ヒーローズ・カレッジ、新たなる出会い
――――ロウィンの視点。
唯奈が照れくさそうに笑った。
「ありがとうございました!」
シャリオンは手を振り、眩い光の中へと消えていく。
「またな!」
その余韻の中、空を見上げた。アルテミスも淡い青白い光に包まれ、遠くへ消えていった。
俺はそっと唯奈の肩に視線をやる。
「楽しみながら進めば、きっといい結果が待ってるよ」
その言葉に、唯奈の表情がぱっと明るくなる。
「かっこいい!」
思わず苦笑が漏れそうになった。
「小さな一歩でも、踏み出すことが大事なんだ」
――そして、俺たちは「ヒーローズ・カレッジ」の教室に足を踏み入れた。室内は期待と好奇心で満ち、誰もがこれから出会う仲間との顔合わせに胸を躍らせている。
その空気の中で、ひときわ異彩を放つ人物が現れた。ピンク色の髪が光に反射し、尋常ではないオーラを放っている。
「初めまして、皆さん」
声は静かだが、力強く、全員の視線を釘付けにする。
「私はルミナ。よろしくお願いします」
少し間を置き、彼女はさらに付け加える。
「星神と魔人のハーフです。星属性と魔属性を極めています」
その言葉を聞き、俺の背筋が自然と伸びる。
だが、その瞬間、声が割り込み、教室の空気は一変した。
「シルヴァーナさん、今、自宅が襲撃されています!」
俺は反射的にシルヴァーナを見た。彼女は言葉を飲み込み、素早く立ち上がる。
「早退します」
机を越え、教室を飛び出すシルヴァーナの背を、俺は迷わず追った。
彼女の瞳は決して揺らがず、燃えるように強い意志で俺を射抜いていた。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!




