11月28日
悠「♪」
愛「あれあれ、悠さん。テスト全部返ってきましたが、ご機嫌ですね」
悠「分かるかい、愛美さんよ」
透「目に見えて分かりやすい」
雪「こいつの様子みてりゃ、テストの良し悪しが分かる」
悠「なんと! 赤点なかった!」
愛「そっかぁ、おめでとう」
雪「それが普通だぞ」
悠「黙れ優等生」
愛「私もね、生物危なかったけど大丈夫だったの!」
悠「いぇーい」
愛「いぇーい」
透「全体で何位くらいかな」
雪「俺、今回は前より落ちたかも」
悠「前より上がったかも」
愛「順位はいつ出るんだっけ?」
透「もうちょっとしたらじゃない?」
悠「赤がないからもうなんでもいいや」
雪「お前、順位も少しは意識しろよ」
赤点なくてよかったね、悠
* * * * *
俊「純ー」
純「あ? なに、どした」
俊「ちょっと悩んでてさー」
純「お前が悩み事? 珍しいな」
俊「俺をなんだと思ってんの。もうすぐ12月じゃん?」
純「……何となく分かった」
俊「さすが。一緒に探すの手伝って」
純「独り身の俺への当て付けか」
俊「何言ってんの。明日か明後日、暇?」
純「明後日ならバイトない」
俊「頼むよ、純」
純「……分かった。だけどさ、俺より悠とかの方が、女物分かんじゃね?」
俊「悠より、お前の方センスありそう。その前にさ、悠、絶対まだ気付いてないみたいなんだ。だから、もうちょっと様子見」
純「……マジかよ」
意外ともう近いんですよね、クリスマス




