曇り~ナイト
しばらく更新をしてませんでした(汗)
もし、覚えている方でもいらしゃったら、見てください。
今回は曇りです
1月3日 夕方9時半ごろ 天気は曇り
これはある出来事が終わってから書いているのだが・・・なんともいえない出来事だった。
今でも書いているペンが震えている。
あのまばゆい光・・・目の前で人が待ったく別の人に代わるなんて、いったいあの人間の体の中で何が起きているのだろうか?
若干恐怖も感じている。
BY KATEXI
A研究所の真っ白な部屋にて
これはいったい・・・どういう?
真っ白の部屋から聞こえていた雨の音が少しずつ小さくなっていくにつれサリーの体に変化が起きていた
「あららら・・・早速お出まし?雨の音をもう少し聞いていたかったのに」
サリーはふてくされた態度をわざとらしくとり、身を乗り出していった
「最後に忠告。まぁまた会うでしょうけど、私という人間のことには首をつ込まないほうがいいわよ。」
「え?なんでだい?」
微笑むと、ウィンクをして
「忠告はしたからね」
そしてしっかりとたつと、目の前が一瞬ものすごい光に包まれた
「うわっ!」
まぶしくて目を開けたらつぶれてしまいそうだった
「なんだこれは?」
目をつぶりながらもカティは必死に『何か』を見ようとしていた
「俺はいったい何を・・・あれは?もしかして?」
まばゆい光の中で目にしたのは、穢れのないまさに純白の糸に包まれた繭。その中でちいさな紅いものが動いていた
「繭?なぜ繭が?それにあの紅いもの・・・あれは絶対に!」
考えているうちに俺の意識はとび、その場に倒れこんでしまった
数十分後
ーなんだ頭が痛い・・・俺は気を失っちまったのか?
頭のずきずきとした痛さで目が覚めた俺の頭には氷が乗っていた
がしゃ
ー冷たいな・・・誰か乗せてくれたのか?
頭に乗った氷を抑えながらいつも座っているイスの横にある古びたシーツのベットから身を起こした
「ふぅーいったいなぁしかし」
身を起こしてみるとさらに頭痛が増した、なんだこの痛みは?
「気がついたのかしら?フラム・O・カティ。」
頭痛でなんだかわからない頭に冷静な声が響いた
「このトゲがある声・・・まさか」
氷を当てたままゆっくりとできれば違いますようにと願いを書けながら声のする方向へ首を向けた
そこに座っていたのは、怖いほどそろった顔立ちと、常に伸びている背筋、白雪姫みたいな白い肌に黒い髪に赤い唇・・・そして
「勤務中に倒れないで、作業が遅くなるわ。あと3分したらそこの古びたイスに座りなさい」
トゲのある性格・・・
ここの所長の補佐、次の所長候補である『クセル・E・バラン』名前にもあるようにまさにバラのような人だ
「バラン補佐、なぜここに?」
その質問にバラン補佐は鋭い目線で答えた
「あなたが勤務中に倒れたと連絡が入ったから、その事情を聞こうと思ったのよ。私がきちゃ悪いかしら?何か隠し事でも?」
何もそこまで言わなくても・・・
苦笑いで古びたいすに座りなおした
「それで、なぜ倒れたのかしら?」
俺はその言葉の通りその理由を捜した、あれは確か・・・
「そうです!サリーが雨が上がると同時に光りだしまして、その中で目を開けると、純白に染まった繭と、紅い・・・」
俺は紅いものを思い出そうとした、気を失う前までにはあの正体がわかっていたのに・・・なぜかぼやけて思い出せない
「紅いなんです?」
「あのですね・・・紅い・・・」
思い出そうと必死だったが、思い出そうとすればするほど、わからなくなる
「紅い・・・」
なんだか思い出すのがめんどくさくなってくるほど考えたが・・・無理だった
「紅い・・・何かです」
そう答えた
「紅い何か?それは何なの?」
「思い出そうとするんですが、どうもぼやけてしまって・・・思い出し次第すぐ報告します!」
バラン補佐に敬礼をした
「そう、だったら続けて観察お願いね」
バラン補佐は何かメモを取っていたようだが、話を聞き終わると、苦笑いしているカティを置いてA研究所を足音を響かせながら出て行った
「どうも苦手だな、あういう女は」
ふとマジックミラーから真っ白な部屋を見るとそこには誰もいなかった
「なんだって?!首になっちまう!」
あわてて真っ白な部屋に入ると
「うるさいなぁ、ちゃんとここにいるよ」
耳をふさぎながら眠そうにしている
一人の男がいた
ー今度は男!?
あっけにとられているカティを差し置き男は眠そうにしながら
「俺の名前は『スイード・U・ナイト』曇りの俺だ」
そう言い放った。
「曇りの俺・・・ってことは、サリーと入れ替わったのか!」
俺はあわてて黒い窓枠から空を見た。
宣言どおり曇りだ。
「お前か?サリーのお気に入りの坊やって」
壁に寄りかかったまま、ナイトはさかむけをいじって、時々痛そうに手を振っている。
「坊や!?俺は坊やじゃないぞ!」
俺は顔を少し赤らめて声を荒げた
「うるさいーうるさいー。耳に響くよ。俺が坊やっていったわけじゃないんだから」
「あぁ・・・ごめん」
「・・・」
どうやらナイトはうるさいのが嫌いらしく俺が声を荒げるととてもいやな顔をした。
「それで、俺を観察するんだろう。隣の汚い部屋に戻ったらどうだ?氷が床に落ちてるぞ」
そういうとナイトは真っ白いベットにねっころがった
「いや、その前に君に質問が・・・」
あわてて俺は引き止めたがときすでに遅く、真っ白いベットから肌色の手が『あっちいけ』と合図していた
「・・・」
よく考えてみると、ナイトは韓国人みたいだ。憎たらしいほどの美少年だ。
そんなことを考えていたら真っ白い枕を投げられた
「うわっ!」
「早く行けよ。カティさんー」
そういわれたが、俺もこのままひきがったら男じゃない!
「いくつか質問する!君は誰だ?」
俺はその場で仁王立ちをして身構えている俺にないとはあきらめてしゃべり始めた。
こんな話しでした
温かい目お願いします。
読んでくださりありがとうございました!