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エンディング後の会談


in運営さんのおうち。

運営……運営さん。このゲームをほとんど一人で作り上げた人。

望月・氷雨・旭日……運営スタッフ。とある時期を境目に運営さんに雇われた元プレイヤー。

暗殺……アサシンからゼロさん。神官……セル。勇者……説明要る? 金槌……ハンマーさん。


運営「そろそろ始めよっか」

望月「だいたいいますね」

氷雨「エルさんとユーさんから返事がないけどー」

金槌「ユーは仕事が入ったから行けんっていってたぞ」

暗殺「なんでハンマーさんは居るんですかね」


ヒント:有給


勇者「エルさんは最近ゲーム内でも見かけないね」

神官「パーティも解散してるようだし……今は忙しいのかもな」

旭日「あのうるさい鳥キメラも見ないな」

望月「おまえな、仮にも運営側の人間なんだから言葉を選べ」

暗殺「今度おうちに訪問してみましょう」


エルさんが出るとは限らないからやめなさい。


氷雨「うーん、来ないなら始めるしかないですねー」

旭日「呼んでもないのに来るヤツなんなん?」

勇者「叩きだしとく?」

運営「ちょっとうるさいけど、気にしなければ大丈夫だよ」


侵入しようとするさいつよ双剣士さん。

犯罪ですよ。


運営「今回集まってもらったのは、次のアップデートの話でね。

   ジョブの追加をしようと思うんだ」

暗殺「新しいジョブですか。組み合わせではなく?」

運営「うん。単一の方にしようと思ってるよ。

   モデリングとバランスに関してはそこの人たちにやってもらったんだ」

露草「実際にプレイして、バランスの重要さを学びました」

常葉「モデリングはあんまり新鮮味がなかったかもな」

弓人「新鮮さを求め過ぎると別物が出来上がたりするしな」

露草「色についての指定はしたけど、モデリング……ってか装備品に関しては

   既存のものを流用したからそんなに違和感は出なかったはず」

勇者「全部そうだったのか。ガンナーとモンクは思ったけど」

暗殺「昔居ましたね、再現しようとした人」

金槌「既存のジョブ装備に関しては没にした分も使ってる」

神官「へえ、それでか。なんとなく全体的に不思議な感じがするのは」

弓人「没にしたヤツだからな。世界観との相違が原因かもしれん」


参考人として呼ばれている露草さんと常葉さんである。

出席しているのは二人だけで、他の8人は呼びかけがあったことも知らない。


運営「前から和風のジョブを入れたかったんだけど、批判が怖くて。

   今回試しにやってもらったんだけど案外評判がよかったね」

暗殺「ジャパニーズアサシンときたら、黙っちゃいられませんよ」

勇者「侍とかはないの?」

弓人「これで弓に日本風のカスタムばっかする依頼は減るといいんだが」

金槌「新しい装備品か……腕が鳴るぜ!」


みんな大好き日本職である。

なんだかんだ言って厨仕様だったり、既存職を跳ね飛ばす強さだったり、

期待と夢が広がる感じ。わくわくしているみたい。

実際今までのプレイで、弓や剣に和風の柄をつけたいと依頼する人は多い。

そのほとんどを弓人さんがデザインしているので、

オーダーメイドが少なくなってくれると仕事量が減って嬉しいようだ。


神官「今回テストプレイしたのは全部実装するのか?」

運営「可能な限りは」

暗殺「これは派生なんですか?それとも単体で?」

運営「その辺はみんなと決めようと思って……」

金槌「うん、まあ運営さん一人で決めるよりはいいよな」

旭日「なんだとー運営さんはすごいんだぞー!」

望月「突っ込むとこはそこじゃないだろ」

氷雨「やだなあ、僕たちも考えてるんだからね?」

勇者「しかし投げっぱなしなのは間違いない」

弓人「言ってやるな」


そのときとうとうディフェンスことバリケードを破って

最強の双剣士が突っ込んできた。

不法侵入が未遂から過失になった瞬間である。

当然ざわめく会議室だったが、心配はいらなかった。

参考人として呼ばれていた常葉さんが彼を攻撃したからだ。

死ぬ寸前まで追い詰められた彼をわき目に

付き添いの氷の魔法使いがすまなそうに入ってきて

何気なく会議に加わった。

双剣士は驚いていた。ついでに常葉さんがトラウマになった。


凍花「お邪魔します」

暗殺「相方の人えらいことになってますよ」

金槌「壁に縫い付けられている……」

運営「すごいなあ」

旭日「さすが運営さんだぜ!図太い神経だぜへこたれないぜ!」

望月「おまえってそんなバカなキャラだっけ?」

露草「本来の設定の方の常葉さんじゃないか!」

常葉「黒歴史をさらしていくのはやめよう。ね?」


なんか黒っぽい針みたいなのをたくさん生やす双剣士。

錯乱してうるさかったので、攻撃を解除してバリアでも張っておく。

どこかで見たような光景に双剣士はガタガタ震えだした。

一方露草とかいう双剣士は、ヒールをかけてやった。


暗殺「双剣士とは」

勇者「そういえば双剣士や剣士も実装するのか?」

運営「うん。戦士系の派生に双剣士を、狩人系の派生に剣士を。

   みたいな感じにしようかって思ってる」

金槌「この感じだと、戦士系に攻撃・防御のほかで

   ステータス補正のジョブを作るのか?」

弓人「つまること、戦士ビギナーをマスターしたとき

   次に選べるジョブが三つに増えるってことか」

神官「へえ……そのメリットは?」

運営「要望掲示板に書かれたスキルを実装するにはジョブが足りないんだよ。

   既存のジョブに新しく組み込んでもいいんだけど、

   すでにマスター扱いになってる人の調整が難しいし

   明らかに序盤で覚えるものを最終職や組み合わせジョブで手に入れるのも

   つまらないでしょ?」

金槌「あそこに書いてあるのは半分ぐらいネタスキルだと思ったが……」

運営「魔法職や神官職のバランスも考えて新しくジョブを作ろうかなって」

神官「それが巫女や大魔法使いになるのか?」

運営「そう。名称やスキル調整はこれからするけど」


KAZAKOSIれんじゃーずの構成は十人パーティー。

それぞれのジョブも一つずつ違う。

彼女たちの中で、新規のジョブは六つ。

銃士・巫女・大魔・魔剣・忍者・拳闘士だ。そのほかの、

騎士と何でも屋のなかみ(絵師・料理人・バフなど)と双剣士は

既存のジョブシステムを流用している。


運営「全属性使える魔法使い、僧侶や盗賊の派生

   武器を装備しなくても戦えるジョブ、ハードボイルド、

   さらなる便利職、剣士実装に伴う魔法剣士の誕生

   それから光属性の汎用化」

暗殺「最後はダメですよ!フォーリンブレイカーでもスキル性能がやばいんですから」

運営「うん。これはさすがに実装できないかもね」

露草「聖属性魔法を他属性魔法と同様、弱点を突くシステムにして

   光属性魔法を勇者職専用、無属性という名の聖属性システム導入で

   実装できないこともない」

常葉「あっち仕様にするのか」

露草「大魔以外に闇魔と無魔の実装が欲しいけど」

常葉「無属性は魔法耐性や魔防以外でダメージが減らせなくなるのか」

露草「問答無用で防御無視、同レベルの魔法より1.3倍の強さで魔法攻撃

   こいつらよりはましだし、対策もできるぞ」

常葉「物理絶対殺すマンの完成だな」

露草「装甲はすごく弱いぞ!」

常葉「あんたいつも防御面が死んでるな」


時系列の法則を無視するな、と舟長は言いたかったが

ふと考えたらVRゲームの方の仕様はそこからパク……参考にしたのだった。

かつてそのとき、魔法使いというジョブがあんまり活躍してなかったとしても。

露草さんがサブアカウントとしてインストールしたものが

最近鍛えられたものであったとしても……。


勇者「あれこそバランスブレイカーじゃないのか」

暗殺「勇者さんに言われるとは。いったいどんなジョブなんですか」

常葉「ヒント:普通の人は戦闘中にアカウント変更できない」

露草「装甲がうんこだから、誰か守ってくれる人必須だぞ☆

   あのときで言うなら常葉さん。ヤツが強かっただけじゃ」

常葉「仲間を武器や防具にしてはいけません」

運営「あれは発想の転換だった……」

神官「そっちは実装しなくていいからな?」

暗殺「そんなことありませんよ!その辺で応援するしかできないフミタカさんを

   持って振り回せるとしたら……すごい武器になりそうですね!」

神官「……。……そ、そんな非人道的なことできる訳ないだろ!」

勇者「なんだ今の間」

露草「自分の腕力と武器にする人の耐久性を考えながら使うんだよ」

常葉「……やっぱほかのキャラじゃ厳しいだろコレ」

露草「何言ってるの!仲間を振り回すとか外道の極みだよ!

   普通の魔法使いは普通の騎士とつるんでりゃいいんだよ!」

常葉「おまえが何を言ってるんだ……」


バランスブレイカー無属性魔法使いは、トランスで知力を三倍~四倍にあげて

魔法攻撃で殴りつつ、魔法攻撃で殴るためのジョブです。

露草さんの特性的に回復とか蘇生とかもできるけど

基本的な性能は、ステータス強化からの魔法攻撃。

勇者さんは魔法防御自体は低くない。

だが……向こうでは通常ダンジョンのボスを一蹴する知力の持ち主。

単なるストーリーボス(凄く強い)程度、彼女の敵ではないのだ!


常葉「まあそっちの話は置いとくとしてな」

露草「ジョブの話だったね、ジョブの」

運営「露草さん的にどのジョブが強かったと思う?」

露草「正直どれも強いけど、巫女と忍者が一番ヤバいと思う」

常葉「※露草さんを除く」

露草「うるさーい。銃士とモンクは若干性能が被ってたかも」

暗殺「中~長距離と近距離では担う役目が違うので大丈夫だと思いますよ」

金槌「大魔法使いは今までの魔法使いより優遇されてるんだよな?」

運営「うーん、そのあたりも考えなきゃだよね……」

金槌「あれ?」


KAZAKOSIれんじゃーは『異邦人』というアビリティを使って

経験値補正やレアアイテムとか取り放題にしてあったので

そこの難しさは取っ払われています。


勇者「魔法剣士は属性攻撃が得意なんだよな?」

露草「今回はケイト戦に挑んだからそっちの特性も入りました。

   でも原則は物理属性攻撃のエキスパートって扱いだよ」

旭日「ってなると、戦士系がとれることになってた属性攻撃は撤廃か」

暗殺「いまさら撤廃してもアレですから、新しいジョブ制度のもとでは撤廃ですかねえ」

運営「うーん、なら魔法剣士を戦士の派生にしようか?」

氷雨「双剣士も狩人系でとってる人が多いですね」




時は経ち……。

一応の決着がついた。

銃士以外は、次のアップデートで組み合わせジョブの一つとして実装され

誰でも巫女や忍者になれるようになった。

一方、双剣士は正式名称になり、常葉さんに怯えていた双剣士は

それを称号として扱うことはできなくなった。

これからはただの「蒼の狩人」ですね、よかったね。

魔法剣士は魔法戦士の正式名称として扱われるようになったが

まだまだ実際のプレイでは魔法戦士の名が活躍しそうである。

そして銃士はアップデートを見送られ、

桔梗と名のついたプレイヤー特有のジョブとして認識されることになった。



――――――――――


戦士と狩人の組み合わせで双剣士

戦士と僧侶の組み合わせで巫女

狩人と僧侶の組み合わせでモンク

盗賊と僧侶の組み合わせで忍者

戦士と各魔法属性魔術師の組み合わせで(魔法名)の剣士

各魔法属性魔術師三種の組み合わせで全属性魔法使い


銃士……なし

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