怖いです。
昨日の夜に書いたのは削除しました。
原因は間違ったのを書いていたからです。すいません。
フォルのステータスとか酷すぎる・・・。だから眠いときには書くなと言ったのに・・・!
グアアアァァァァッ!!
恐ろしい叫び声を上げながらイタクァは僕らに突進してきた。
「ひっーーー!」
避けなくては。そう思っても恐怖で体が動かない。
「・・・はっ!」
それを見たフォルは僕を抱えて大きく右に飛んでイタクァをかわす。
彼女はスタッと華麗に着地を決めて僕を横に置いた。
「それじゃあ、さっそく頑張ってみようか?」
「う・・・でも・・・」
僕はぐっと剣を握る手に力を込めた。
落ち着け・・・大丈夫だ。フォルもいるんだ、きっと負けない。
・・・でも、いくらそう思っても体は震え続た。剣がブルブル震えている。
怖い。
不安で不安で仕方なくなって、どうしようもなく迷い続ける自分が憎い。
姫を助けに行く勇気もなかった僕に、こんなの相手にできるのだろうか?
そんな震える僕を見て、フォルは笑った。
どうしてお前はいつもそんなに笑えるんだ!?
彼女は優しい声で言った。
「大丈夫だって、落ち着けよ。なにかあっても私が守ってやるからさ。」
それを聞いて僕は憎らしげな目をフォルに向ける。
「・・・これ呼び出した元凶がそれを言う?」
「・・・それは本当にすまんかったって。でも大丈夫、信じて?」
「どうして大丈夫なんて言えるのさ!? こんな化け物が相手なのに・・・!」
そう言うと彼女は少し悩んでから答えた。
「うーん、なんでだろうね。でも私は君と一緒なら大丈夫だって思えるよ?」
「・・・なんで・・・」
「君の事を信じてるから、かな。君と一緒なら絶対負けないって。
知ってるかい? 人って守りたい人がいると強くなるんだぜ?」
そう言って彼女はニヤッと笑うと、いつのまにか浮かんでいたダイスを掴んで言った。
「・・・私が戦えなくなることはないと思うけど、発狂したらごめんね☆」
「え?」
フォルは本を広げ、さっきのように掴んだダイスを上に投げた。
彼女の広げた本に青く光っている文字が浮かび上がる。
『イタクァを見たことによるSANチェック。』