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ChronuKrisークロノクリスー 神威の戦士と少女皇帝  作者: T-M.ホマレ
本編 カタフィギオ帝国〜皇帝暗殺編〜
11/36

第10話 決行と結論

「さてーー行くとするか」


夜が更け、計画実行の時間がやってくる。

『明鏡止水』で気配を()てるクロノスに任されたのは、気取られることなく"目標"に近付き、(すみ)やかにコトを済ませること。ーーかつて、バシレイアに潜入した時とほぼ似たようなことである。

他の連中、イアロス騎士団の幹部三人は、既に王宮の中にいて、内部の警備兵・近衛兵の沈黙、および『偽の犯人』への偽装工作を請け負っている。

アイオロス曰く、大臣を務める政務官の中に、アイオロスが次の皇帝として擁立(ようりつ)しようとしている人間の対立勢力の者がいる。魔法能力に長け、頭も回るが、プライドが高く人望がない。かねてより現皇帝クリスティアへの批判的発言が取り沙汰されていたりして、『新政権擁立を狙い、皇帝を謀殺(ぼうさつ)した』とするのにうってつけの人物である。もちろん、彼を失脚させることにより、アイオロスが主導する新政権擁立がよりスムーズになることも織り込み済みである。

クロノスは、アイオロスのそんな周到さが少し恐ろしくなるが、胸に抱いた決意とともに意識を切り替える。


「いずれにしろ。……オレがやることは変わらねぇ」


とりあえず王宮に入り、気配を消して、内部の魔力を探った。"目標"ーークリスティアの魔力は常人のそれとは違う、特別な"聖域"の力を帯びたものだ。魔力量も並外れている。何より、クロノス自身がそばでずっと見て、感じてきた。他の者と判別し、探し当てることは容易いことである。


(寝所には……いねぇな。その近くの反応は……アイオロス達と近衛兵か。クリス陛下の反応は、ーーここは、玉座の間……?)


意外な所にいるもんだ、これくらいの時間は大体寝所で寝てるもんだが。そう(いぶか)しみつつも、クロノスは玉座の間へと向かう。


(これはーー?)


玉座の間の近くまで来ると、その扉は開いていた。気配を消したまま、中へ入る。クリスティアは、窓際にいた。窓は開いている。白と金の豪奢なドレスで着飾った体と、夜風に揺れる金の長髪を月の光に照らされたーーひどく(はかな)げで、美しい姿がそこにある。


(ーーーー)


クロノスは息を呑み、(しば)し、それに見惚れていた。やがて、意を決したようにしてゆっくりと、クリスティアに近づいていく。


「ーーーー」


音もなく、気配もなく。

誰に気づかれることもなく、二本の腕がクリスティアを捕らえた。


「そうか。来たのだなーークロノス」

「気付いてた、……いや、知っていたのか」

「うむ。余はこう見えて有能でな。余の暗殺の動きがあることは知っていた。ここしばらく、そなたの様子もおかしかったしな。イーと魔法修行していた時も気配を絶って近くにいたであろう?」


明鏡止水を解き、少し驚いた風に表情を動かすクロノスに、余の"聖域"の魔力をナメるでないぞ? と少しおどけた得意顔でクリスティアがいう。

そしてふと、その表情が変わる。


「……余も、どうせ手にかかるならそなたがよいと思っていた」


何かを諦めたような、それでいて、何かに恋い焦がれるような。綺麗な微笑みで、クリスティアは己を捕まえるクロノスを見上げる。


「……そうかい。なら、本題の前に一言言わせてもらおうか」

「ーーーーうむ。なんと?」

「馬鹿言ってんじゃねぇ」


クリスティアは一瞬呆気にとられ、キョトンとした顔になる。それから複雑な面持ちで、クロノスに訴える。


「なーー馬鹿とは何事だ! 余とて悩んだ。確かにこれからの時代、余のような皇帝では治らぬこともあるのかもしれない。だからこういう運命になることも覚悟はしていた。それでも…怖かった。だが、……せめて。そなたの手にかかるのであればと……」

「そうかよ。じゃあ本題だ。

ーークリスティア皇帝陛下。いや、クリス。お前を、この国から奪いに来た」

「それは、どういうーー」

「そこまでです!」


クリスティアがクロノスに問いを投げる直前、突如としてその場に、声と共に魔力と人の姿が現れた。


「……イーちゃんか。お前も気配遮断の(すべ)を持ってたんだな」

秘匿の揺り籠(アポクリプシ・コーニャ)。クロノスさんの明鏡止水ほど便利なものではないですけどね」

「なーーイーよ、なぜそなたがここにいる!? そなたには帰るようにと……」


秘書官の急な登場に、淡々した反応を返すクロノスに対して、クリスティアは狼狽(うろた)え、つい声を荒げていた。イーは答える。


「恐れながら陛下、それは聞けません。私はイー・スィクリターリ、陛下と常に共にあるもの。陛下のお側にいることが使命ですので」

「確かに……確かに昔、余はそう言った。だが……」

「それに、です。私自身、放っておけません。あんな、自らの死期を悟ったような顔をされて……帰れるわけ、ないじゃないですか」


そのくらいなら陛下と一緒に死んだ方がマシですよ、と涙を流しながら訴える。イーのその様子に、彼女の忠義と友情を軽く見ていたと気付かされたクリスティアは、言葉を失う。

そのタイミングをみて、クロノスはちょっと空気読めてないかな、などと思いつつも口を出す。


「……まぁ、待ってくれ。オレは」

「分かっています。さっきの会話を聴いてれば分かります。クロノスさんには陛下を殺すつもりはない。そうですね?」

「ああ。だが」

「他にも暗殺部隊はいるんですよね? 大方、黒幕はイアロス騎士団長と言ったところですか」


すらすらと今の状況を言い当て、整理していくるイーに、クロノスは目を丸くする。


「何ていうか……すげぇな。何で分かるんだ」

「だって、クロノスさんが自分で陛下を殺そうとするわけがありませんし。クロノスさんを動かせる人物となると、限られてきますし」

「……ちなみにさっきの、そこまでです! ってのは?」

「あ、あれは! ……その、クロノスさんに害意はないって思ってましたけど、あそこで何とか口を挟んでおかないと、お二人でそのまま話が進んでしまいそうだったといいますか、私の出る幕がなくなりそうだったというか、ですね……」

「つまり出番を確保したかったと」

「いえ、違……うくはないですけど。あう……」


さっきまでのクールな表情から一変、顔を赤くして俯いてしまう。その様子に、クロノスは張りつめていた気が少しほぐれるように思えた。


「冗談だ、からかって悪かったよ。正直、イーちゃんが居てくれて頼もしいぜ」

「……なら良いですけど。それで、敵の構成は?」

「アイオロスと、カストロ、コノーニ。イアロス騎士団の団長副団長が揃い踏みだ」

「予想はしてましたけど、なかなかに最悪ですね。クロノスさん入れたら、この国の最高戦力じゃないですか」

「魔導防衛軍は?」

「すみません。ここに残る、というのは私個人のワガママだったので……軍のみんなはここには居ません」

「いや、いい。確認しただけだ。居たとしても、それにアイオロスの野郎がそれに備えてないはずもねぇしな」


クロノスは考える。この状況ーーアイオロス達はじきにここへやってくるだろう。こちらの戦力で、あの三人をなんとかして、クリスティアを生き延びさせる方法を。


「クロノス」


と、考えるクロノスにクリスティアから声がかかる。その顔は、ひどく思い詰めたような様子だった。


「そなたはーー余を、助けるのか? 余を……(ゆる)して、くれるのか?」

「陛下……?」

「思うのだ。余は、ここで討たれるべきなのではないかと。その方が、後の治世のためではないのか、と」

「クリス……」

「それにーー余は知らなかった。知ってしまった。そなたらの過去を。父の……余の、サンクトムの血の由来を。祖先が犯した過ちを。余が持つ血が背負うべき、その罪を。だからーー」

「だからなんだ。言っとくが、その命をもって償う、とか言い出したら怒るからな」

「……だって」

「だってじゃねぇ。言っただろう、オレはお前を奪いに来た。だってのに、奪うモンがなくなっちまったらつまらねぇ。ーー逃げるぞ。この国に居たら、いずれ殺されちまう」

「クロノスは、それで良いのか……?」

「そんなに心配そうな顔をしてくれるな。祖先なんて自分じゃ選べねぇんだ、祖先の罪なんてお前にゃ関係ねぇ。それに、お前は空っぽになっていたオレに、……最初から居場所なんてなかったオレに、居場所をくれた。オレの居場所になってくれた。オレもそれで救われた。それで充分だ。安心しろ。ーークリス、お前の命はオレが守るさ」

「くろ、のす……」


クリスティアの表情が崩れる。耐えていた不安と、クロノスの言葉の嬉しさと、皇帝として、"神の国"の末裔(まつえい)としての申し訳なさで、クリスティアの心はぐちゃぐちゃになっていた。


「まぁ、それでもお前が納得できないってんなら。クリス、これからもオレの居場所としてあってくれ。オレへの贖罪(しょくざい)は、それで充分だ」

「くろ……のす……。うん……うむ。あい分かった。これよりこの身、この命、そなたに捧げる。いや、捧げさせてくれ」


クリスティアは涙に濡れた顔のまま、しかし少し迷いの消えた声で、そんなことを口にする。どうやらある程度、立ち直ったようだ。それを確認して、クロノスはやや、ホッとする。


「おう。まぁそんな大袈裟になるこたねぇけどな。オレはいくらでも受け入れるぜ」

「ーー楽しそうだナ。ならば死ねィ!!」


そこに、大剣を持った緑髪の女が、上から降ってくる。


「ーー専守全衛の盾(アミナ・プロピリギオ)!!」


その全力の斬撃を、飛び出したイーが独自の"魔力の盾"で防いでいた。防がれた方は、一瞬で跳びのいて離脱していく。


「イーちゃん!? この攻撃、コノーニか!」

「……どうやら既にここは戦場のようです。クロノスさん、気を抜かないで下さい」

「ああ、すまねぇ……!」

「ホホゥ、我が全力の斬撃を受けるとは。コレが魔導防衛軍のトップの守りか。ーーヤルジャン!!」


跳びのいた先、コノーニが、大剣をぶんぶんと振り回しながら、今にもまた飛び掛かって来そうな勢いでステップを踏んでいる。


「まぁ待て。ステイだ、コノーニ」

「団ちょー! りょーかい!」


その後ろ、玉座の間の入り口から、カストロを伴ったアイオロスが現れる。指示を受けたコノーニも、その(かたわ)らまで下がっていった。


「アイオロス……!」

「クロノスよ。随分と話が違うようだが、良いのかな? お前の祖父との約束は」

「……ハ。確かにオレは復讐を受け継ぎはしたがよ。どうにもウチの師匠はオレが復讐に生きるのに反対でもあったようなんでね。オレはオレの道を得た。アンタにゃ悪いが、オレはその道を歩ませてもらう」


クロノスはアイオロスに剣を向けて、結論を告げる。アイオロスは左手で顔を覆い、大袈裟にやれやれと首を振ると、残念だ、と言いながら両手を左右に広げた。その顔にある表情は、心底(たの)しそうな、笑みである。


「あぁ、残念だーー残念だが、想定内だよ、クロノス。皇帝はお前に(なつ)き、お前もまた、皇帝に懐いていた。お前に話したプラン通りに行く可能性もあったが、こうなる可能性も充分に予測し得た。だからこそお前に直接先鋒を任せたのだ」

「てめぇ……何を企んでやがる?」

「フハッ、良い反応だクロノス。そんなことは決まっている。ここでもう一度お前を倒し、皇帝を殺す。そうしてお前の心を折ることでお前を屈服させ、お前という戦力を俺の手中に収める。その為にはお前に先に皇帝と接触してもらい、お前の意思を確かめると共にお前の決意を固くして貰う必要があった。それでこそ、皇帝を守れなかった時の絶望がより映えるというものだからな」

「ーーイアロスよ」


アイオロスを睨みつけるクロノスを片手で制し、クリスティアが声を掛ける。


「余は……そなたにも済まないと思っている。どんな言葉を用いたところで、この"血"にまつわる罪が消えるとは思わぬが……。そして余は、そなたが帝国の繁栄を何よりも願ってくれていることも知っている。その為にもおそらく余が邪魔であろうこともな。だが済まぬ。余はここで死んでやることはできないのだ。余の生存を願う者がいるゆえ……いや、違うか。これは、余のワガママだ。クロノスの言葉ではないが、余も余の道を生きたくなった。ゆえにーー」

「陛下。そのお気遣い、痛み入ります。だが構わない。俺は、俺の野望のためにアナタを殺す、それだけです。どうかお気遣い無きよう。ーーその方が、俺もやりやすい」

「……そうか。皇帝としては怠慢だが、この国の後のことは任せるぞ、イアロス」

「御意に。ーーカストロ!」

「はい」


アイオロスが剣を抜き、(かたわ)らのカストロに合図を出す。カストロの方で一瞬、魔力が膨れ上がると、玉座の間の内側を丸々囲む範囲に、ドーム状の光の壁が出現した。


「こいつは……写鏡鉄城(カスレフティス・フロウリオ)と同質の壁……か?」

「その応用形ですよ。蔽い隠す鉄の鏡界(カスレフティス・フラーグマ)。この中で起きたことは外側からは認識されず、内側からこの壁に対する攻撃は全て反射される。(すなわ)ちーー」

「キサマラに逃げ場はナイ! ということだ、ナ!!」


コノーニが大剣を大きく振ると、巨大な衝撃波がクロノスたちの方へ飛んでくる。クロノスは咄嗟(とっさ)に魔力障壁を張るが、衝撃波は大きく方向を()れて、天井の方へ向かう。


ーーー内側からこの壁に対する攻撃は全て反射されるーーー


「ッ!! 二人とも、上からだ!!」

専守全衛の盾(アミナ・プロピリギオ)!!」


クロノスの声に、イーが反応し、対応する。果たして天井に当たった衝撃波は威力をそのままに反射され、下から上にイーが構えた盾に当たって消えるのだった。


「おおっ! ホントーに壊れず反射されるとは、感心感心」

「って、壊す気でやったんですか貴女!?」

「怒るナ怒るナ、シーデロクン。オマエの"壁"は、壊れんのだろ?」

「勿論、貴女の全力でも壊せないと自負してますが」

「なにおう!? じゃあワタシ壊す! 壊してミル!!」

「今はやめておけ」

「わかった! 団ちょー!」

「……そういうわけだ。クロノス。ここから出たくばーーその皇帝を死なせたくないのなら。殺すがいい! 俺たちを!!」


アイオロスが手を(かか)げると、その周囲に無数の魔法陣が浮かび上がる。


「神現技装"三式"ーー」


クロノスが右手に魔力を集めると、アイオロスの魔法陣からもまた魔力が膨れ上がる。


「行くぞクロノスーー爆ぜ撃つ魔弾掃射(ヴォンヴァルディスモス)

「っーー射殺す毒蛇の牙(ヘラクレス・ヘルファング)!!」


お互いに撃ち出した魔弾が激しくぶつかり合う。その数、千以上。それだけの魔力の塊が、両者の間で衝突し、その中間地点で激しい爆発を引き起こす。

その隣では、クリスティアに斬りかかってきたコノーニを、イーの"盾"が止めている。


ここに、クロノスたちとアイオロスたちによる、皇帝暗殺を巡る戦いの火蓋が切られたのであった。

どうも、T-Mです。

第1話から読んで下さってる方は10度(年越し特別編も入れると11度)もお付き合いいただきましてありがとうございます。

今回初めましての方は、ぜひ第1話から読んでいただけると幸いでございます。


というわけで、ChronuKrisークロノクリスー、第10話でございます。

ついにアイオロスの計画が決行される時がやってきて、それに伴いクロノスやクリスティア、イーの結論や動き方が明確になりました。

そして戦闘開始。その行方はーーー?

ということで次回に続きます。

細かい部分はともかく、この辺の流れは最初期に大雑把に決めてたので、今回は書くのが割とスムーズでした。




さて、今週のチラ裏設定大公開のコーナー。

今週は初出の技がいくつかあるので、それらを紹介したいと思います。


まずイー・スィクリターリ秘書官兼魔道防衛軍司令官。

クリスティアに防御魔法を教え、また、本人も防御魔法のスペシャリストと呼ばれるだけあって、クリスティア絶対守るガールとしての能力を持っています。


秘匿の揺り籠(アポクリプシ・コーニャ)

火力- 防衛力A 射程- 範囲- 応用C 燃費SS 命中-

自分の気配や魔力反応を遮断する壁を周囲に展開する。展開中、移動は可能だが攻撃やその他の魔力行使などは出来ず、大幅に行動は制限される。


専守全衛の盾(アミナ・プロピリギオ)

ギリシャ語で守備と防壁

火力- 防衛力SS 射程- 範囲C 応用D 燃費B 命中-

攻撃や回避、その他の魔力行使を全て捨てて、敵の攻撃を防ぎ対象を守り切るための魔力の盾。守れる対象は自分以外に1人であり、展開中はこの盾による防御以外の一切の他の行動を取れないが、その間、イーの防御力は己の攻撃力分を足した数値にまで上昇する。


※参考・イーの能力値

攻69防89知92政96魔95出84


イーの特殊技は特化型の魔法が多いです。が、決してピーキーなわけではなく、相手が今回のような極端な能力でなければ、通常の魔力障壁や魔弾などで充分に戦える能力を有しています。今回は破格の攻撃力をもつ"攻撃バカ"が相手、かつクリスティアを守る必要があったため、防御特化の盾を出した、という感じです。


続いて"防御バカ"ことカストロ・シーデロ。


蔽い隠す鉄の鏡界(カスレフティス・フラーグマ)

火力- 防衛力S 射程B 範囲B 応用A+ 燃費D 命中-

写鏡鉄城(カスレフティス・フロウリオ)の応用技。外側には隠匿、内側には反射の効果がある半球状の結界を展開する。一定範囲を丸ごと包み込むのでその分展開できる範囲は狭くなるが、範囲内の事象は外から見ると全て「無かったこと」になるので、主に隠密方面での用途は広い。ただし、展開中、常に魔力を供給する必要があるため燃費は大幅に悪くなっている。

展開したままの移動も可能であるため、一中隊程度であれば丸ごと姿を消しての撤退、あるいは接近して奇襲なども可能。


反射と隠匿の壁で空間を丸ごと覆ってしまう、という結界系の魔法。燃費が悪い、以外にももう一つ致命的な欠点があるのですが、そこは敢えて省略しています。


最後にアイオロス。この人のこと紹介するの、今回が初めてでようやっとか、という感じがありますが、多分次回以降ガンガン出てくると思います。たぶん。


爆ぜ撃つ魔弾掃射(ヴォンヴァルディスモス)

火力A 防衛力C 射程A 範囲A 応用C 燃費B+ 命中A

宙空に展開した複数の魔法陣から、数多くの魔弾を一斉掃射する。その魔弾は着弾時に爆発し、広い範囲に爆風と破壊を撒き散らす。


要するに、シンプルに超強え魔弾の乱れ撃ちですね。その火力は、"神の力"を取り戻してランクが上がったクロノスの射殺す毒蛇の牙(ヘラクレス・ヘルファング)と同等です。


ーーー以上、チラ裏自己満設定公開のコーナーでした。

次回はいよいよこれまで伏せていたアイオロスの能力値紹介ができるかも……?

本編次第ではありますが笑




というわけで、いよいよ決戦が始まりました。

ここからしばらく戦闘になりますが、しっかり盛り上がるように頑張って書いていきたいと思いますので、楽しみつつ、お付き合いいただければ幸いに存じます。


それではまた次回、無事にお目にかけることが出来るよう願いつつ。

今回もお付き合い下さった皆様、本当にありがとうございました。


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