ブラック・スターズ、レイドの光を求めて
時は遡る。
フェリシア、タケル、結月、桜華、凛香の五人は「ゴブリンの森」から町へ戻り、次なるダンジョン攻略の準備を進めていた。
正式に「ブラック・スターズ」と名乗った彼女たちは、ランク4までのダンジョンを次々と制覇。
息の合った連携で、着実に成果を積み上げていった。
どんな困難が立ちはだかろうとも、後退はしない。
「ランク5のダンジョンに挑戦しているのは、今は二組だけ。しかも、まだ誰もクリアできていない」
フェリシアは落ち着いた声で告げた。
ランク5――その領域では、多くの冒険者が消息を絶つ。
それでも、彼女は進むべき道があると信じていた。
「ブラック・スターズとして、ランク5に潜るわ」
フェリシアの名はすでに国中に広がり、加入を望む者が後を絶たなかった。
だが、その多くは力不足だった。
彼女は迷いなく言う。
「クリアは、パーティー単位じゃ無理。ギルドを創設して――レイド戦を仕掛ける」
タケルが眉をひそめ、口を開く。
「実力派パーティーに呼びかけるっす」
結月が首を横に振った。
「レイドはただの協力じゃない。信頼がなきゃ成り立たないよ」
桜華は腕を組み、苦笑を漏らす。
「どれだけの人員と資源が必要か……考えるだけで頭が痛いわね」
凛香は静かに目を閉じ、息を整えた。
「リーダーが覚悟を決めたなら、私はどこまでもついていく」
フェリシアは仲間たちを見渡し、ゆるぎない瞳で言い放つ。
「あいつらと話をつける。条件が整えば――ギルドを立ち上げて、ランク5だ」
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