世界を変える鍵――ディメンション・アークの秘密
――――シルヴァーナの視点。
放課後。
私はロウィンと一緒に、ルミナに呼び出された。
「二人には、詳しい話をしておくわね」
その言葉に、思わず息を呑む。
「フェリシアは、能力開発系RPGをプレイしていたの。そのゲームを通じて、この世界に来ていたのよ。あなたたちの未来の娘として」
私の瞳が大きく揺れた。
「あのゲームは、過去に影響を与え、未来を変える手段だったんですね……」
ルミナはゆっくり頷いた。
「フェリシアは元の世界に転生した後、時空魔法が使えるようになった……分かる?」
沈黙するロウィンを横目に、慎重に答えた。
「……この時代には存在しない技術。つまり未来の世界で生まれた魔法理論……ですね」
ルミナが微笑む。
「アイテムを送り込んだ存在……想像はつくはずよ」
自然と表情が引き締まった。
「……理解しています」
ルミナは私たちをじっと見据えた。
「本音で話して欲しい」
深く息をつき、一瞬だけ目を閉じる。
「……この世界の未来に関わる問題ですね」
「運命を受け入れることが大事よ」
その言葉の意味が、まだ完全には飲み込めない。
「私たちが未来を変える力を持つということ……ですね?」
時間が長く止まったかのように感じられた。
「ディメンション・アークでダンジョン攻略ですか?」
戸惑うロウィンの声を聞きながら、心の中で覚悟を固める。
「あそこには、世界を変える力が眠っている」
「多くの危険が潜んでいるはず。クリアして、得られるものは?」
ルミナの表情がわずかに曇る。
少し間を置いて、答えが返ってきた。
「未来に関する鍵が隠されている」
ロウィンが決意を込めて言った。
「ならば、行くしかないですね」
私は拳をぎゅっと握りしめる。
「どんな危険が待っていようとも、その運命を乗り越えてみせます」
ルミナは真剣な表情で促す。
「仲間を集めて準備を整え、すぐに出発しなさい」
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