2月7日
悠「雪音ー!」
雪「なに、朝っぱらからうるさい」
悠「おめでとー」
雪「……あー、そっか。サンキュ」
透「もう少し素直にありがとうと言えばいいのに」
悠「……ちょっとキモイ」
雪「おめぇは何を想像してんだ」
愛「あ、雪音くんおはよう! お誕生日おめでとう!」
雪「……おぅ。サンキュ」
愛「はい、これ。大したものじゃないんだけど……」
雪「……俺に?」
愛「うん。物とかよりは、消費できるお菓子とかのほうがいいかなって」
悠「うまそう」
雪「俺んだし」
透「はい、俺からも」
雪「え、マジ?」
透「やる気なかったけど、前これ欲しいって言ってたから」
雪「うわ、マジサンキュ」
悠「私からはないぞ。言葉でおめでとう」
雪「うん、お前から貰えるとは思ってなかったわ」
雪音、お誕生日おめでとう!
* * * * *
美「俊くん、あれ純くんじゃない?」
俊「え? ……あ、ほんとだ。純ー」
純「……あぁ、何」
俊「え、なんか顔死んでんだけど」
純「いや、マジでさ……あー……」
俊「めんどくさいぞ、これ」
美「だ、大丈夫なの?」
俊「大丈夫だろ」
純「単位は大丈夫じゃない」
俊「は?」
純「いや、テストにさ、寝坊して」
美「あー……」
純「起きたらテスト終わってて」
俊「あらら」
純「先生のとこに追試確認しに行ったら、笑顔でないって言われた」
美「で、でも、純くんきっと他の単位とかたくさん取ってるんだって言ってたよね? ひとつくらい落としても大丈夫……だよね?」
俊「必修じゃないんだろ? そこまで気落ちする必要なくない?」
純「……ダチと賭けてたんだよ。この分は大きい……俺の負けが目の前に」
美「あー……」
俊「そんなの知らんよ」
テスト当日の寝坊は痛いですよね




