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13 学園

もともと豊かな緑に恵まれた土地ではあったためあまりに重い税率を課さない限り人々は豊かに過ごせる日々が確立しつつあった。

コンコン「失礼しますヴィヴィアンお嬢様。お客様がおいでです。」

マリアンが執務室に私を呼びに来た。

「今行くわ。」

週に一度は領民のみんなと会話を交わし交流をしているため人が田恒てくることは大変珍しかった。


客間につくとそこには見たことのない身なりのしっかりとした男性がたっていた。服装からして私の母国の人ではなさそうだった。

「お会いできてうれしです、ミスヴィヴィアン。初めまして私の名はドレーク。この国のセントラルカントリースクールで教師をやっている。」

丁寧なお辞儀の後にsマートに手を差し出してきた。

「初めまして、わたくしトニット領地を治めるヴィヴィアンと申します。」

握手には応じたがとても怖かった。

「怖がらせるつもりはないよ。ただとある噂を聞いてね、12歳の少女が一年ほどで領地を修繕したってことをね。」

表情には一切出さないように気を使ったのに心を読まれた。

「心が読めるのかって?それはもちろん読めるさ。君も少しやればできるはずだよ。」

気味が悪かった。

「今日はどんなご用件でお越しですか?」

「気が早いね、、さっそく本題に入ろうか。今日はきみを私の学校に誘いに来たんだ。もうすぐ13歳になるんだろう?」男はゆっくりと紅茶をすすった。

「はい、もうすぐ13になります。」

「私の学校は13になる貴族の子息、淑女そして能力のある者たちを新入生として迎え入れているんだ。」うれしそうに紅茶の匂いを嗅ぐ姿はまるで鳥かごを眺める貴族そのものだった。

「残念ですが私は貴族でもなければ、能力があるわけでもございません。」

何よりそんなところに通ってしまえばこの領地が回らなくなってしまう。

「心配は必要ないよ。君はかなりの魔力量を感じるおそらくこの国でも将来かなり上位になれるだろう。しかしこれほどの力があってなぜ心が読めない?なぜ魔法で領地を整備しない?」

図星をつかれた。ここの領地に来てからカイネルさんとは全く会っていない。魔法を教えてくれる人はおらず、領地のことで忙しくしていたため魔法とは無縁の生活を送っていたのだ。

「私の学校では、きみの能力が最大限に生きるコツを教えよう。まだ君は子供なんだ、友人を作り、しっかり大勢の仲間から学び、よりよい領主になるためにっぜひうちにおいで。」

負けた気がした。私が悩んでいることをすべて当てられてしまったのだ。言いたいことをすべて言い切ったドレーク先生は足早にソファーから立ち上がり帰り支度を始めた。



夜、湯あみをしているときに神を洗ってくれていたマリアンが口を開いた。

「スクールへ行かれるか迷っているのですか、」

浴槽にマリアンのこえがこだまする。

「ええ。そうなの。特に最後に言っていたことが気がかりで、、。」

ドレーク先生はこの屋敷を去る時私に

「私の学校に来れば六年間は君の安全を保障しよう。」

と言って馬車に乗り込んでいった。これは確実に私の出自がばれているような気がする。

「お嬢様、わたくしもあのドレークとやらが言っていたことには賛成です、他国のしかも有名な王立スクールに通えばお嬢様にもう手出しはできません。いかれてはいかがでしょうか、わたくしにここのことはお任せください。」

少し意外だった。マリアンはいつもことあるごとに私に降りかかる変化を嫌ったから。

「そうね、レオンに会いたいわ。」

ここしばらく顔を合わせていないレオンにとてつもなく会いたくなった。わたしがここの領地に来てから何通か手紙を送ったが返信はいつもカイネルさんからでいつも館を留守にしていて帰ってこないと言う内容の手紙が届いてばっかりだった。

久しぶりに会いたいわね。手首にある赤い宝石がちらりと光った



学園偏が始まりそうです?

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