3月3日
悠「まなちゃん、誕生日おめでとう」
愛「……おぉ! ありがと、悠! まさか悠が私の誕生日を覚えていてくれるなんて……!」
悠「ユッキーから聞きました」
愛「ですよね!」
透「ははっ、ともあれおめでと」
雪「おめでと」
愛「ありがと! また1つ歳をとりました」
悠「はい、これ」
愛「え! いいの?」
雪「こいつがプレゼントわざわざ用意すんのは珍しいな」
悠「失礼な。まなちゃんにはお世話になってるから」
透「うん、そうだね。かなりなってるだろうね」
愛「4月から2人が理系クラスに行っちゃうから、万一に悠と同じクラスになっても面倒見切れるのかな……」
透「ほら、悠。愛美ちゃんに苦労かけない」
雪「俺らにもだぞ」
悠「かけてない……はずだ」
愛「でも、この1年で慣れましたから。何かあったら理系クラスまで行くね」
雪「それは来なくて良い」
愛美ちゃん、誕生日おめでとうございます
* * * * *
母「はーい、夕飯出来たわよ」
望「うわぁ……ガチか」
父「おっ、今日はカツ丼か」
母「望、明日試験だからね。無事に乗り越えられますように」
純「よかったな、望。前日に食えて」
俊「そうだね」
望「あれだっけ。俊くんたちの時は朝食ったんだっけ」
純「そうそう。しかもなんか、量おかしいし」
俊「でも腹減ってたから食うには食ったけど」
純「朝一の試験は、腹苦しくて、試験集中できんかった」
母「そんなこともあったわねぇ……」
父「ま、それでもお前たちは無事受かったしな」
悠「私の時から夜にカツ丼出た」
母「大丈夫よ、望。あんだけ頑張ってたんだから。少し気持ちに余裕持って、やってやりなさい」
父「気負う必要はないからな。いままでのことを出し切ってこい」
俊「今日は早く寝るんだよ。寝坊したら元も子もない」
望「うん、頑張る!」
純「大丈夫だ。悠が受かってんだから、お前も受かるさ」
悠「おい、純さんや。どういう意味だ」
受験生の皆さん、頑張ってください




