かたっぽの靴下(わたし)
作品も概要欄もあそびちらかした、究極の一品(笑)
ひらりひらり。
晴れ渡った青空に、白い雲泳ぐ。
ぽかぽかあったかないい天気。
パラソルハンガーにぶら下がる洗濯物たち。
風でふわりふわり。
ひらりひらり。
ゆれるゆれる。
その中の新品の白いTシャツが私。
──ではなく、履き倒された靴下。
しかも、相方が行方不明の靴下。
洗濯されるたびに、相方とは違う相方とペアを組まされる。
ひらひらと風に揺れる私たち。
私のとなりでは。
私と同じく相方の居ない靴下が、ため息をついている。
今度はあなたとペアね、きっと。
きっとそうねぇ。
お互い頑張りましょ。
ええ。
青空の下。
心地よい風に揺らされる。
かたっぽの靴下。
あなたなら、何の洗濯物になりたいですか?
私は本命は…いや、言わないでおこう(笑)
お立ち寄りくださりありがとうございました!