8月22日
悠「……はぁぁー」
望「悠、いい加減ウザイ」
悠「……お兄ちゃん、弟がひどい」
俊「うん、さすがにそろそろウザイかな」
悠「……私に心優しい兄弟はいないのか」
俊「優しいも何も、まずは現実みようか」
悠「現実など見たくない」
望「……いつもだよね? 飽きないの?」
俊「んー……まぁ、悠だから」
悠「俊たちはいいよ。まだ夏休みなんだから」
俊「そりゃあ、高校生と大学生は違うだろ」
悠「くそぉ……」
望「ようやく友だちに会えるー……とか、行事楽しみー……とかないの?」
悠「別に」
望「さめてるなぁ」
俊「ともかく、学校が始まるのは決まってるんだから。今更何を嘆くんだか」
悠「……永遠に休みがいい」
俊望「そりゃ無理」
そろそろ夏休み終わりますね
* * * * *
純「……」
俊「寝ないの?」
純「あ、悪ぃ」
俊「別にいいけど。……何見てるの」
純「ん? あぁ、そろそろひとり暮らしでもと」
俊「するの?」
純「今のうちにできるなら。俊は?」
俊「んー……まぁ、どちらでも」
純「大学から近いなら一番いいよなぁ」
俊「……二人暮らしする? それなら家賃も半分で済むし」
純「んー……やっぱ最初は2人のほういいか」
俊「初めから全部大変じゃない?」
純「まぁ……でものちのちだな。やるとしても就活前には」
俊「うわ。現実味のある話出すなよ」
純「いやいや、いずれある現実だろ」
二人暮らし、するのかな




