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イケメンなオタクと弱ツンデレ性の後輩  作者: kanatax
1章 独善のヒーロー
5/6

1「先輩には関係の無い事です!」

今まで放置しててすみませんでした!

連載再開です。

-6月20日-


 あれから、数日たった。

 紅蓮葉にパシられることはなかったが、あいつと2人で話すことは結構あり、仲も深まったと思う。

 つか、「わ、私が直ぐに来いと言ったらホントに直ぐに来ること!」とか最初言ってたから、これも一応パシリなのかね?

 弟子達の稽古もやっている。(未だに名は覚えていない)

 あいつらは意外に良い奴らだった。不良になったのは昔好きだった女が不良だったのが理由(なんじゃそりゃ)で根は良い奴ららしい。

 先日の事も、好きな女の子相手に暴走してしまっただけらしい。

 まぁ、事実は変わらないので許したりはしないがな。

 

 と、最近の事を思い出していたら、隣の席に座る慎也が五月蝿く話しかけてきた。


「和也!今日が何の日か、もちろん分かっているよな!」

 

 無駄にテンションの高い奴である。

 

「知るか」


「今日はプール開きの日だろ!」


「それが、どうした」


 俺はあまり水泳は好きではない。


「どうした?じゃねぇよ!ついにスク水姿の女子が見れるんだぜ!」


 よし、コロス。


「うおっやめろって和也!痛い!首を絞めるな!」


 俺は慎也を離してやる。


「いや、犯罪者予備軍が居たから処刑をしようと思ってな」


「犯罪者予備軍っていうな!誰もが考える事だろ!」


 うむ。こいつが顔はそこそこ良いのにまったくモテない理由はこの性格のせいだろうな。

 まぁ、そのおかげで気を使わずに話せるから俺は嫌いではないが。


「うるせえよ」


「お前はスク水の素晴らしさが分からないのか!」


「(まぁ、本当は俺もスク水は大好きだがな!)」

 

 口が裂けてもそんなことは言えない和也なのであった。



 

 この高校の水泳の授業方式は少し変わっている。

 まず、第一に女子と男子が共に授業を受ける事が他の高校との大きな違いだろう。

 2つ目はクラス共同水泳というのがあることだ。

 学年同士の親睦を深めるために1・2年生の同じアルファベットのクラスが一緒に授業をする。

 これがクラス共同水泳だ。

 俺は2年A組。略して2Aに所属しているから、1Aと共に授業をすることになる。

 ちなみに、1Aは紅蓮葉と碧眼の魔人-黒野碧-が所属しているクラスだ。




 2時限目-水泳-


「ひゃっほい!夏だ!プールだ!水着の女子だっ!」


「とりあえず、黙ろうか」

 

 相変わらず、気持ち悪い慎也を殴る。


「ぐほっ!相変わらずつっこみが激しいな和也!」


「つか、あんな事を大声で叫ぶんじゃない。俺まで変な目で見られるじゃないか」


「ビバ、スク水!」


 よし、ビンタしよう。




-昼休み-


「そういえば、紅蓮葉は授業に出てなかったなー」


 この学校で授業をサボるのはあまりよろしくない。

 それだけで、通知表で3以上が取れなくなるのだ。


「ちょっと気になるし、本人に聞いてみよう」


-屋上-


 よく、ライトノベルなどで屋上が使われているが、基本的にどの学校でも屋上には入れないのが現実だ。

 え?じゃあお前はどうやって入ったんだって?

 それはもちろんピッキn(ゲフンゲフン。


「先輩、何の用ですか?」


 俺は屋上に紅蓮葉を呼び出していた。


「なぁ、紅蓮葉。お前が水泳の授業に出ていないのは何故だ?」


「……」


 今まで、笑顔だった紅蓮葉が無表情になる。


「この学校で授業をサボるとあまりよくな「関係ないです!」え?」


 彼女は怒った様な顔で俺に言う。


「先輩には関係の無い事です!」


 彼女はそのまま屋上を出て行ってしまった。






 ……えーと……

 ミスっちゃった。テヘ。

今までの部分も若干修正してあります。

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