表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

24/110

伝説の三勇者が見守る中、俺のバトルリーグが始まる!

 ――――ロウィンの視点。


 ソウルヴァース学園は、俺たち訓練生に勇者としての資質を叩き込む、世界有数の教育機関だ。

 学園内にはさまざまな試練と競技が設けられ、その中で最も注目を浴びるのが、年に一度のバトルリーグ。


 これは、ただの試合じゃない。トーナメント形式の実戦試合で、生徒の力量を直接評価し、学園内での序列を決める重要なイベントだ。

 勝者の評価は急上昇し、将来の進路も大きく開かれる。しかし、敗北すれば、それまで築き上げた地位が一瞬で崩れ去ることもある。


 今年のリーグには、特別な意味があった。

 学園創立者であり、伝説的な三人の勇者が視察に訪れるというのだ。


 学園内で飛び交う噂によると、彼らは有力な生徒を自分の仲間として迎え入れるつもりだという。


「三勇者が直々に来るなんて、本気すぎる……」

「自分が選ばれることはあり得ないけど、ちょっとは期待しちゃうよな……」


 競技場を見ながら、教室や廊下のあちこちで、生徒たちがひそひそと話している。

 みんな、内心ではそのチャンスを狙ってる。でも、それが甘い話じゃないこともわかっている。


 俺も、その一人だ。

 異世界での戦いを思い出し、気を引き締めながら準備を進める。

 手にしたトーナメント表をじっと見つめると、胸の奥にじりじりとした熱さが広がる。

 あの戦いの記憶が、今も俺を突き動かしている。――あの日、命がけで戦った仲間たちとの絆、そして何度も死線を越えたあの感覚がよみがえる。


 今日という日は、俺にとって特別な意味を持つ。

 これを乗り越えた先に、何が待っているのか。それはまだ見えない。

 でも、今しかないということだけは、はっきりと感じていた。


「今日は絶対に負けられない」


 その言葉は、決意というより確信に近かった。

 シルヴァーナとの約束、異世界で共に戦った仲間たち。

 すべてが今の俺を支えている。


 広場に掲げられた巨大バナーが目に入る。

 金色の文字が、俺を挑発するかのように光り輝いていた──


「バトルリーグ開催中 特別視察:三勇者」


 その光景を見上げて、俺は大きく息を吸う。


 舞台は整った。

 競技場には、すでに多くの参加者たちが集まっていて、黙々と装備を確認している。

 その表情には、言葉にできない緊張と焦りがにじんでいた。


「ここで証明しなきゃ、何も変わらない」


 そして、ついに――


 合図が鳴り響く。

 バトルリーグ、ついに開戦だ。

 最後までお読みいただき、ありがとうございました!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ