世界
本当の幸せとは、どこにあるのでしょうか。
そう私はあなたに問いかけます。
あなたはお父さんが亡くなったことを悔しがっていたね。
本当にいいお父さんだった。怒られても、優しかった。たった一人の父親だから。
けれど本当の父の姿は、優しい父親だったのでしょうか。
あなたには優しいかもしれないけど、お母さんには? お姉ちゃんには?
あなたの前では優しかったのかもしれない。でも裏ではわからない。あなたの見ていないところでも、優しい人と言えるの? 不倫しているかもしれない。犯罪を犯しているかもしれない。
父はたった一人だけど、だから何がいいの?
誰か一人死んだところで、世界は何も動かない。何も変わらない。月日が流れればみんな忘れ、変わらない毎日を過ごす。
一人に依存するとこは、世界に置いていかれることではないのか。
父に依存し、過去ばかりを見て、誰が死んでも前ばかりを向く世界。
世界は誰にも囚われたりはしない。過去なんて見向きもしない。残酷で、暖かな世界。
そんな世界のように、私はなりたいです。
最低だった父親を忘れ、父の存在すらを消し、脅えない毎日を過ごす。
あなたにはわからないだろうけど、私はそれを誰よりも望みます。母よりも、兄よりも、誰よりも、父を自分の中で殺し、新たな世界に踏み出したい。
そこには、本当の幸せはあるのでしょうか。
またまた幸せが登場←
ちょっとぐだぐたかな?