3月16日
望「……俊くんは分かるよ。運転頼んだし。純くんはなんでいるの」
純「ひでぇな、おい。暇だし久しぶりに母校でもついでに見ようかと」
望「卒業してまだ2年くらいじゃん」
純「こういう時しか来ねぇんだしいいだろ」
俊「はいはい、そのくらいにしておけ」
純「ほら、そろそろ発表だぜ。準備してる。行ってこいよ」
俊「俺らはここで待ってるから」
望「……分かった」
純「……寒い。今日寒くね? 車戻ってていい?」
俊「ほんと、何しに来たの。望戻るまで待てって」
純「天気も悪ぃし、雪ふんじゃね」
俊「まぁ、降ってもおかしくはないけど……あ、貼りだされた」
純「俺らもあぁやって探しに行ったっけ」
俊「んー……よく覚えてないな。どうだっけ」
純「大学の時の方覚えてるわ……あ、戻ってきた」
俊「どうだった?」
望「番号あった!」
俊「おめでと」
純「おめでとさん。お前なら大丈夫だったろ」
望「結果出るまではわかんないから不安だよ。ひゃぁ〜、これで本当に一安心」
俊「だな。さ、あの流れに乗って、春休みの課題貰ってこい」
望「……あー」
純「受かって嬉しい気分の最中、山のように貰う課題がマジで嬉しくなかった」
俊「そこだけは同意」
望「とりあえず、貰ってきますー」
望、合格おめでとう




