3月13日
父「望、卒業おめでと」
望「ありがと、父さん」
純「お前、荷物多いな」
望「部活の後輩たちにいろいろもらったから」
純「今どき、学ランのボタンください〜とかねぇのかよ。制服綺麗だな」
望「さぁ。あ、でも1部の女子たちが騒いでたかも。興味ないから知らないけど」
純「お前なぁ……」
母「あとは合格発表だけね、心残りは」
望「……今それ言う?」
父「大丈夫だろ、望だし。父さんはそこまで心配してないぞ」
母「私もそこまで心配してないわ。うちの子たちって、何だかんだ要領いいから」
望「もう結果待つしかないから、開き直るよ。なんとかなるさ」
父「さ、何食いたいか決めといてな。俊と悠が帰ってきたら飯行くぞ」
望「肉がいい」
純「お前いつも肉ばっか」
母「今日は望の好きな物優先なんだから。文句言わないの」
純「分かってるって」
望「にーく♪」
望、卒業おめでとう
* * * * *
雪「今日、望卒業式だっけ」
悠「ん。だから早く帰ってこいって」
透「そっかぁ……望、来月から高校生か」
雪「俺らの後輩になるかもな」
透「あれ、うち受けたんだって」
悠「うん」
透「そっか。それは楽しみだ」
雪「明日、行くって伝えといて」
透「じゃあね」
悠「うん……え、明日?」
君たちも1年生、後わずかだね




