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ChronuKrisークロノクリスー 神威の戦士と少女皇帝  作者: T-M.ホマレ
本編 カタフィギオ帝国〜皇帝暗殺編〜
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第7話 LOSERS-1

「ーー神現技装、撃ち穿つ治嵐の雷拳(ポリュデウケス・デッドリー)


気配を絶ち、そのまま獲物に向かって雷速の拳打を放つ。

その衝撃は放電を伴って獲物の急所を射抜き、その放電はやがて全身に広がっていく。

この一発の拳打によって、獲物ーーオレの数倍のデカさはある大猪は絶命し、その全ての肉をこんがりと焼かれていた。


「クロノスよ。随分と、"気配絶ち"の扱いに慣れて来たようだな」

「ーー師匠」


オレの背後に姿を現したーーというより、恐らくは元々気配を絶ちながらオレの側にいて、今気配を現した、というのが正解だろうがーー小柄な老人は、オレがこの広い山の中でさまよっている間に出会った、気配遮断と武の達人だ。名前は知らない。オレも興味はないし、本人も名乗ろうとはしなかった。オレにその技術を教えてくれるというので、ただなんとなく師匠と呼んでいる。


「だがまだまだよ。仕留める前に気配が漏れておる。明鏡止水の境地には程遠いわ。よいか、心を無にせよ。精神を波紋ひとつない水面のように研ぎ澄まし、自然と一体になるのだ」

「そう簡単に行けば苦労はしない。が、努力はする」

()い。ーーでは、死合うか」


師匠の気配が掻き消える。同時に、オレの視覚も師匠の姿を捉えられなくなる。

その日の食糧となる獲物を狩ったあと、「死合い」と称してスパルタ式の戦闘訓練が始まるのは、オレが師匠に弟子入りしてから毎日の恒例となっていた。


「神現技装ーー射殺す毒蛇の牙(ヘラクレス・ヘルファング)


自身を中心に、周囲を取り囲むように猛毒の魔弾の弾幕を張る。それは、かすっただけで命を奪う猛毒の壁。師匠は強い。これは文字通り"死合い"ーーこちらも殺す気で行かねば、殺されるのはオレの方だ。


「児戯に過ぎぬわ。"神の力"も持ち腐れよ」


師匠の声が聞こえる。しかし、その発生源は分からない。オレは、弾幕を解除すると咄嗟に剣を上に向けて振り上げる。果たして、その振り上げた剣は、『真上』から襲い来ていた斬撃を受け止める結果となった。


「直感で受けたか。そのセンスは認めよう。だが、そうは続かん」


直後、背中に鋭い痛みが走る。背後に展開しておいた魔力障壁を突破して、背中を斬られたようだ。傷は浅い。そんなことより、次の手を打つことを考える。


「神現技装ーー冥界破る大地の斧(ガイアオブタルタロス)


右手に巨大な斧を顕現し、そのまま地面に叩きつけると、周囲数メートルに渡って超弩級の衝撃波が発生し、木々を薙ぎ倒していく。先程の上からの一撃は木々を伝ってのものだろう。なら、ーー。


「威力の高い範囲攻撃で木々ごと吹き飛ばす。乱暴だが、悪くない手だ。だが」


ーー師匠なら、きっとこれも超えてくる。


「神現技装、楔打つ時限の剣戟(クロノス・ダンスブレイズ)


時止めの権能(まりょく)を発現すると同時に、右足を軸にして身を捻り、剣で周囲を一閃する。と、師匠の得物だけが宙空で止まっていた。

ーー師匠の持つ剣は独特で、一般的な両刃の剣と違い片刃で、斬れ味が鋭い。叩き斬るのではなく滑り斬るように斬撃を繰り出してくる。"明鏡止水"同様極東が発祥で、カタナと呼ばれるものらしい。古いもの程神秘性が増し、概念武装としての力を持つ。師匠のソレは千年ものの古いカタナのようだ。いま目の前で止まっているソレは、おそらく師匠が先の衝撃波を自分の部分だけぶった斬った上で、オレに向けて投擲したものだろう。


「ふっ!」


そのままカタナを剣で地面に叩き落とす。と、不意にカタナの姿が消え、


「ッ!!」


もう一度、力任せに剣を振り下ろすと、下から来ていた斬撃とかち合って、オレの剣は後ろへ吹っ飛んでいった。


「やれやれ、刀というのは本来正面から打ち合う武器ではないというに。お主、実は見えていたのではないか?」


気付けば、明鏡止水を解除した師匠が、正面からオレの首筋にカタナを突きつけている。


「良く言う。見えていたらこの様な醜態は晒さない」

「であろうな。だが、お主のカンだけはそれなりのものだ」


鍛え甲斐があるわ、と師匠はカタナを腰に収めると、先程仕留めた(にく)の方へと歩いて行った。


「今日のところはここまでだ。飯にするぞ」




焚き火をたいて、師匠とともにそれを囲みながら猪肉を喰う。

喰いながら、師匠が口を開いた。


「しかし最初は驚いたぞ。よもや"神の国"の被験体が斯様な所に居ようとは」

「またその話か」

「年寄りの昔話だ。付き合え。ーーお主、自分がいた国の……"神の国"バシレイアがどうしてああなったか、知っておるか」

「知ることか。オレは国に()てられた身だ。……"人工の神"を作ろうとして色々と外法を繰り返しているのは知ってるが」


"神の国"バシレイア。軍事力増強の為に優秀な母体を選び、"神の因子"を埋め込ませた子を産ませる、という実験を繰り返している。母体に選ばれた女は神の力を備えた"神の子'が産まれるまで繰り返し子を産ませられ、いざ"神の子"が産まれたとしても、まだ制御が効かないその力に母体は耐えきれず、その殆どが死んでしまう。暴走した時の制御用に、同時に神を殺せる力を持った人間も作っているようだが、出産時の暴走は防げない。

……オレの母親にあたる人も、オレを産んだ時に死んだらしい。優秀な人だったと話には聴いたが、オレは母の顔すら知らない。


「バシレイアは」


と師匠は語り出した。


「あの外法の国も、遥か昔は真実、"神の力"を持つ王が君臨した、正しく"神の国"であった。だがある代の王は気付いた。代々受け継がれてきた"神の力"が、だんだん薄れてきていることに。

"神の国"が終焉に向かっていると悟った王は、自らの主導で"神造り"の計画を開始した。初期のそれは目も当てられぬ粗末なものだった。強大な力を誇った古王の墓を暴き、優秀な戦士にその強力な"神の因子"を持つ細胞を注入した。……その結果、実験を受けた多くの戦士の全てが拒絶反応を起こし死んでいった。

父王の失敗を見て、自国の戦力の衰退を危惧した次の王は、工作員の育成を開始した。やがて、バシレイアの近隣国で有能な人員が突如消息を絶つという事件が頻発するようになった。"神隠し"と呼ばれたそれは、実際はバシレイア工作員による拉致工作であった。拉致して来た多くの戦士を犠牲にして続けられた実験は、それでも芽が出ることがなかった。

やがて、拉致の対象は戦士から若い女性に切り替わった。そこから先は、お主が知っているものと大体似たようなものだ」


それでも長らく成功しなかった上、最初は"神殺し"の方は作ってなかったゆえ、成功者一号が暴走した時はそれを止める為に多くの被害を出したそうだが。

そう言うと師匠は言葉を止め、猪肉を頬張った。


「そんな昔話をオレにして、一体どうしたいんだ、アンタは。いや、そもそもオレを鍛えるのにしたってそうだ。封じられていたオレの"神の力"を目覚めさせて、アンタは何を企んでいる?」

「ーー我が娘は、バシレイアの工作員に拉致された」

「そうか」


直接の回答にはなってなかったが、師匠が自分のことを語るのは初めてだった。オレは黙って聴くことにした。


「儂は、バシレイアと敵対していた国で司令官をやっておった。だがある時、王が代わりーー国はバシレイアとの協調路線を取るようになり、終いには同盟を結ぶに至った。それに猛反発した結果、儂は国を追い出され、この山に身を隠しながら隠居しとる、というわけだ」

「アンタの元いた、その国の名は?」

「帝国・カタフィギオ。現王朝サンクトム家は、バシレイア王の血を引いているという」


なるほどな、と頷くと、オレはもう一つの問いを師匠に投げた。


「そう言えば聴いてみたかったんだが。オレが"神造り"の被験者だと、なぜ分かった? アンタと出会った当初は殆どの"力"を封じられていたというのに」

「……お主の手の甲にある紋章だ。儂は以前その紋章と同じものを持つ者と戦場で()ったことがある。"神の子"と"神殺し"は2人一対。同じ紋章を持つものも2人だけだ。そして奴は"神殺し"の力を持つ者だった」

「……それだけか?」

「いや……いや。あぁ、それだけだ」


師匠が初めて見せるその歯切れの悪い様子に、オレは直感的にあることを確信した。

この人はーー。


「ーー師匠。少し、山を出る」

「待て。何をするつもりだ」

「アンタの個人的な復讐に付き合う義理は無いんでな。だがーーアンタの話を聞いて、オレ自身の身辺整理が出来てないのを思い出した」

「……そうか。張り合いがなくなる。用が済んだら、またここに戻って来い、馬鹿弟子よ」


気が向いたらな。

そんな言葉を残して、オレは山を降りた。



ーーーーー◇◆◇◆◇ーーーーー



それから暫く、オレはバシレイアに潜入して様子を探っていた。国の警備といっても甘いもので、入り口だけ明鏡止水で誤魔化せば、後は紛れるのは簡単だった。ーー師匠には程遠い、と言われたオレの明鏡止水(ソレ)でも、警備兵程度を誤魔化すには十分だったらしい。


「さて」


度重なる実験失敗、更には、成功者が出ても欲をかいて複数の"神の因子"を追加し、結果暴走の挙句力を封じて廃棄する、などということを繰り返した結果、"神の国"の軍事力は地に堕ちていた。今は同盟国・カタフィギオ帝国の軍の一部が、この国に駐留しているようだった。

先日、バシレイアに反発する勢力のひとつ、ディシディア共和国から宣戦布告があった。それを受けて今朝、ディシディアの先手を打つ形でバシレイア・カタフィギオ連合軍が派兵された。ーー ーつまり今、バシレイア国内は手薄になっている。王の周辺に守りの手勢は居るだろうが、コトを起こすなら絶好のチャンスと言えた。




「では、行くとしよう」


夜を待ち、明鏡止水を発動して王の住む王宮へと潜入した。この時間帯だ。魔力を探って王を守る兵士達の配置を辿れば、大体の王の居場所は突き止められる。……王宮の奥に、分かりやすく固まった複数人の魔力。そしてその近くに、少し大きな魔力がひとつ。さらにすぐそばに、ひと際大きな、異質な魔力がひとつ。


「そこか」


このひと際大きな魔力は、王のものではないだろう。ここ数代のバシレイア王は、神の血が薄れ、もはやかつてのような異能は持ち合わせていない。精々、一般人より少し魔力が多いくらいだ。この配置は、異質な魔力を持つ"神造り"か"神殺し"の成功例が、それなりの魔量を持つ王の側で守っている、とでも考えれば納得できる。他にそれらしい反応もないので、オレはそこへ向かうことにした。




「ーー待て」

「!?」


魔量反応に従って移動し、大きく異質な魔力の主ーー蒼い鎧の兵士を視認したところで、その蒼い兵士に声を掛けられた。


「こんな所まで侵入(はい)られるとは、バシレイアの警備兵共は何をしている、と言いたい所だがーー見た所最上位の気配遮断、それもしかたなし、といったところか」


いや見えないのだがな、と言いながら蒼い兵士はくつくつと笑った。どうやら、コイツにはオレが見え……はしないものの、存在が分かるらしい。止むを得ず、剣に手を掛ける。


「いや待て、ここでお前とやりあうつもりはない」

「何?」

「ほぅ、声を出してもそこからは正確な位置が割れないとはなかなか。いや何、ひとつ忠告をしてやろうと思ってな。この先に居る王は影武者だ。奴を殺しても意味がないぞ」

「そう言われて、素直に帰るとでも? 王を守る為の嘘かも知れんだろう」

「フン、舐めるな。そのつもりならここでお前とやりあうさ」


言うと、蒼い兵士は左の手袋を外し、手の甲をオレに見せた。


「本物の王は王宮の裏手にある屋敷の中だ。今代の王は先祖帰りをしているようでな。大きな力こそ持たないものの、変わった魔力を有している。お前ならすぐに見つけられるだろうよ」

「……その情報をオレに渡して何の得がある。まるでーー」

「ああ。待っていたとも。我が兄弟の到来を」

「ーー口車に乗ってやる。アンタ、名は?」

「カタフィギオ帝国、アイオロス・イアロス」

「イアロス。今のカタフィギオは」

「知っているさ。なに、このままでは終わらんよ」

「そうか。ーー次会うときは、戦場だな」

「それを期待している。くれぐれも、ヘマをしてくれるな」

「抜かせ。精々、全力で踊ってやる。アンタこそ、裏切りがバレて処分される、なんてことの無いようにな」

「フーー早く行くがいい。その為にもな」


オレは無言で返し、王宮を後にする。

……先ほど見せられたイアロスの左手には、オレの右手と同じ紋章があった。ヤツはオレの対として造られた"神殺し"。そして、"神の力"が暴走し、廃棄されることになったオレを、殺すフリをしてバシレイアから逃がしたのもあの男だった。


「ここか。……確かに」


王宮の裏手に建ち並ぶ屋敷の一角。その一件に、通常とは質の違う魔力の反応があった。

戸を破り、中へと侵入する。魔力反応の主は、寝所にいた。寝所前には、バシレイアの紋章が入った鎧の兵士が数人、並んでいた。どうやら間違いないらしい。


「ーー射殺す毒蛇の牙(ヘラクレス・ヘルファング)


規模を抑えた毒蛇の魔弾を、並んでいる兵士の人数分、発射する。全員に同時に着弾した魔弾の猛毒により、兵士達は異変に気付くと同時に沈黙する。オレはそれを確認して、王の寝所へと侵入した。


「ーーーー」


寝ている王の首に刃を突き立て、コトを成す。その首を神性魔力で包むと、そのままオレは、国を出た。



ーーーーー◇◆◇◆◇ーーーーー



「ーー師匠。まだ、生きていたか」


バシレイア王暗殺から数ヶ月後、オレは師匠のいる山へと戻っていた。


「生きていたか、はこちらの台詞だ、馬鹿弟子が。外は大騒ぎのようだな。バシレイア王が何者かに暗殺され、その混乱に乗じてディシディアをはじめとする潜在・顕在の敵対者から内外を問わず攻められ、滅亡寸前になっている。そんな状況が、こんな山奥にまで届いておるぞ。バシレイア内部の潜在敵については、扇動した者が居たようだが……もしやそれもお主か?」

「いやーーそっちはオレの仕事じゃない」

「ではこの数ヶ月、何をしていた?」

「ああ。ーー次はカタフィギオを攻める」


それを告げると、師匠の細い目が、驚きの形に見開かれる。


「何……?」

「バシレイア王の首を取ったんだ。当然の流れだろう。今のバシレイアが辛うじて(ながら)えてるのは、カタフィギオとの同盟が未だに健在だからだ」

「カタフィギオを叩くことで、確実にバシレイアの息の根を止めるということか」

「ああ。それに、今のカタフィギオ皇帝は"神の(バシレイア)"の眷属なんだろう? なら、あわよくばそっちの首も取りに行きたい」

「……そうやって復讐に生きるつもりか。その復讐の先に何がある」


師匠が低く、唸るように言う。オレにはそれが、意外に思えた。


「何だよ、師匠は復讐(ソレ)に反対か? アンタだって、元々バシレイアに復讐するつもりだったんだろう」

「儂のソレは、この老兵に最後に残った矜持のようなものだ。お主はまだまだ若いのだ。生き急ぐことも、ここで生き方を決めてしまうこともあるまい」

「オレにだって何もない。愛すべき国も、愛すべき人も。自分(おのれ)すらも、多くの(いぶつ)が混ざった紛い物だ。居場所だってない。ーー今のオレには、復讐という行動原理以外に何も無いんだ」


師匠と修行してた時は正直ちょっと楽しかったけどな。でもそれだって、復讐への手段でしかなかった。

そう言うと、師匠は観念したように低く、そうか、と呟いた。


「それで、儂の最期の仕事は何だ。そんなタイミングでここへ戻ってきたのだ、儂に手伝えということだろう?」

「協力してくれるのか。復讐に生きることは反対なのに?」

「儂とてお主を復讐に利用しようとした身だ。まして、それを弟子単独にやらせたとあっては、儂の矜持に反する。儂も老い先短いのでな。最期にこの命、馬鹿弟子の手助けにくれてやろうぞ」


アンタは殺しても死ななそうだが。オレはそう言いながら、一枚の書状を懐から取り出した。それを、師匠に見せる。


「ディシディアの軍師から、オレを含む傭兵団を対バシレイア・カタフィギオ連合軍戦線の前線に友軍として配置するという約束を取り付けてきた」

「そんなことをしておったのか。それに、傭兵団だと?」

「軍師の方は明鏡止水で近づいた後、保存しておいたバシレイア王の首を見せれば簡単だった。傭兵団の方は、"神造り・神殺しプロジェクト"被験者の遺族や関係者が中心だ。バシレイア内部の扇動に便乗して、『王の首を取った者が、外法の国を(たお)す仲間を募っている』という噂を流した。着々と集まってて、じきに国の一部隊として見劣りはしないくらいの人数にはなる。ーーアンタには、この傭兵団の棟梁をやって貰いたい」


オレの説明を受けて、師匠はしばらく考え込むように黙っていた。

ややあって、師匠が口を開く。


「王の首を取ったのはお主だ。お主が棟梁やるべきではないのか」

「ああ。だが、オレはどうも若すぎるらしい。(かしら)にはもう少し、威厳が欲しい」

「前線への配置。この軍師、余所者の儂らを使い潰すつもりと見て取れるが」

「オレと師匠なら大丈夫だ。この手でバシレイア、更にはカタフィギオにさえも痛撃を与えようというのなら、そのくらいでなくては」

「そうか」


師匠はまた少し、顔を伏せて黙り込む。

やがて、口を開き、


「ーー良かろう。承った」


それだけ言うと、カタナを持って立ち上がった。

オレと師匠は山を降りる。

条件は整った。後は決戦ーーディシディア軍による第二次バシレイア侵攻に参加するだけだ。必ずや、外法の徒どもに鉄槌を。そんな思いを胸に、オレたちは仲間の元へと向かうのだった。


どうも、T-Mです。

第1話から読んで下さっている方は7度(年越し特別編も入れると8度)もお付き合いいただきましてありがとうございます。

今回初めての方は、ぜひ第1話から読んでいただけると幸いでございます。


というわけで、ChronuKrisークロノクリスー、第7話でございます。

今回はアイオロスによって記憶の封印を解かれたクロノスの、過去編(前編)となります。

前回のあとがきで「次話で終わらせたい」とか言ってた気がしますが、案の定跨いでしまいましたね。(案の定なら次話で〜とか言うなよ、と言う話)

クロノスの回想、という体ですので、いつもの三人称ではなく、クロノス視点の一人称になっております。

今の強いクロノスの元となった過去の経験を描いたものですが、普段より少しダークな話になっちゃってるかもです。

この頃のクロノスの態度も、今と比べるとやや淡々としていますね。

次回は過去編の後編です。クロノスの、クリスティアとの出会いなど。



さて、今週のチラ裏設定大公開のコーナー。

過去編クロノスと、クロノスの師匠の能力値を見ていきます。


まずは過去編クロノス。

攻103防98知78政40魔92出73


ちなみに現在のクロノスがこちら。

攻136防124知81政47魔92出90


いずれも"神の力"込みの設定なので、現在クロノスの全力は作中でまだ描写がないですが、かなり成長してますね。

過去のクロノスはただ力の赴くままに振るっていただけなので、戦闘技術という点ではそこまで圧倒的な者ではありませんでした。

や、それでも十分に高水準ですけどネ。

クリスティアを護るという目的を得て、アイオロスと共に戦場を駆け抜けるにつれて、元々高かった能力とまだまだあった伸びしろも相まって、ここまで伸びたという感じです。


続いて師匠。

攻116防123知98政76魔78出80


戦闘面では概ね過去クロノス以上、現在クロノス未満、という感じ。

主武装は刀(日本刀)、クロノスより高位の明鏡止水の使い手にして、クロノスに明鏡止水を教えた張本人。

老将ですので全ての能力が大体完成されています。当時のカタフィギオにおいて、イアロス騎士団に次ぐ戦力だったと言えるでしょう。

政治的に敵対したとはいえ、カタフィギオも惜しい戦力を失くしたものです。



ーーー短いですが以上、チラ裏自己満設定公開のコーナーでした。

クロノスは前から強かったけど今ほどじゃない、師匠はさすが師匠だけど今のクロノスはそれを超えている、みたいなところですかね。


と、言うわけで次回こそ過去編終わると思います。何卒。

そういえば今回は女の子の登場無かったなぁとか思いつつ。

実は師匠を女の子にする案もあったのですが、流石にそれはどうかなぁ、と思ったので没になりました。残念(笑)。


それではまた次回、無事にお目にかけることが出来るよう願いつつ。

今回もお付き合い下さった皆様、本当にありがとうございました。


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