは違って、いい人だった。正しくヒロインという感じの子であった。

あぁ、まだ胸が痛いわ…。私、病気なのかしら?


「アリフィアはいい人と分かったが。ダリア…君は素敵な人だと思っているぞ」


急に言われた。サファイアを見ると耳を赤くしている。いや、貴方…そう言うこと言う人だったのにびっくりしたわ。


「突然どうしたのです。サファイア様」


「あぁ、そう思ったから言ったんだ」


それに元気がないように見えたからとサファイアは言った。元気づけで言ってくれたのか。なんだかんだ優しい方だ。

「ふふっありがとうございます。とても嬉しいですわ」


「それは良かった」


「な〜んかいい感じですね。いいのか分かりませんけど」とロキが言っていたから、後で私が叩こうと思った。



*☼*―――――*☼*―――――



「お嬢様、そろそろお休みになってはいかがでしょう」


アルナが言った。


「ごめんなさい。もう少しだけ」


「いや、お嬢様、今日も日記を書くなんて熱心ですね」


「ロキ、貴方は後で説教です。覚えときなさい」


「明日!俺、提出しないといけない課題があったんだ!おやすみなさい!お嬢様」

光の速さで出ていく。アルナはため息をついている。


「アルナ、もう遅いからいいわ。貴女もゆっくり休んで」


「分かりました。ではゆっくり休みませて頂きます」

失礼しますと部屋を出ていったアルナを見送り私は今日の出来事の日記を書く。これは元々の習慣だから書かないと落ち着かないのだ。日記を書き終え私はベットに潜った。


「そう言えば痛くないわね…なんだったのかしら?」


きっと色々ありすぎて疲れたのだわ。明日からは、またゆっくりできるかしら。瞼が重く視界が暗くなっていく。


…今日の夢はどんなのかしら?



⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰



本を読んでいたらバルコニーの方に人影が見えた。なんでここに人が…。奇襲なのか僕は剣をとって身構えた。


『まぁまぁ、そんな身構えなさんなって』


「君は誰だ。姿を見せろ」


『それは許していただきたい。じゃないと話せないからね』


「要件は何だ?」


『話が早くて助かる、流石はルビー様だ。オレの要件は一つだけ君が、これからどうするかだ』


「?僕のこれから?」


『そう、君の[これから]のこと。そうだね〜君の婚約者の事とかね。どう考えているんだい?』


「何故、君に教えなきゃいけない。知らない者に教えるわけが無い」


『申し訳ないが、なるべく姿は見せたくないんでね。教えてくれれば有難いんだがなぁ』


僕は走ってバルコニーの方に向かうと、そこには誰もいなかった。僕がいた部屋の方から『クククッこれからも君たちを影で見守っているから、またね』と言って謎の人物はいなくなっていった。なんだか知っているような気がしたが、あと少しで分かりそうだったのに突然、頭痛がして分からなくなった。


読んでくださってありがとうございます!

❁ブックマーク登録❁評価❁誤字報告❁ありがとうございます.*・゜(*º∀º*).゜・*.

これからも皆様に楽しんでもらえる物語を書けるよう努力をしたいと思います。よろしくお願いします。


謎の人物さん登場ですΣ(゜Д゜)

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