三階~二階
はい、はじめまして。桜花と申します。
注意
この作品は一応処女作となっております。
また色々とおかしいところがあると思います。それが苦手な方はベイルアウトしてください。
ではよろしいでしょうか?
ではどうぞ。
俺の名前は隼(はやぶさ)。
普通の何処にでも居るようなサバゲー廃人。識別名は「HQ」
「なあ?隼。どうする?」
「さあな。」
「ちょw」
こいつの名は峻希(しゅんき)。
こいつはサバゲーはしたこと無いが狩猟免許を持っている強者だ。いざとなると力になるだろう。
「敢えてお前はショットガンはどうだ?同じだし。」
そしてこいつが流星(りゅうせい)。
こいつも俺と同じサバゲー廃人。ただ違う点が一つある。
それはナイフ好きなところだ。家に沢山あるらしい。勿論今も所持しているようだ。おい、警察来いよ。識別名は「α」(アルファ)
「それがいいかもしれないわね。」
そして最後。我が部隊(と言っても班程度だが。あれ?知ってた・・・?)の華。
詩織(しおり)だ。
彼女は美しい反面いざサバゲーをやると普通の男より怖い。ただ頼もしい味方だ。また彼女も狩猟免許を持っている。識別名は「β」(ベータ)
「そうか?ならSPAS-12にするかな。」
「いきなりかよ!?」
こいつ初っ端から面白いの選びやがった。
「だって世界一過激で強烈な戦闘用ショットガンだろ?」
「それで良いのなら良いのだけど・・・。」
「まあ大丈夫だろ。」
「まあいいや・・・。じゃあ店員さんを呼ぶか。(ボタンを押す)」
タッタッタッタ
「はい、何でしょうか?」
「SPAS-12と弾と追加マガジンを。」
「分かりました。少しお待ちください。(走る)」
「とりあえず隊長?名前を付けてあげたらどうかしら?」
「だな。」
「・・・じゃあ・・・デルタ。」
「有難うございます。」
「(戻って来る)はい、SPAS-12です。」
「あ、有難うございます。(受け取り、お金を渡す)」
「(受け取り確認)はい、確かに。有難うございました。」
うぃーん。(自動ドアが開く)
「!?」
あれは何だ?あの物々しい集団は・・・。
「ん?どうしたの?」
「いや・・・物凄い物々しい集団が・・・。」
「大丈夫だ。あんな集団ここら辺じゃ普通だ。」
「だが顔を見せないって・・・。」
店員が近付いて行った。
「すいません、ネックウォーマーを外して入店してください。」
「・・・。(持っている銃を構える)」
「いやだなぁお客さん。幾ら玩具でもしちゃ駄目だy
ズダン!
「・・・え・・・?(倒れる)」
キャー!!
「クソッ!やっぱりだ!」
リーダーのらしき一人の男が上に銃を上げ撃つ。
「静かにしろ!」
一気に静かになる。
「この建物は我々が占拠した。つまり意味分かるな?」
全員黙っている。
「・・・こちらHQ。掃討作戦を始める。」
三人が驚く。
「お、おい。無理だろ。」
「さすがに無理よ。相手は実銃よ?」
「や、やめておきましょう?」
「こちらHQ、隊員へ。実銃、実弾?それがどうした?」
「っ!?」
「でもどうしろっていうんだ・・・。」
「今から作戦を発表する。まずナイフで敵の頸動脈を切り、死体を隠し、装備、服を剥ぎ取って着る。後は騙しながらまずこの階を制圧。」
「おいおい・・・。」
「それは無理だと・・・思うわ・・・。」
「やるしか無いんだ!」
俺は静かに叫ぶ。
「っ!?」
全員体が固まっている。
「・・・ところでナイフはどうするの?」
「居るじゃないかすぐ隣に。いつもナイフを常備している奴が。」
俺が顔を向け、一拍送れた後二人共そいつの方を向く。
「・・・俺か。」
「当たり前だ、流星。」
「分かった・・・。(取り出し、渡していく。)」
「ありがとう。さてと・・・スナイパーはいるか?」
「一応見る限り居なさそうよ。」
「了解。我々は迅速に片付け無くてはならない。多分下の階にも居るだろう。」
「何でだ?」
「一瞬下からも悲鳴が聞こえたからだ。」
「となるとその下にも居そうですね。」
「ああ。」
「さてと・・・何があっても気付かれるなよ?気付かれたら見敵必殺な。」
「了解。」
「了解ね。」
「分かりました。」
「これから後は無線にて行う。無線は231.2Hzだ。では。解散、諸君の健闘を祈る。(敬礼)」
「(答礼)」
・
・
「暇だなぁ・・・!?・・・。(引き摺られていく)」
「(無線)こちらβ。エネミーダウン、送れ。」
「(無線)こちらHQ。了解、終われ。」
これからは無線なので省略します。
「こちらα。エネミーダウン、送れ。」
「こちらHQ。了解。βが一人倒している。それだけだ、終われ。」
「こちらΔ(デルタ)。エネミーダウン、送れ。」
「こちらHQ。了解。α、β共に一人ずつ倒している、終われ。」
「こちらβ。胸が・・・、送れ。」
「こちらHQ。何とかするんだ、送れ。」
「こちらβ。了解・・・、終われ。」
「あ、切りやがった・・・まあいいや。(頸動脈を切って引き摺っていく)こちらHQ、現在四人エネミーダウン、送れ。(着替える)」
「こちらα。着替え終了、今からサプレッサー付けて騙しながら倒していく。送れ。」
「こちたβ。こちらも何とか終了・・・胸がきついわ。送れ。」
「こちらα。βへ、後でその格好見せてくれよ?送れ。」
「こちらβ。αへ、嫌よ。送れ。」
「こちらHQ。私語は慎め。送れ。」
「こちらα。すまん。終われ。」
「こちらβ。ごめんなさい。終われ。」
「はあ・・・。」
「こちらΔ。着替え終了、送れ。」
「こちらHQ。了解、終われ。・・・さあこれからだ。全員準備は良いな?」
「当たり前だ。」
「勿論!」
「勿論です。」
「今から俺がM60を撃ちまくる。勿論玩具な。んでこっちを撃ってくるだろうからお前らはその射点を元に撃て。良いな?」
「死なないでよ?隊長。」
「なあに隊長はこんなところで死ぬ奴じゃないさ。」
「ですね。」
「んじゃGO!の合図で始める。・・・5、4、3、2、1、GO!(撃ち始める)」
タタタタタタタタタタ・・・
「痛っ!?んぐっ!?あがあああああ・・・。(倒れる)」
上手く口の中に入り、喉の奥に当たったようだ。激痛で暫くは立ち上がれないだろう。
「!?」
「あ、二時方向!敵!」
「チッ!もう見つかったか!(隠れる)」
ダダダダダダ・・・!
ボスッ!
キンッ!
キュイン!
「やっぱ怖え・・・。後は任せたぞ・・・。」
・・・
静かに三人は立ち上がる。そして撃つ。
パスン!
「あがっ!?(倒れる)・・・。」
パスン!
「(倒れる)」
パスン!
「うぐっ!?(倒れる)・・・。」
パスン!
「うぎゃ!?(倒れる)・・・。」
「!?何処だよ!?」
パスン!
「うぐっ!?(倒れる)・・・。」
・・・。
「こちらα。HQへ、制圧完了。送れ。」
・・・。
「こちらα。HQ?応答せよ!HQ!!」
「こちらHQ・・・すまん・・・一発受けた・・・まあ貫通銃創だからまだ良かったがな・・・。」
「!?」
三人共顔が真っ青になる。
「こちらβ!今さっきの話本当!?」
「こちらHQ、うるさい、少し静かにしてくれ。」
「ご、ごめんなさい・・・。」
「もう少し詳しく説明する・・・。弾着点は・・・右腹だ・・・。もう既に応急措置はした・・・。後の指揮は・・・αに。α宜しく・・・。」
「こちらα。了解、受け継ぐ。」
「じゃあ宜しく・・・。」
・・・
「クソッ!・・・次は二階か・・・敵多いかもな・・・。こちらα。全員俺に続け。」
「こちらβ、了解・・・。」
「こちらΔ、了解。」
「こちらα。βへ、あいつは大丈夫だ。全力でこの掃討作戦を完遂させよう。」
「こちらβ。了解・・・。」
「んじゃ二階行くぞ。」
・・・
階段
「何があっても気付かれるなよ。」
「了解。」
「了解・・・。」
「行って来い!」
まずΔが見つからないように階段を降りてすぐ物陰に隠れる。
「こちらΔ、成功。送れ。」
「さ、次はβだ。」
「うん・・・。」
見つからないように降りて、物陰に隠れる。
が・・・。
「誰だ!」
「!?」
「こちらΔ、βが気付かれた模様。」
「くッ・・・。どうする?どうする俺。」
「(気付かれた?いや・・・そんな・・・。)」
足音が近付いてくる。
「(いや・・・いや!)」
「!?」
「(気付かれた!)」
ズダーン!
「!?」
全員が驚く。
「(倒れる)」
「(え?何が・・・。)」
「(敵が混乱している!今の内に一度撤退を!)」
ズダーン!
「(倒れる)」
「ど、何処だ!何処から撃っている!?」
ズダーン!
「何処なんd(倒れる)」
「こちらα、一度撤退せよ!援護射撃をする!」
「Δ、了解!」
「β、了解。」
ダダダダダダ!
「うぐっ!?(倒れる)」
二人共階段を登り出す。
ズダーン!
「逃げようとしてるz(倒れる)」
「β、Δお疲れ。大丈夫だったか?」
「大丈夫です。」
「ええ・・・。」
「にしても誰なんでしょう・・・。」
「こちらHQ、今さっきのは俺だ。」
「!!」
「大丈夫なのか!?」
「ああ。それと一応粗方上から潰せるのは潰した。」
「何人だ?」
「七人だ。」
「んで俺が倒したのが一人。合計八人・・・。」
「一応あと二人のようだ。何とか潰してくれ。」
「了解。」
「何処らへんに居るの?」
「一人は階段の終わり二時方向、数百メートル先の物陰。もう一人は階段の終わり一時っ!?」
「どうした!?」
「敵が気付いて俺のところに来ようとしている!そいつは何とか潰すから下は宜しく!一時方向、三百メートル先の物陰!宜しく!」
ダダダダダダ!
銃撃音が聞こえてくる。
「クソ!・・・皆聞いたな?」
「勿論です。」
「ええ。」
「この二人を倒すぞ。俺は後者、二人は前者だ。射撃援護を行う。1、2、3で行くんだ。」
「了解です。」
「分かったわ。」
「んじゃ行くぞ!1、2、3!」
ダダダダダダ!
二人は援護を受けながら降りていく。
キン!
「ひっ!?」
敵の至近弾があり一瞬立ち止まってしまう。
「立ち止まるな!走れ!」
そして色々あったものの隠れる事が出来た。
「後は俺だけか・・・三百メートル・・・殺ってやる。(銃と体を乗り出し、狙撃準備に入る)」
有難いことに彼が拾った銃はAK-47で有効射程も長い。ギリギリで三百メートル位が有効射程である。
「ただ反動は強いがな。・・・視認。(狙いを定める)」
また彼はサバゲーではスナイパーでもある。つまり。
「SHOT!(引き金を引く)」
その瞬間気持ちのいい反動が肩に来る。
「(これが実銃か・・・。)」
彼は改めて実銃は最高だと思った。
そう思っている時敵さんは。
「・・・怖えよ・・・・・・(倒れる)・・・。」
「よし、射殺。」
その頃二人は
「よし、これぐらいなら。」
「ええ。」
「じゃあ・・・。撃てっ!」
ダダ!
二人共一発づつ撃つ。
弾着点は
一発目、腹。
二発目、頭。
終了である。
「(倒れる)・・・。」
勿論沈黙。
「こちらβ、Δ。完了。」
「こちらα。こちらも成功だ。」
「よし!」
「良かった・・・。」
「二階制圧完了。」
その頃HQは。
「お、終わったか・・・。ただ・・・これは生きて帰れそうじゃねえな・・・。」
その通り。
彼は、足、腕、腹にご丁寧に撃ち抜かれていた。
「・・・もう無理か・・・。(横になる)・・・こちらHQ。全隊員へ。」
「!?」
「俺は生きて帰れそうじゃない・・・貴官らの健闘を祈る、以上だ。以後通信は途切れるだろう。じゃあ。(意識が途切れる)」
「・・・え?HQ!応答せよ!!HQ!!!!」
「え?嘘でしょ・・・?」
「まさか・・・。」
「・・・ふざけるな!くそHQ!死ぬなクソッタレ野郎!・・・死ぬなよ・・・。」
HQこと、隼の意識が遂に途切れる。
そして残った三人はこんな状態で一階を制圧しに行く事になる。