底辺のプライド
引っ越し前に投稿しておこうかなと思ったものを投げ出しておきます。
どうぞー。
いちばん人気の作品でもようやっと200ポイントの私は、そりゃもうひどい底辺なろう作家です。人気が出る要素をぶん投げたり読者を実験台に使ったり、果ては「好きなメーカーのココアが終売になった」とかいうどうでもいい内容を近況の活動報告にする電波野郎。そりゃもう、「こいつに構ったら何が起きるか分からない」みたいな感じにもなるでしょう。リアルでもこんなんです、心配しないで……やっぱりしてください。
なんか「評価を金で買う」という話題が出ていたんですよね。(書いた現在2019/05/09)これについてちょっとだけ思うところがあってですね……いわゆる「相互評価クラスタ」のお誘いが来たことがあるんですよね。断りました。リアルでもこういう不正は嫌うタイプなんですが、そういうのとはまた毛色が違う理由でして。
まあ、昔から「駄サイクル」なるものの存在を聞いてはいたんですよ。仲間内で褒め合ったりしてるうちに、内にこもるわレベルは下がるわお話にならないし、「こいつはこう言ってるけど?」といちおうの高評価はもらってるとか言い出す始末。それってつまり、グループからはじき出されたくなくてSNSから目が離せないのとおんなじですよね。つまらないとは言い出せなくなるだけで、面白いわけじゃないし、リーダーが力を失ったら終わり。あほくさいです、正直。
ひとりめ。
お誘いの文章からして改行がクッソ多くて読みにくかったですし、文を書き慣れていない感じ。あとその方が紹介した自作も、思いっきりのパクリタイトル……読む気が失せるのに数瞬あればじゅうぶんですね(読もうとしたときにはその方はなろうから消えてました。退会またはBANだと思います)。
ふたりめ。
カクヨムの方でヤンデレ妹ものを書いてたみたいですが、毎日のように殺す気で襲いかかってくるのを「ヤンデレ」と表現するんでしょうかね? 「言動がヤバくなるくらい大好きでしょうがない」という意味だと思ってたんですけど……あと、そんな理不尽な作風にもかかわらず奇妙なくらい高評価の嵐。やってますね、これは――と思わざるを得ませんでした。
私はクソめんどくさいうえ怠惰な人間なので、そう簡単には動きません。ブクマしてもポイント入れてないとかブラウザのログからたどって読むだけ、途切れたら放置で消滅なんてこともやります。続きが読みたい、この作者さんにサインなんてもらいたいぜと思ったことはないです、残念なことに。
何が言いたいかと言いますと「数字だけで粋がっても空しくね?」とか「そのレベルで勝ったつもりか?」みたいなことでしょうか。
高校生が「やっべ、テスト75点だった……」と言ったのに対して、小学生が「おれ100点だったー! 負けてやんのー!」と笑ったとして、ですよ。それで素直に負けを認めようという人はいないものだと思います。そもそもの基準が違いますもんね。もちろん「数字だけで評価する」なら小学生のほうが25点も上なので勝っていますが。それで勝ったつもりか、というのは要するにこういうことです。
日本語怪しいうえに編集が仕事してない誤字そのまんまのモノを読まされて「日刊ランキング一位取った!」とか地獄なんですよね……。日本語ちゃんとしようと日々精進したりレイアウトに気を遣ったり誤字は再三チェックする私とは大違いなわけで――いや、私が勝っているなんて口が裂けても言いませんけど。
ちょっと話を変えますね。
作家志望になったのは「世界を塗り替える」という狂気じみた思いゆえのこと。なので読者は文字通り読んでくれる人じゃないと意味がないんですね。ポイントという数字ではなく、人間がどの程度の影響を受けたのかが大事。究極としてクラスタを用いるのもありかもしれませんが……。
要約すると「好きなことだけやって評価も得たい」――なんとも自分勝手ですよねぇ。無理やんけ! と思うんですが、もうひとつ加えましょう。「評価が得られなくても、やりたいこと自体は諦めない」、ということになるとちょっと違うんじゃないかなと。私はラノベを読んで「これ面白い!」と思ってパクリを書き始めたのが始まり。最近は自分の世界もわりかしできてきて、ようやっとパクリを脱しようともがいているところです。
どういう要素が受けるか受けないか実験してみたり、いま人気の作品を漁ったりもしましたが……うん、言えることはひとつ。他人を当てにしたって、自分の好きな作品は自分にしか書けないんだというクソわがままな言い訳ですかね。情熱が消えるとエタってしまうのがアレですが。
「見たけりゃ自分で書け、さもなくば諦めろ」というのが現状です。言葉をしゃべらず人間が入ってない現地生物の物語は誰も書いてない(私が書いてる)みたいだし、ゲームの人外も骸骨ばっかし。コケの人は大好きなんですがちょっと違う……いや、暇さえあれば読むくらいには大好きですけど。モンスターの動きが書けない人多すぎませんか? あんなの簡単じゃん……いま動いてるとこにフォーカス当てればいいんじゃんかよぅ。
私はカスだと自分で思っています。まあいろいろと事情があってそう思いこむことになりましたし、その背景自体は放っておいても、なろう底辺とかなかなかひどいものなので否定しがたいものがあります。しかしそれでも、いちおう好きなものとか変えたくない主張があります。そこんとこがプライドってやつで「モンスターが好き」とか「人外主人公だとついあらすじに目を走らせてしまうッッ」といったものは、変えたくない方針でしょうか。
そいつを放っておくのが私の精神安定方法です。わざわざ「ねえなぁ……クソデカため息ィ!」とか「書籍化したい」とか思っていません――いやむしろ、アレを本にして売り出すなんて狂気の沙汰は止めると思います。誰もやりたがらないのでとても嬉しく思っています。底辺だと言われたところでどういうダメージになるんだという話で。
身近な人が「夢がある」と言い出したけど行動しないので、ついつい「そう思ってんならやれ、さもなくばやめろ」とキレました。なろうに投稿している人ってどういう気持ちなのか、というのは千差万別なところなのでしょうが「有名になりたい」とか「本を出したい」というのにここを選ぶほど愚かなこともないと思います。ふつうに小説を投稿する場所、それ以外に利用方法はないんじゃないかなと。
筆の速さと読者への異様な媚びが必要な作家ならぬ「作機」は、人間の目指すべきものではないと思います。正直なところ見ていて気持ちが悪いというか、利益が出ているのかだとか。ひたすら気持ち良くするだけの文章塊……大昔に「幇間」=「ひたっすらお客様を持ち上げてイイ気分にさせ続けるおしゃべり野郎」が職業として存在したのもそりゃそうだろうなぁと伺えてしまう、そんな――なんと表現すればいいのか、快楽の液体。甘味料の配合をいじっただけのジュースしか入ってない自販機って見る意味ある? と言われて「ある!」と力説できたら病気だと思います、私は。
自分の好き勝手にやりたい――どうぞご勝手に。誰も止める人はいないでしょう。でも、それで人気が欲しいというのは欲張りなお願いです。媚びや突き抜けた要素が必要ですし、誰かが欲しがっていると聞いてもマニアの意見だったりしますし。天性の才能とか誰にもありません、断言できます――いや、私の身近に一人いたけれど、彼は才能を伸ばさないまま捨てました。マジかと思いましたが、興味がなかったみたいですね。恨めしい。
結論としては「そのままでいいや」とどうして思えないのかなぁ、って話ですね。自分が読みたいものを書けばいいんじゃないでしょうか? 人気が欲しいとか売れっ子になりたいと思ったら、人間性をキレイさっぱり捨てないと無理も無理。私の場合は「執筆速度足りない」「非人間的な性格」「暗黒大好き」というヤベーイ三重苦。おっそい上に楽しそうに人間を食ったりするから「受けない」というより「世間一般の価値観とは絶対的に合わない」というほうが正しそうです。
私の場合は頭がおかしいだけですが、こういう「世間一般と合わない」ところをなんとかして埋めようとするのに自分を使うのって間違いじゃあないと思うんですよね。底辺ならではの、だからこそのプライドがあっていいのでは? と。
評価がもらえると嬉しいですし、感想がつくとつい過剰反応してしまいそうになります。底辺だからね、しょうがないね。ただまあ、感想が来ない日常には慣れてますし「ポイント付かねーなぁ(笑)」なんて笑い飛ばせるくらいにはメンタルも鍛えてます。
だってほら「お前ら弱点狙いの意味分かってんのか?」って言って目ん玉ぶち抜いたり……「追い詰められると新しい力に覚醒する!」って言って主人公を数週間連続レンチンしたり……。「強化イベントはキツくないとアカンやろ?」って言ってメイン武器ロストさせてみたり、「大事な人を守るための力、そうだな……超速再生にしようかな?」とか言って安易に腕足首飛ばして全身骨折+五体粉みじんコンボやりたくなったり。いいよね、好きだし。
これで人気出るわけない……出たら真っ先に洗脳、もしくは精神汚染を疑います。好きな人もいるようなので、需要が合致したらにこにこ笑顔ですが。笑顔はそうだけど、ある種の困った気配を宿していそうですね。私は自分の持っている「悪」についての信条を持っていますし、その発散方法も知っています。だから病んでいてもある程度までは幸せだと言えます。
私の言う「プライド」というものも、そういうほんのちょっとしたものです。
自分を知って何があるのか、ないのかを知れば、わずかなものであっても先に進む手がかりになると思います。私は「私の好きなものは一般的にはグロと見なされてるから、人気が欲しいなら抑えなくちゃならない」ということを理解しています。逆に「書き込み量の調節はかなり得意だ」ということも知っています。
人気が出る出ないというのもそうですが、自分と周り=社会がどう乖離しているのか、どう近似しているのかってことを分かれば「自分なりのもの」を持てるんじゃないかなと、そう思った次第でした。
プライドってほどのものでもありませんが、「こいついいエサになりそう」なんて思われたいわけじゃないんですよね。底辺はそうだけど、それはそれとしてやりたいことはあるし、頂点になりたいっていう妄執を持つわけでもない。
あんまり共感していただけることはないと思いますが、少しでも心の助けになれば幸いです。