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11月19日

悠「…………」

雪「これさ、テストの度に見るんだけど」

透「今回は勉強してたんじゃないの?」

愛「タコパが……って呟いてたよ」

透「タコパ?」

雪「そういや、昨日望がタコ食いすぎた言ってたな」

透「まぁ、普段からやってればこうはならないけどね」

愛「手厳しいね」

透「悠、帰って明日の分の勉強しな」

悠「……いちばん危ない数学を教えてくれるなら」

愛「あ、私も教えて欲しいです!」

透「数学は雪音に」

雪「おい」

透「文系科目ならまだしも、数学は……。雪音は理系科目得意だろ?」

雪「まぁ……」

透「何事も適材適所」

雪「じゃ、これから透の家へ行くぞ」

悠「……おー」

透「あ、俺ん家なのね」


高校生組はテスト期間です




* * * * *


愛「ねぇ、悠。住所教えて?」

悠「いいけど……何故に」

愛「ん、年賀状をね、出そうかと」

悠「おぉ、なるほど」

愛「うん。あ、悠から返事が来るとは思ってないから安心して」

悠「さすがに来たら返す。手書き?」

愛「うん。毎年手書きだよ。そのほうが、自分の好きなように書けるしね」

悠「ほぉ、すごいなぁ……」

愛「ということなので、忘れないうちにお願いします」

悠「あいや」


そろそろ年賀状を書き

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