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19歳

19歳になって、私は玲ちゃんが言ってた「コドモの限界」を迎えた。

でも私はまだコドモで居たかったから、ネバーランドを探すことに決めた。

ピーターパンの住む魔法の国ネバーランド、かの国では一生コドモのままで暮らせるらしい。素晴らしい、今の私にドンピシャリ。

という訳で作戦決行を親に伝えたのが72時間前、「何を言っているのかわからない」「この子はおかしくなったのか」なんて一悶着の末に「もうお前もオトナなんだぞ」って、親が私の地雷を踏んだのか70時間前。

「夢子が夢見て何が悪い」

こう言い放って私は家を飛び出した。勢いで口走った台詞にしては、なかなかセンスあるんじゃないと、72時間前の頭に血が登って噴火寸前だった私は自画自賛してたんだけど、冷静になった今考えてみると只の下らないシャレだった。恥ずかしい。

結局はケンカ別れになってしまった訳だが、最低限の説明責任は果たした筈。目指す所も目的もちゃんと宣言した。

私は今、「ネバーランド」へ向かっている。


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