10月27日
悠「寒い」
透「いや、そこまで寒くはなくない? 太陽出てるし」
愛「でももう秋って感じ。風が冷たいもの」
雪「朝晩は冷える時あるしな」
悠「寒い」
愛「でも、ここの紅葉はもう少ししたら見頃って感じ」
透「割と人もまばらだし、いい時に来たんじゃない。割と紅くなってるし」
悠「……寒くないんか」
雪「お前よりは寒がってねぇよ。しかもお前よりは薄着だわ」
愛「1人だけ冬って感じだよ」
悠「仕方ない。マフラーも欲しかった」
透「はいはい。少し歩こうか。歩けば暖かくなるでしょ」
悠「歩くと疲れる」
雪「お前、ちょっと黙ってろ」
紅葉はいい感じの見頃になりつつあるようです
* * * * *
純「たっだいまー」
父「おぉ、帰ったのか。おかえり」
望「お帰り! どこ行ってたの?」
純「やー、ちょっと島根まで……」
父「今回は遠いな」
純「俊たちは?」
望「俊くんバイト行ったよ。悠は透くんたちと紅葉見に。母さんはスーパー」
純「あの悠が外出してる……」
父「それより、お土産ないのかな」
純「欲しいのそれかよ。はい、これ」
望「おぉ、何これ」
純「何かうまそうだから買ってきた。消費期限短ぇから、さっさと食べる用」
父「うまそうだな」
純「んで、これは望に」
望「うぉ、なになに」
純「合格祈願の御守り」
望「一気に現実が帰ってきたぁ」
純、おかえりなさい




