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ChronuKrisークロノクリスー 神威の戦士と少女皇帝  作者: T-M.ホマレ
本編 カタフィギオ帝国〜皇帝暗殺編〜
3/36

第3話 計画と計略

「はぁっ! ふんっ! せぇえいっ!!」


無人の闘技場に剣戟の音と少女の声がこだまする。


「たぁっ! とぅっ! やぁっ!!」


少女が打ち込み、男が受ける。

少女ーーカタフィギオ帝国皇帝・クリスティア・サンクトムの乱撃に対して、男ーー"軍神"クロノス・アーレスはほぼ不動。

クロノスは最小限の動きでクリスティアの撃ち込みを流していく。

ちなみにクリスティアの獲物は真剣、クロノスの獲物は重石付きの木の棒きれというハンデ付きである。

と、そこに。


「はぁーーーー!!」

「……むっ!」


剣によらない衝撃が、クロノスを襲う。

ーー「魔力放出」。

この数日の鍛錬の中で分かったことなのだが、クリスティアは剣技よりも魔導士としての才能が強い。

とはいえ、魔術を行使する技量はまだまだなのだが、"聖域"を冠するサンクトム家の血筋由来の保有魔力量は、クロノスすらもはるかに凌ぐほどだ。

だがーー


「そこだっ!!」

「かぁっ!!」

「ーーなっ!?」

「甘いっ!」


放出した魔力をクロノスにぶつけ、出来た一瞬の隙をついてクロノスに斬りかかろうとしたクリスティアだったが、気迫と共に放たれたクロノスの魔力に押され、逆に隙を作ってしまう。

ぺしん、とクロノスの棒切れがクリスティアの額を軽く打つ。


「ーーせっかく膨大な魔力量があっても、それを取り出して使うだけの魔力出力で劣ってちゃ宝の持ち腐れだぜ、クリス陛下。今のまま使うんなら、単純にぶつけるだけじゃなくて、もうちょい工夫をしねぇとな」

「……う。分かっておる。分かっておるが……今はイケそうだと思ったのだ。そなたの気が一瞬逸れておったから、全力で魔力をぶつければ届くと……」

「そりゃま、敢えて隙を作ってましたからね」

「う……。そなた、ズルいぞ……」


クリスティアはすっかりしょぼくれ顔である。

その様子を見て、クロノスはため息を一つ。


「隙を作ってそこに飛び込ませる、なんて基本中の基本ですよ。その程度でやられちゃ困る。

ーーオレを、超えるんだろ?」

「それは、そうだが……。それにしてもそなた、ここ数日、少しピリピリしてはいないか?

ほぼずっと余に付きっ切りであるし……。

いやいや、うむ。連日鍛錬に付き合ってくれることや、余のそばにいてくれることは嬉しいのだぞっ!?

しかし……今のそなたは、何というか見ていて不安だ。心配だぞ」

「……あー。そっか。なんていうか、その」


不安顔のクリスティアを見て、やっとクロノスは気付く。

クリスティアに付きっ切りだったり、鍛錬を厳しめにしているのは、クリスティアの周辺を警戒したり、クリスティアを心配しているが故だ。

しかし、当の本人を不安にさせてしまうのは、一流の武人としては失態である。


「すまねぇ、クリス陛下。確かにちょっと気ぃ張りすぎだったかもな。けど、アダゴニア攻めの計画に間に合わせなきゃなんねぇってのも事実なんです。ピリピリすんのは自粛するけど、その分テンションあげて行きますよ」

「うむ! それでよい。外征まで残り数日、頼むぞ、師匠!」

「師匠、か……。へへっ、それもまぁ、悪くねぇなぁ」


言いながらクロノスは尚も周囲に気を配る。

今度はクリスティアに気取られぬよう、努めて平静を保ちながら。


「うむ。ではもう一本、上げていくぞっ!」

「おう!」


それから数刻、2人は剣を合わせる。

無人の闘技場に、剣戟の音や魔力の爆発する音、互いに気合を吐く声などが響き渡る。

その間もずっと、クロノスは広範囲に気配探知の網を張っていた。



ーーーーー◇◆◇◆◇ーーーーー



クロノスがずっと気を張っている理由、それは、先日アイオロス騎士団長兼軍務総司令官によりもたらされた、筒の中の密書である。

そこにはこう書かれていた。


ーーーー『サンクトム王朝クリスティア帝暗殺計画』。


クロノスはこの文字を見た時点で、気が狂うかと思うほどの怒りに打ち震えた。

すぐにでも破り去ってしまいたい衝動に耐えてないように目を通すと、あろうことか、計画の首謀者の名前に、クロノスの名前があった。

クロノスは密書を焼き捨ててすぐ、アイオロスを訪ねたーー実際、それは襲撃にも近い勢いであったーーが、アイオロスは、彼の擁する騎士団ごと姿を消していた。

以来、アイオロスを含むイアロス騎士団はカタフィギオ領内から姿を消したままである。


(……アイオロスの野郎がどういうつもりなのかはわからねぇ。それとももっと『上』……あるいは『別』の何かが動いてんのか?

あの密書は指令書のようだったが、そのてっぺんにいるはずの指令者の名前は無かった。

この辺りはおそらく考えても無駄……なんだろうな。だが……)


「俺のやることは変わらねぇ。背景に何があろうと、オレはクリス陛下を守りきる……!」


決意を固くし、クロノスは最大限の警戒をしながらクリスティアを見守る。


「陛下にはこれから、自分の身を守る魔力障壁を中心に、魔法の扱いを覚えてもらいます。

戦場の感知はクロノスさんがやってくれるでしょうけど、防御魔法を覚えることで戦場での安全性は格段に増しますからね」

「ふむ……余としては華々しく派手な攻撃魔法が欲しいところではあるが、此度は安全第一なのであったな。余とて、クロノスに負担ばかりは負わせられん。自分の身は、自分で守れねばな」


時間は夕刻。

剣の修行を終え、少しの休憩を挟んだクリスティアは今、イー・スィクリターリ秘書官に魔力の扱いの手ほどきを受けている。

魔導防衛軍の長官も務めるイーは、魔法関係の技術を教えることに関してはクロノスより適していた。

2人の邪魔をしないように、クロノスは気配を絶って傍に侍る。ーー実のところ、気配遮断はクロノスの持つ技術のうち最も得意とするものの一つだった。現に今、2人はーークリスティアはともかくもして、魔法技術に優れ、感知の魔術も扱えるイーですら、すぐ近くのクロノスの存在に気付いていない。

そのクロノスが見守る中、イーはクリスティアに説明を続ける。


「仰る通り、自分でも自分の身を守ることがこの修行の目的になります。

先日の軍略会議でも見直したように、陛下は前線には出られますが、戦術としては守りに徹してもらいます。

自ら討って出なくても、陛下を狙う敵兵はかならず現れるでしょう。個人的には陛下が前線にいる、というだけで充分かと思いますが、その時に陛下ご自身の武功を挙げるチャンスはあるかと思います。

……なので、その残念そうなお顔はおやめ下さい。

防御魔法が様になったら、『派手に華々しく』味方を守れる術もお教えいたしますから」

「……! そんなものがあるのか? いや、そんなことが可能なのか? ……外征まで時間もないゆえ、欲は張るまいと諦めていたのだが」


その言葉を受け、イーは得意げな顔で胸を張る。


「勿論です。陛下にはサンクトム家の血より受け継いだ"聖域"の力があります。

……それに。仮にも防御魔法のスペシャリストと言われた私が教えるんですから、間に合ってもらわなければ困ります」

「そうだな。そうであったな。余も自信を持つ。頼りにしておるぞ、イーよ」


えっへん、と胸を張りながら語るイーに対し、クリスティアは穏やかな笑みで信頼を告げる。

クロノスに対するのとはまた少し違った、ほぼ同年代の幼馴染でもある親友への、全幅の信頼だった。


「ではまず、魔力放出の応用です。あちらは瞬間的に魔力を一気に射出するイメージですが、それを飛ばさず、自分の周りに留めて、固定するようにしましょう。単なる放出より難易度は上がりますが、慣れてくれば自分の思い通りに魔力の壁を張ることも、魔力の鎧として自分の身に纏わせることも出来るようになります」


実際のところ、イーの見立てではクリスティアの修行が完成するかはギリギリであった。

しかし、同時にギリギリで間に合わせる自信もあった。

そして、クリスティアを戦場へと送り出す身として、何よりもクリスティアから信頼を受ける身として、何としても間に合わせる覚悟であった。


「……魔力の壁と魔力の鎧ではどちらが良いのだ?」

「奇襲や不測の事態に強いのは鎧ですね。難易度もこちらの方が上です。

しかし、敵の攻撃への対応や、単純な防御力では魔力の壁が上回ります。ですので、まずは魔力の壁……いわゆる、魔力障壁を張ることを先に覚えていただきます」


イーとクリスティアの魔法修行は続いていく。

クロノスは気配を絶ったまま、感知規模を最大にしたまま2人のそばで警戒を続けていた。



ーーーーー◇◆◇◆◇ーーーーー



ほぼ同刻、カタフィギオ帝国北西部国境付近ーーー。


「どうかね? 『計略』の首尾は?」

「ええ。今の所問題はありません。『対象』にも揺さぶりを掛けています。最終的にどちらに転ぶかは不確定ですがーーーどうなったとて問題はありますまい」


闇に紛れて、二人の男が話している。


「いざという時は、貴様が直々に手を下すのであったな。……いや、貴様"達"か。勝算はあるのだろうな?」

「勿論です。我々の戦力は、彼の者の戦力を超えておりますれば」


その場にいる人影は、話している2人だけではない。

それぞれの背後に、複数の人影が控えている。


「まぁ良いわ。どう転んだとて、我らの益になるに変わりはない。ーーーくれぐれも、裏切るなよ」


闇の中で、男のうち片方の眼光が鋭く光る。


「当然ですとも。その代わり、"契約"は守っていただきますよ」


その眼光を正面から受けて。

もう片方の男は、不敵な笑みで言葉を返す。


「ーーふん。分かっておるわ」

「では、首尾通りに」


それだけを交わすと、踵を返す。

雲間から現れた月の光に照り映えて、男の身に纏われた蒼い鎧が輝いていた。



ーーーーー◇◆◇◆◇ーーーーー


「よし。んじゃぁ総仕上げだ。今日は少し、荒っぽく行きますよ、クリス陛下」

「望むところだ。うむ、クロノスは良い師匠だ。ここしばらくで、余も随分強くなったと見える」

「慢心はダメですけどね。クロノスさん、今日はいつもほど手加減してくれませんよ?」

「ーーーむ。分かっておる。慢心は死に繋がるからな」


大規模外征への出陣も前々日に迫った闘技場で、クロノス、クリスティア、そしてイーが、クリスティアの修行の最終調整をしていた。

軍備は既に整え、既に号令一つで出撃できる状態にあるが、総大将であるクリスティア自身の回復と調整のため、修行に費やせるのはこれが最後になる。

魔法を教えたイーも見届け人として同席し、獲物のハンデも無しの一対一。ほぼ実戦の形式での、戦闘訓練である。


「それじゃぁ、行くぜ。まずはーーこれだっ!!」

「っーーふっ!!」


覚えているか、とクロノスは瞬間、一息で数え切れない程の無数の刺突を放つ。

これを、クリスティアは最小限、コンパクトな動きで剣を横に振り回し、自分に当たる突撃のみを的確に打ち払う。


「そうです。自分に向かってるからって、全ての攻撃に対応する必要はねぇ。自分を殺す攻撃を見極めて対処すればいい。

ーーじゃあ、こういうのはどうだ?」


先ほどと似た、無数の刺突。

それを、クリスティアは同様に打ち払う。

ーーが、剣の回転の外から、軌道を変えて襲い来るものがある。


「む、ふっ……だぁっ!」


回転から横薙ぎへ。

クリスティアは剣の軌道を対応させ、軌道を変えてきた突撃を弾き返す。

途中で動きを変えたことで、その身をかすめる刺突もあったが、『魔力の鎧』に阻まれクリスティアに傷をつけるには至らない。

対応する攻撃には優先順位がある。これも、クロノスがこの戦闘訓練の中でクリスティアに叩き込んだ要素だった。


「まだだーーはぁ!」


正面から刺突を放っていたクロノスが、クリスティアの真横に回り込む。そのまま、横薙ぎの強烈な一閃。

これを、クリスティアは魔力を集中させた障壁によって防ぐ。

魔力の壁に弾かれ、一瞬の隙ができたクロノスに、今度はクリスティアが仕掛ける。

クロノスの初撃とほぼ同規模の、高速の連続突き。

その刺突の雨を、クロノスは全く同数の刺突の雨によって相殺し、全て打ち落としていた。


「ふぅーー流石だな、クロノスよ。だがどうだ、余の防御魔法、聖域の壁(クリスティア・プロピリギオ)は! そなたの斬撃すらも防ぎきったぞ! ……無論、そなたが本気でないのは分かっているが」

「いや、見事だ。その様子だと、魔力の壁と魔力の鎧の切り替えと使い分けも、もうモノにしたようですね。ーーーこう見えて、オレも一杯一杯だ」

「……そうか? 余には全然余裕に見えるが」


実際、クロノスが一杯一杯なのは事実であった。

二人の剣戟は、傍目には完全に互角。

ーークロノスは、二人の実力差が限りなくゼロになるように、全力をもって加減していた。

少しでも手心を加え過ぎればこちらが負傷し、少しでも本気を出し過ぎればクリスティアに傷を付けかねない。

クリスティアが力をつけてきた分、その調整も当初よりシビアなものとなっていた。


「まぁ流石に余裕は残しますよ。じゃなきゃ師匠は務まらねぇ」

「で、あろうな。そなたが本気で余と同程度であれば、余が困る」

「が、クリス陛下が力をつけてきてるのは確かだ。防戦に徹すれば、かなりいいセン行ってますよ」


大事な外征前、お互いに怪我をするわけにはいかない。

加えて、ーー『クリスティア暗殺計画』。あの胡散臭くも物騒な密書のせいで周囲への警戒も同時に続けているので、クロノスの余裕も自然と少なくなっていた。


「おお! 師匠にお墨付きをもらったぞ」

「あの、クロノスさん。調子に乗ると困りますので、あまりおだてないでください」

「何をいうか。クロノスに褒められたのだぞ? 少しくらい、素直に喜ばせよ…!」


喜びにはしゃぐクリスティアを制すように、イーがクロノスに意見する。

それを聞いたクリスティアは、ややむくれ顔になるが、クロノスに褒められた喜びを乗せた笑顔は隠すことができないでいる。


「へへっ、すまねぇな、イーちゃん。だが今の陛下なら、掛かってきた雑兵をカウンターで討ち取る位はワケねぇと思うぜ?

……だが、確かに。頼むからくれぐれも油断だけはしないでくれよ?」

「うむうむ。分かっておる! そのためのこの最終訓練であろう? さぁ、もう一本。上げてゆくぞっ!」


三人の訓練は続く。

クロノスがこれまで教えてきたことを織り交ぜながら攻撃を仕掛け、クリスティアはクロノスとイーに教わったことを活かしながらこれを防ぎ、時に反撃する。


ーーークリスティアの身は無事のまま。

訓練によって、標準のレベルを大きく上回るまでに成長したクリスティアの戦闘訓練は、無事に終了するのであった。


そして翌々日。

万全の体制を整えたカタフィギオ帝国軍は、いよいよ出陣の日を迎える。

ーーーしばらく姿を消していたアイオロス擁するイアロス騎士団も、いつの間にか陣頭付近に参陣しているのであった。


どうも、T-Mです。第1話からお付き合いいただいてる方は三度も読んでいただきありがとうございます。

今回初めてご覧になった方は、ぜひ第1話から読んでいただきたく存じます。


というワケで、ChronuKrisークロノクリスー、第3話でございます。


今回は、場面転換が割と多かったですね。

密書の正体やら国境付近の密会、アイオロスの不在など、話が動いた部分もあったと思います。

そして何より、クリスの成長。

訓練とはいえ、戦闘風景の描写ができて、僕も満足でございます。今回は筆が乗って、仕上がりも割と早かった(第2話の半分程度の時間)です笑


さて、前のあとがきでも触れた通り、ここで少しやってみたかったことを。

割と蛇足なので興味ない人は読み飛ばして大丈夫です笑




ーーー題して、チラシの裏の設定厨大公開コーナー。

今回は、何人かの登場人物の能力値設定を公開したいと思います。


設定した能力値は以下の通り。


攻:攻撃=文字通り戦闘における攻撃の能力を表す

防:防御=同様に、戦闘における防御の能力を表す

知:知力=その人物の知性的な能力を表す。戦闘における機転や、学習能力などもこれに含む。

政:政治=その人物の政治能力を表す。内政・外交に限らず、個人的な交渉や駆け引きの能力も含む。

魔:魔力量=保有する魔力の総量を表す。これが多いほど、魔力を行使し続けられる時間や総量が増える。水に例えるとタンクの水量。

出:魔力出力=一度に行使できる魔力の量を表す。これが多いほど、例えば魔力放出の瞬間放出量や魔力の壁の強度が上がる。水に例えると蛇口から出る水の量。


ではまずクロノスさんから。

クロノス・アーレス

攻136防124知81政47魔92出90


続いてイー。

イー・スィクリターリ

攻69防89知92政96魔95出84


クリスは今回の話で攻防がかなり進化しました。

クリスティア・サンクトム

攻54→69防64→91知84政92魔364出86


ちなみに第1話に出てきた、闘技場でクロノスに魔弾を撃った戦士はこんなもんです笑

魔弾戦士(第1話)

攻34防16知43政9魔54出49


クロノスは戦闘能力がやはり段違いですね。ちなみに、彼は政治はあまり分かりませんが学習能力は高いです。特に戦闘面。


イーは全体的に高水準でまとまっています。

特に防衛面と、文官としての有能さが目立ちますね。


クリスも戦闘訓練によってかなり高水準になったのですが、戦闘技術自体は本職の兵士に比べるとまだ少し劣ります。が、"聖域"の血筋由来の魔力量と、その質によって大幅に底上げされているような感じです。


なお、カタフィギオの専門職としての軍属の兵士の平均的な能力値は、こんな感じです。

攻65防65知70政65魔75出70


クリスはイーとクロノスの訓練によって、本職の兵士を越える戦闘力をモノにした、という感じですね。僅かな期間でこれを可能にしたのは、教官が良かったこと、クリス本人の素質(主に魔力面)、そしてクリスの学習能力と意欲の高さがあってこそ成し得たものと言えるでしょう。


ーーー以上、チラ裏自己満設定公開のコーナーでした。次もやるかは未定。




というわけで、次回はいくさです。

成長したクリスの活躍も書ければなと思っています。


それではまた次回、無事に続きをお目にかけることができることを願いつつ。

今回もお付き合いくださった皆様、本当にありがとうございました。

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