表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/4

後編(閲覧注意)

残酷描写あり、ホラー描写あり、勇者たちと王国の末路

歳月が経ち、指名手配犯になった勇者たちはどうなったかというと・・・・


【村民】

「たっ、助けてくれ!」


【カイル】

「シネエエエエエ!」


【村民A】

「ギャアアアア!」


カイルの剣に斬られ、村民は絶命した


【カイル】

「野郎ども!男は殺せ!女は犯せ!ガキは売れ!」


勇者たちは盗賊団を結成し、略奪・放火・強姦・殺人・誘拐等、好き勝手にやりまくった


【カイル】

「有り金、全部寄越しな!」


【村民B】

「差し上げますから、どうか、命だけは・・・・」


【カイル】

「黙れ!」


【村民B】

「ギャアアアア。」


カイルは剣を抜き、村民たちを切り裂いた


【オルグ】

「捕まえたぞ!」


【村娘】

「どうかお許しを!」


【オルグ】

「黙れ!」


オルグは村娘を殴り、大人しくさせた


【オルグ】

「すぐに天国に連れてってやるからよ!」


【村娘】

「いやあああああ!」


オルグは村娘を犯し、気に入ったら連れていき、気に入らなければ殺すようにしてきた


【ミーナ】

「食料を出しなさい。隠すとためにならないよ。」


【村長】

「出しますからお許しを。」


村長は全て食料を差し出した


【ミーナ】

「ご苦労様、そしてさようなら。」


ミーナが魔法を唱え、村長は声をあげる間もなく火あぶりにされ灰になった


【男の子】

「パパ、ママ!」


【ローラ】

「さーて、坊や、お嬢ちゃん、私と一緒に来なさい♪」


【女の子】

「やだよ!」


【ローラ】

「ゆうこと聞かないガキはこうしてやる!」


ローラは剣を抜き、見せしめに女の子を殺した後、子供たちは奴隷商に売り捌いたのである


【カイル】

「アハハハハハ!勇者様のお通りだ!」


もはやカイルたちはかつての勇者一行の面影がなく、本当の盗賊団、いや盗賊団以上に厄介な存在となった。カイル率いる盗賊団は100件以上の牧場や町や村を襲いまくった。国中が勇者たちを討伐としようとしたが、百戦錬磨の強さを誇る勇者たちの力に歯が立たず、手を焼いていた


【カイル】

「ギャハハハハハ、今日も大量だったぜ!」


カイルは略奪した食料と金品を見て満足気に笑う


【オルグ】

「ちっ、今日は気に入らねえ女ばかりだ。」


【カイル】

「おい、オルグ、俺の分の女も残しとけよ、たくっ。」


【オルグ】

「うるせえな!お前が金ばかりに目が眩むからだろう。」


【ローラ】

「奴隷商の奴、前よりも褒賞金が少なくなってるぞ。」


【ミーナ】

「最近、規制が厳しくなってるから、そう簡単には出さないよ。」


カイルたちは指名手配犯にされてから、数週間はこっそりと世間に身を隠し、カジノの売上金で暮らしていたが、やがて底をつき、働きにギルドに行っても、カイルたちの手配書と一緒に似顔絵もあったため、仕事もできなかった。やがてカイルたちは生きるために盗賊になることを決意したのである


【カイル】

「ギャハハハハ、ここまで上手くいくと、勇者よりも盗賊の方が天職かもな!」


だがカイルたちの悪運も長くは続かなかった。カイルたちは略奪して得た金で、カジノへ向かった


【カイル】

「よっしゃあああああ!今日はついてるぜ!」


いつもは賭け事に負けてばかりのカイルたちは、今日は異常なほど大当たりである


【カイル】

「大量、大量!」


【オルグ】

「日頃の行いがいいから、神様がプレゼントしてくれたんだぜ!」


【ローラ】

「悪運の間違いじゃないの?」


【ミーナ】

「いいじゃない!今日はついてるわ!」


カイルたちは、換金してもらおうと店員に話しかけた


【カイル】

「おい、換金してくれ!」


【店員】

「分かりました。少々お待ちください。」


店員が奥に行き、数分後・・・・


【店員】

「お客様、VIPルームへとご案内いたします。」


店員に案内されVIPルームに案内され、部屋に入った。そこに一人の男が立っていた


【カイル】

「おい、換金してくれよ!」


【???】

「フフフフ」


【カイル】

「おい、聞いてんのか?」


【魔王(霊体)】

「もちろん聞いてるぞ、勇者!」


【カイル】

「貴様は魔王!」


カイルたちの目の前にいたのは魔王の霊体であった


【魔王】

「全く情けない、かつて勇者だったお前たちが盗賊に成り下がるとは。」


【カイル】

「黙れ!亡霊になっても俺たちを狙うのか!」


【魔王】

「そうだ、俺はお前たちに復讐するためにこの世に戻ってきたのだ。」


【カイル】

「だったらあの世に帰してやる!おい、みんな戦闘準備だ!」


カイルが声掛けしたが、反応がなかった。カイルが後ろを振り向くと3人はいなくなっていた


【カイル】

「みんなは!」


【魔王】

「あいつらは私の姿を見たとたん、逃げていったぞ。頼もしい仲間を持ったな♪」


【カイル】

「くっ!」


カイルは剣を抜き、魔王に斬りかかった


【カイル】

「くらええええええ!」


【魔王】

「ふっ!」


魔王は鼻で笑い、勇者の斬撃を受けた


【魔王】

「ギャアアアアアア!」


【カイル】

「はああああああ!」


【魔王】

「グアアアアアアア!」


【カイル】

「もう一太刀!」


【魔王】

「キャアアアアアアア!」


魔王は悲鳴を上げ、そのまま倒れた


【カイル】

「やったぜ、どうだ見たか!ギャハハハハハ!」


勇者は高笑いしながら魔王を蹴ったら・・・・


【カイル】

「あっ、あああああああ!」


カイルは絶叫を上げた。カイルが斬ったのはローラ、ミーヤ、オルグの三人だった。斬られた三人は既に息絶えていた


【魔王】

「可哀想に仲間に斬られるとは・・・・」


【カイル】

「きさまああああああ!」


カイルは魔王に斬りかかったが霊体であるため、そのまま通り抜けてしまう。それでもカイルは剣を振り回した瞬間、足を滑らせ、転んでしまった


【カイル】

「くっ!」


足を滑らせ転んだカイルはおもむろに手を見たが、手にあった剣が無くなっていた。辺りを探したが、どこにもなく、上を向いた瞬間・・・・ブスッ!

剣がそのまま、カイルの額に突き刺さり、そのまま頭を貫いた。カイルは数分間の苦痛を味わった後に息絶えた


【魔王】

「フフフフ、勇者の結末は意外と呆気なかったな。」


魔王は勇者たちの最期を見送った後、今度は国王の最期を見届けるため、そのまま消え去った。後にカイルとオルグの死体は磔にされ、民たちから石を投げられ続け、見る影もない姿で晒された。ローラとミーヤは死体を犯すのが大好きなマニアたちを相手に徹底的に犯された。その後、4人の体と手足と頭が切断され、野犬の餌にされたのである。そのころ、国王は・・・・


【国王】

「うう、眠れぬ。」


国王は魔王の霊が現れたのをきっかけに悪夢を見るのである。昼寝をしてもまた悪夢が繰り返し起こるので、ずっと眠れぬ日々を送っているのである。医者からは睡眠薬を渡され、分量通り、飲んでも一向に眠れず、国王は医者の定めた分量を守らず大量に服用し、ようやく眠気がきたのである


【国王】

「これで眠れる。」


国王は久しぶりの眠りについてから、数時間後、再び目を覚ました


【国王】

「また目が覚めてしまった」


時計を見ると午前2時の時間帯になっていた


【国王】

「またか!」


国王は再び睡眠薬を大量に服用しようしたら・・・・


【魔王(霊体)】

「ふふふ、眠れないようだな、国王よ。」


【国王】

「ヒイイイイイ!」


国王の目の前に魔王の亡霊が現れ、国王は腰を抜かしてしまった


【国王】

「頼む、許してくれ!この通りだ!」


国王は魔王の亡霊の前で土下座をした


【魔王】

「黙れ、お前たちが我等にした所業は一生忘れぬぞ!」


魔王がそう言い放つと魔王の後ろから、無数の霊たちが現れ、国王を睨み付けた


【国王】

「ヒイイイイイ!」


国王はそのままベッドに潜り込み、ガタガタ震えていた


【魔王】

「さあ、我等の受けた怨みと憎しみを、た~んと味わうが良い!アハハハハハハ!」


【亡霊】

「アハハハハハハ!」


魔王と亡霊たちが大笑いし、国王は唯唯、震えるしかなかった。そして翌朝・・・・


【メイド】

「陛下、おはようございます、朝でございます!」


メイドが声をかけたが返事がなかった


【メイド】

「ご無礼いたします。」


メイドが部屋に入り、カーテンを開いた。朝日が入り、部屋が明るくなった。メイドは国王を起こそうとベッドに向かった瞬間・・・・


【メイド】

「キャアアアアアア!」


メイドが悲鳴を上げた


【近衛兵】

「如何した!」


メイドの悲鳴に近衛兵たちが駆け付け、ベッドを確認した瞬間・・・・


【近衛兵】

「うっ!」


近衛兵たちは思わず、ぞっとした。国王の顔は白目を剥き、口を大きく開き、見るもおぞましい表情をしたまま、亡くなっていたのである。念のために調べたら、右手の人差し指の爪が剥がれていた。壁を見たら、血で書いた文字で【マオウノノロイ】と書かれており、近衛兵たちは国王は魔王の亡霊に祟られたことを改めて認識したのである。その後、国王は国葬され、息子の王子が後を継ぎ、新国王になったが、その息子の前に魔王の亡霊が再び現れ、新国王は父であった国王と同じ白目を剥き、口を大きく開き、見るもおぞましい表情のまま亡くなっていたのである。そして右手の人差し指の爪が剥がれており、壁には血で書いた文字で【クニハホロブ】と書かれていたのである。人々は、これは魔王の呪いと信じ、すぐさま、国外へ逃亡していった。肝心の王宮はというと、新国王が突然死したため、後継者が定まっておらず、新国王の弟である王子たちは後継者争いを起こし、国を巻き込んだ御家騒動が勃発し、王子たちは互いに殺し合い、最後は王宮が謎の火災に遭い、灰になるまで焼き付くしたのである。王宮が焼ける有り様を空の上で眺めていた魔王と亡霊たちは笑っていた。その手にはカイルたちと国王と息子の新国王と弟の王子たちの生首があったのである


【魔王】

「フフフフ、アハハハハハハ!」


【亡霊たち】

「ククククク!アハハハハハハ!」


魔王と亡霊たちは王宮が焼け落ちたのを見届けた後に、あの世へと旅立っていった








次回が完結編です

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ