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第2話 魔力無し?

「『れべる』も『すきる』もわかりませんが、魔力を測るものはありますよ」


 アンブロシスさんがそう言ってローブの中に手を入れようとしたところで黒姫たちが部屋から出てきた。

 黒姫の衣装も俺たちと同じような長そでシャツにこれも同じような青い袖なしのワンピース風の上着。ただし裾は足首まであって、ゆったりとした襞がある。

 そういえば、今の黒姫はその長い髪を垂らしている。ポニーテールじゃない彼女を見るのは初めてかもしれない。ちょっと新鮮だ。

 って見てたら、「じろじろ見ないで」と恥ずかしそうに文句を言われた。

 いつもと違うヘアスタイルや服がそんなに恥ずかしいのか? ……あ、そうか。


「黒姫さんも下着なかったのか」

「な、ちょっ、バカ! 変態! 露出狂!」


 真っ赤になって罵られた。でも、最後のは関係なくない?


「こほん。よろしいかな?」


 アンブロシスさんの声に三人とも注目する。


「突然の出来事に戸惑っているでしょうし聞きたいことも多いと思いますが、少し落ち着いた場所に移動しませんかな? そこでちゃんと事情をお話ししたいと思っております。飲み物も用意してありますから」


 黒姫が「どうする?」と眼で聞いてくる。


「うーん。今はこの人の言うとおりにするしかないんじゃない?」

「うん。それに、ここは窓もなくて地下牢みたいでちょっと怖いし、できたら違う場所のほうがいいな」


 白馬(しろうま)も賛成してくれた。理由がちょっと情けない気がしないでもないが。


「では、こちらへ」


 アンブロシスさんの後について水色ローブの青年が入ってきた扉へ向かう。

 これも頑丈そうな扉を開けると、そこには金属製の鎧と長いマントを纏った体格のいい白人男性が二人、長方形の大きな盾を持って立っていた。腰のベルトには剣を提げている。

 おおっ、騎士だ! 騎士がいた! 剣と魔法の世界だよ!


 2人の騎士たちの間を抜けると、左手には木製の扉がある壁、右手には長い廊下が延びていた。その廊下には縦長の窓が並んでいて、そこから日の光が差し込んでいる。反対側はつるりとした薄い灰色の壁にいくつかの扉が見えた。どうやら、ここは廊下の端っこのようだ。

 ベージュや緑の色違いのタイルの上をかつんかつんと人数分の靴音が響く中、物珍しそうにきょろきょろしながら歩く俺たち。窓の外には緑の庭園みたいなのを挟んで向こう側の建物が見える。やっぱり装飾の多い中世ヨーロッパ風の建物だ。


「ゴシック……かな」


 俺と同じ建物を見ながら、白馬が独り言のように呟いた。


「何だ、それ」

「中世ヨーロッパの建築様式だよ」

「へぇー。白馬くん、そういうの詳しいんだ」


 黒姫も会話に加わってきた。


「美術部の先輩にそういうのが好きな人がいて、それでなんとなく」

「え、白馬って美術部だったんだ」

「う、うん、まぁ……」

「高妻くん。あなた、クラスメイトの部活も知らないの?」


 黒姫に非難されるけど、普通知らないよな。知らないよね?


「黒姫さんは書道部だよね」

「うん、そう。高妻くんは……、あれ? 何部だったかしら?」


 ほら、知らないじゃん。俺なんかに興味ないんだろうなぁ。

 ま、一応答えておくけど。


「帰宅部だよ」


 1年の時はバスケ部に入ってたんだけど、なんやかんやあって辞めちゃったんだよな。




 やがて、先頭を歩く水色のローブの青年が先に進んで両開きの扉の前で立ち止まりノックする。 「誰?」「お客さんをお連れしました」みたいな会話があって扉が開いた。


 部屋は教室の半分くらいの広さで、正面に見えるアーチ型の窓の外には葉の茂った木々と石造りの壁が見える。部屋の真ん中にこげ茶色の大きなテーブルがあって、その周りに高い背もたれのある椅子が並んでいる。奥には大きな暖炉なんかも見えるけど、雰囲気的に会議室みたいなところだ。

 椅子の一つにオールバックにした銀髪と立派な口髭を蓄えたナイスミドルが座っていた。装飾の多い赤い貴族っぽい服を着てるし、後ろに秘書みたいな青年も立ってるところを見ると、たぶん偉い人なんだろう。

 ナイスミドルは俺たちの姿を見て立ち上がりすたすたと近づいてくる。そして、


「私はアルマン・ヴォ・ポルトと申します。この国の宰相を務めています」


 と名乗った。やっぱり偉い人だったか。ていうか、宰相ってめっちゃ偉い人じゃん。


「まずはあなたたちの承諾も得ずにこの世界へ召喚してしまったことを謝罪させていただきたい」


 ポルトさんは深々と頭を下げる。後ろの青年も同じように頭を下げた。

 これで異世界召喚が確定したな。

 ポルトさんはきっかり5秒間頭を下げた後、姿勢を戻し微笑を湛えて俺たちを見る。


「よろしければお名前を伺いたいたいのだが」

「その前に」


 と黒姫が前に出た。


「あなたにも確認させてください。これは冗談でも夢でもなくて現実のことなんですよね?」

「はい。俄かには信じられないでしょうが」

「その、ま、魔法があるっていうのも」


 ポルトさんはにこりと頷いて壁際にあるテーブルに向かって軽く右腕を伸ばした。


「果実水よ、我が意のままに」


 言葉と同時にポルトさんの指先が陽炎のように揺らめく。その揺らめきはするするとテーブルの上に置いてある白いピッチャーに届いた。すると、ピッチャーの口からオレンジ色の液体が飛び出した。その液体、果実水?は緩い弧を描いていくつものグラスに注がれていく。

 おおっ! マジで、マジで魔法だ! 水属性の魔法かな?

 黒姫も白馬もこれを見たらもう信じるしかないだろ。

 目を向けると、黒姫はしばらく蝋人形のようにぽかんと口を開けたまま固まっていた。そして、諦めたような深いため息を吐いてからポルトさんに向かって名乗った。続いて俺、白馬と名乗る。


「クロフィメ殿、タカツゥマ殿、シュロゥマ殿ですか。ふむ。やはり、ニホンの方の名前は言いにくいですな」


 苦い顔のポルトさん。って、


「えっ、日本人を知ってるんですか?」

「日本人がいるの?」


 俺と黒姫の発言が被る。

 さっきアンブロシスさんも日本語を喋ってたし、この世界に日本人がいる可能性は大きい。


「そのことも含めて順にお話しますので、こちらへ」


 椅子を勧められて、黒姫、俺、白馬の並びで座る。テーブルの対面にはポルトさん、アンブロシスさんが座った。ポルトさんの後ろには秘書の青年が立ち、水色ローブの青年は果実水の入ったグラスを給仕している。ちなみに、青ローブの男女はこの部屋には入ってきてない。


「我が国の南の地で採れる果物の果実水です」


 グラスが配られると、ポルトさんが一番に口をつけた。確かそうやって毒が入ってないことを客人に証明するんだっけ。異世界ファンタジーの小説で読んだことがある。

 では、謹んでいただきます。

 うん、ちょっと酸味がきついけど普通に生ぬるい生オレンジジュースだ。

 黒姫も白馬もオレンジジュースを堪能したのを見届けて、ポルトさんは話し出した。


「我がデュロワール王国を含むこのガロワの地では、遥か昔からたびたびドラゴンの被害に遭っているのです」


 ド、ドラゴンきたあぁぁぁ!


「ドラゴンて、あの空を飛んで、固い鱗があって、鋭い爪と牙があって、炎のブレスを吐くあのドラゴンですよね!」


 勢い込んで聞くと、ポルトさんは「ほう」と感心する。


「炎のぶれすとやらはわかりませんが、概ねそうです。ドラゴンが現れると町と言わず畑と言わずことごとく破壊され、死傷者も多く出ます。むろん、人間側も軍を率いてドラゴンを討伐しようとしましたが、ドラゴンは空に留まったまま風と雨を操り、時には雷を放ってくるために全く歯が立たなかったのです」


 風と雨と雷って、ちょっと東洋的要素が混じってるみたいだ。


「そこで、今からおよそ180年前、一人の偉大な魔術師がドラゴンに対抗できる魔力を持つ者を召喚する術式を創り出しました。そしてそれを発動したところ、我々の住む世界と別の世界から一組の男女が召喚されたのです。これが初代の勇者と聖女です。その勇者と聖女はニホンという国の若者だったと伝えられています。二人は驚くほどの魔力を持っていて、その魔力でドラゴンと戦い、これを退けることに成功しました。それ以来、ドラゴンが現れる度にニホンから勇者と聖女を召喚し、彼らの力でドラゴンを退けてきました。おかげで我がデュロワール王国はドラゴンの被害に遭うことなく、ガロワの地で最も栄えた国となっています」

「日本人が召喚されてたんだ」

「それでさっき日本語喋ってたのか」

「先程のニホンの言葉は、先の聖女様が次に召喚した際に使うようにと伝えてくださったものです」


 なるほど。何も言われずにただ魔法石を渡されてもあんなスムーズにいかなかっただろう。サンキュー、先の聖女様。


 それにしても、勇者と聖女か。つまり、俺たちがそれってことなんだよな! ハハハ、なんかワクワクしてきたぞ。


「じゃあ、私たちがその召喚?されたのもドラゴンと戦うためですか?」


 興奮する俺とは裏腹に、黒姫はきつい口調で質問した。


「お察しのとおりです」

「お断りします。勝手に呼び出してそんな危険なことを押し付けようなんて虫が良すぎます。非常識です」

「そうだよ。ドラゴンと戦うなんて無理だよ」


 白馬の声も怯えている。まぁ、ドラゴンはファンタジーじゃラスボス級の扱いだしなぁ。


「たいへん勝手な願いであることは重々承知しております。ですが、あなたたちにはそれだけの力があるのです。何卒我らに力を貸してください」


 そう言ってもう一度頭を下げるポルトさん。アンブロシスさんも頭を下げる。


「そんなこと言われても困るし……」


 それでも渋る白馬を見て、ポルトさんはがたっと席を蹴るように立った。白馬のヘタレっぷりに怒ったのか?  なんかヤバくない?

 ポルトさんはやおら床に両膝をつくと両手も揃えて床につけ、額も床につくほどに深々と頭を下げた。他の面々もそれに倣う。

 土下座! 土下座ですよ!


「ニホンという国の最大級の礼だと伝え聞いております! どうか我々を助けてください!」

「え、や、ちょっとやめてください。頭を上げてください」


 これには白馬も断れないみたいで、あせあせと両手を振っている。さすが土下座。ていうか、白馬は気が弱そうだし、こういう押しの強いのは苦手なのだろう。


「まぁ、俺たちにしかできないことがあるなら協力してあげてもいいんじゃないか? 今までの勇者もドラゴンと戦ったって言うし」

「私だって困ってる人を無視するのは嫌だけど、私たちただの高校生よ。戦争どころか普通のケンカだってしたことないでしょ? そんなのでドラゴンと戦ったりできるの?」


 そう言われたらそうなんだけど。でも戦ってみたいじゃん、ドラゴン。勇者としてはさ。

 そこへアンブロシスさんが助け舟を出してくれた。


「前回の勇者もニホンではただの青年だったと伝えられていますが、強力な魔法で難なくドラゴンを退けたそうです」

「うむ。今回は勇者が二人もいることだし、なんとも心強い」


 ポルトさんも笑顔でうんうんと頷く。


「それに、聖女は勇者を支援するだけですので、直接ドラゴンと戦うということはありませんよ」

「そうなの? それなら、まぁ……。いえ、そういうことじゃなくて、ほら、いきなり魔法とか言われても本当に自分にそんな力があるとは思えないし」


 今ちょっと本音が漏れかけたみたいだけど、確かに黒姫の言うとおりだな。なんか普通に魔法が使えるって思い込んでた。どうやったら使えるのかな? 魔法。


「ああ、それなら……」


 そう言って、アンブロシスさんがローブの中から青い布に包まれたものを取り出した。それをテーブルの上で広げて中のものを俺たちの前に置く。

 それは金属の枠にはめ込まれた手のひらより一回りほど大きい五角形の乳白色の石の板で、それぞれの角に色の違う五つの碁石のようなものがはめ込まれていた。石の色は、黒っぽい緑色、赤色、明るい青色、緑がかった青色、黄土色だ。

 ああ、さっきアンブロシスさんが言ってた魔力を測るやつってこれか。石は火とか水とかの属性に対応してるのかな。


「魔力測定の道具ですな。確かに、私も陛下に報告する前に確認しておきたい」


 興味深そうにするポルトさんの横で、アンブロシスさんが俺たちに向き直る。


「この世のあらゆるものには魔素が含まれています」

「まそ?」

「魔力の素になるものです。目には見えませんが全てのものにあります。動物や植物。石や土、水、風。このテーブルにもグラスにも果実水にも。もちろん我々人間にも魔素はあります。魔法というのはこの魔素を操るのだと考えられています。魔力は魔素を操る力のことを言い、人それぞれに大きさや属性が違うのです」

「属性というのは何ですか?」


 黒姫が興味深そうに質問する。


「操れる魔素の種類みたいなものです。風、火、水、金、土、聖の6つがあります。他に属性の無い魔力もありますが」

「光とか闇とかは無いんですか?」


 これは俺の質問。

 光魔法ってファンタジー世界じゃ一番初めに覚える簡単な魔法だったように思うんだけどな。


「光の魔素はありますが、火や水のように操ることができないので属性にはなっていません。闇属性は……文献にはありますが……」

「じゃあ、光魔法って無いんですか?」

「はい」


 これ、もし俺が光魔法を使えたりしたら「レン様すげえぇぇぇ」になるんじゃね? あと、闇の方は何か言葉を濁してたからタブーか何かなのだろう。

 とか考えてる間にもアンブロシスさんの説明が続く。


「この『属性の石板』に手を置けば、その人がどの属性の魔力をどのくらい持っているかがわかるのです」


 アンブロシスさんは確認するように俺たちを見回した。

 黒姫も白馬も「どうしよう」って顔で俺を見る。ていうか、黒姫の眼が「おまえがやれ」って言っている。しょうがねーなぁ。


「俺がやってみる」


 立ち上がって、目の前に置かれている『属性の石板』に右手を伸ばす。

 やっぱ緊張するな。

 さぁ、俺の魔力は? 属性は?

 みんなの視線を感じながら、ぐっと手のひらを石板に押し当てる。


 …………。


 あれ? なんにも起こらないんだけど。えっと、これでいいの?

 アンブロシスさんも首を傾げてるところを見ると、やっぱり違うみたいだ。

 もう一度当ててみる。


 …………。


「壊れたのか?」


 アンブロシスさんは『属性の石板』を手元に引き寄せて自分の右手を置いた。

 すぐに赤と明るい青の石から30㎝ほど、他の石からも5㎝ほどの色の柱が立った。


「ほほう。さすがは筆頭魔法士のアンブロシス卿だ。聖属性以外の全属性を持っておられるし、火と風の魔力は桁違いですな」


 ポルトさんが感心する。へぇー、このお爺さん、筆頭魔法士なんだ。


「僕がやってみるよ」


 そう言って白馬が立ち上がった。

 自分からチャレンジを申し出たわりに、白馬は恐る恐ると右の手を置いた。

 直後、どーんと効果音がつきそうな勢いで全ての石から光の柱が立ち上った。それは3メートル以上ありそうな天井近くまで伸びている。なんだこれ。


「「おおっ!」」

「ええーっ!」


 みんな驚いている。ていうか、白馬が一番驚いているんだが。


「全属性でこれほどとは……」

「これが勇者の力か……」

「つ、次はクロヒメ殿に」


 アンブロシスさんが興奮気味に勧めてくる。

 それに気圧されるように白馬と入れ替わった黒姫が手を置くと、石板の全ての石たちが光ったように見えた次の瞬間、乳白色だった石板自体が虹色に光りはじめた。


「やはり聖属性……」


 ポルトさんの呟きは次の瞬間まぶしい金色の光に飲み込まれた。その光は石板を中心にさざ波のように部屋いっぱいに広がっていく。


「……こんな光は見たことがない」


 アンブロシスさんの声が震えているのを聞きながら、「そういえば属性の石って五つしかついてなかったな。聖属性は石板ごと光るのかぁ」と冷めたように考察していると、唐突に光が消えた。どうやらびっくりした黒姫が手を引っ込めたらしい。それでもまだ金色の光の粒が名残惜しそうに空中を舞っていた。


「……ああ、勇者様、聖女様。神よ、感謝します!」


 アンブロシスさんが感極まったように叫んで組んだ両手を額の位置に掲げた。その隣で、ポルトさんは落ちそうなほどに目を見開き、他の二人も茫然自失の体だ。


 えーと、これ、なんかアレだ。なんかひじょーにマズいアレだ。


「た、高妻くんももう一回やってみれば? 今度はちゃんと反応すると思うよ」


 勇者認定された白馬が気を遣ってくれた。さすが勇者。


「だ、だよな」


 もう一度チャレンジだ。あ、今度は左手でやってみようかな。うん、そうそう。俺左利きだったわー、みたいな感じでさり気なーく……。


 …………。


 うんともすんとも言わない。

 いや、これは俺の魔力が規格外過ぎて測れないパターンのやつだな、きっと。異世界ファンタジーの定番だ。


「……タカツマ殿の魔力はこれでは測れぬのかもしれんな」


 アンブロシスさんが眉を寄せて呟く。ですよねっ!


「これは貴族用ですからな。平民用であればあるいは」

「平民並みの魔力では話にならん! とんだ役立たずではないか!」


 憤慨したポルトさんが首を振ってため息を吐いた。


「やはり勇者と聖女は一人ずつだったか。勇者が二人もいるなんておかしいと思っていたのだ」


 あー、それでみんな最初変な顔してたのか。マントも『言葉の魔法石』も二つずつしかなかったもんな。納得だわ。そっか。俺、勇者じゃないんだ……。


 そう悟った瞬間、密かに期待していた『異世界に召喚された俺がチートで無双してドラゴン倒しちゃったけど帰らずにハーレム作っていいですか?』が砂のように崩れていった……。


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