エロ同人みたいに! エロ同人みたいに!
タイトルと今までの内容で察しろ! 苦手な方はバック推奨です。
今回は下ネタ祭りです。ただ今回だけなので飛ばしてくれてもいいのよ。
フォル視点です。次回最終回の予定。
やっと見つけた姫様は鎖につながれていた。
番人だったのかはわからないけれど、オークやゴブリンが居た時点で、あぁやっぱりなとは思った。
入った時に感じた嫌な匂いも、地下牢に響いていた嬌声も、全部予想通りといえばそうなのだけど・・・出来れば信じたくはなかったなー。
それに勇者君ってまだ子供だよね・・・いいのかなぁ、こんなの。
そんなことを悩んでいると姫様の目が覚めた。
「・・・・・・ん、んぅ・・・?」
「あ、目が覚めたみたいだね。気分はどう?」
「あ・・・え・・・? は、はい。大丈夫・・・です。」
あれぇ? 随分まともだ。もしかして・・・私の勘違い?
私がちょっと安心すると、今度は勇者君が姫に話しかける。
「あの、大丈夫ですか? お姫様・・・なんですよね?」
「え、えぇ。確かに私はかの国の姫ですが・・・もしやあなたは勇者様?」
「あー・・・はい、一応・・・。」
「まぁ! では、私を助けに来てくださったのですね!」
照れくさそうに勇者君が答えると、姫様は嬉しそうに笑った。
・・・・・・・・・あっれー?
なんだか二人がいい雰囲気になってしまった。
いや別にいいんだけども・・・なんだろう、今の幸せそうな二人を見てると私が汚れている気がしてくる・・・ッ!
くそっ、どういうことだ説明しろ!
私は倒れたオークたちから話を聞くことにして、二人を残して通路へ出た。
私はまだ寝ていたオークたちに回復魔法をかけてやって、魔王の真似をして威圧感を放ちながらオークたちに質問をしていく。
オークたちは一度倒されたからか、とても怯えながら答えてくれた。
「ねぇ君たち・・・姫さんに何してた?」
『グヒィッ・・・な、何ってそりゃー・・・』
『・・・ナニに決まってるじゃないですか! 俺達オークですぜ!?』
オークたちはなんとか誤魔化そうとしたけど、一人の太ったオークがやけくそ気味にそう叫んだ。
それに周りのゴブリンたちが止めようと捲くし立てたけど、そのオークが『勇者が来た以上、もうお終いだろうがよぉ・・・』と泣きそうになりながら言ったことでもう何も言わなくなった。
周りの空気が葬式みたいに重くなる。何だこの差は!
勇者君たちとの差に泣きそうになりながらも質問を続ける。
「いつからしてた? 捕まえたときからか?」
『そ、そうでさぁ! アイツも最初は抵抗してたんスけど・・・』
『しばらくすると本当に大人しくなっちまって。もう完全にただの肉便器でさぁ。』
『ただアイツには何か魔法・・・いや不思議な力があるのか全然体が変わらないんでさぁ。』
「??? 体が変わらない?」
『姉さんはもうアイツは見ましたけぇ? アイツ、ここに連れて来られてからは碌に飯食ってないのにあの体なんでさぁ。』
『しかもいくら挿れてもガバガバになれねぇし、孕まねぇし。
俺達としてはちょっと物足りねぇんだよなぁ・・・。』
「ふむ・・・」
後者はまぁ、種族が違うから遺伝子が違うんだろう。でも前者はどうだ?
なんだか変な魔法でもかかってるんかね。・・・今はどうでもいいか。
「じゃあ何年も犯されてるのに、なんで姫さんはあんなにまともなんだ?」
『へ? まとも?』
『アレがですかぃ?』
あれ? オークたちは不思議そうに聞き返してきた。
・・・そういえば、さっきコイツら姫様のことをクソビッチとか言ってたな・・・。
どういうことだと考えていると、部屋から勇者君の悲鳴が聞こえてきた。
えっ、何事!? 驚いた私とオークの人たちはみんな慌てて部屋に戻る!
「勇者君! どうしたの、一体何が・・・!?」
「あっ、フォル! ちょっ、た、助け・・・!」
「お願いします勇者様ぁ~ どうかその(自主規制)をこの淫らな雌豚くださいませぇ~!」
部屋の中では勇者君と姫様が取っ組み合いをしていた。
うわっ、調教済みかコイツ!
オークが慌てて姫様を引き剥がすと、勇者君は私を盾にするようにしがみついてきた。
勇者君は今にも泣き出しそうな顔をしている。あぁ、怖かったねぇ。
よしよしと勇者君の頭をなでながら聞く。
「・・・で、助けるの? この人。」
「・・・・・・・うぅっ、別に・・・助けなくていい、と思う・・・。」
それを聞いた途端、オークたちは『ウエエエェェェイィッ!!』と大喜びした。
まぁ助けたところで王様はショックでブッ倒れそうだよね。
私は勇者君を落ち着かせると、オークたちにソイツは任せると言って外へ出た。
魔法を使ってさっきのお兄さんのところまで一気に戻る。
お兄さんは魔王と話して待っていたようだった。あれ、魔王いつの間にいたんだろう。
それに勇者君もこんなの嫁に貰わなきゃなんだもんね。




