おいしい料理の秘密
美味しい料理を食べた
料理が人を幸せにすることを知った
自分も料理で人を幸せにしたいと思った
料理を作って食べて貰った
美味しいと言ってくれた人もいたが、幸せそうではなかった
食べた人を幸せにしたいと思った
自分の感性を生かし創意工夫して料理を作ってみた
それでも、食べた人は幸せそうではなかった
知識や技術が足りないんだと思った
勉強して料理を作ってみた
やっぱり、食べた人は幸せそうではなかった
情熱や信念が足りないんだと思った
紹介をしながら、料理を出してみた
しかし、食べた人は幸せそうではなかった
忍耐力や根性が足りないんだと思った
心が折れそうになりながら、努力して料理を作り続けた
そして、食べて貰えなくなった……
何をしたらよいか分からなくなった……
残された自分の料理を食べてみた
癖が強すぎることが分かった
押し付けが凄いことが分かった
全身の力が抜けた
何が食べたいか訊いた
求められたものを素直に作った
すると、食べた人は幸せそうだった
小説も書いてますので、宜しければそちらもどうぞ~