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詩集 マインドトラベラー  作者: fengleishanren
赤き稲妻編
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黒き雷光③ バラッド:モノローグ

【黒き雷光③ バラッド:モノローグ】


私はマインドトラベラー。定年までは会社員。

ブラック企業を脱出し、国際試験を突破して、


今の仕事にありついた。充実の日々、満喫中

だったはずだが最近は調子が狂う事がある。


今契約中の上得意。親の依頼で、重症の

人格破壊を快癒させ、任務完了したのだが、


その後も契約継続で未だに「ここ」に来続ける。

「ここ」は私の場所じゃない。契約によりあつらえた


仮初の場所。契約が終われば直ぐに放棄され

お互い見知らぬ人となる。そうだ。彼女はここでしか


私に会える事はない。それがマインドトラベラー。

MITA(マイタ)が全ての連絡を取りつぐ事になっている。


国際的な取り決めだ。これがあるから安全に

活動出来るというものだ。破れば重い罪になる。


だから、全ては契約の有無が決定する事だ。

今度こそ継続なしで契約は満了だ。


あの両親も、娘には負い目があるのかいつまでも

こっちに依存し過ぎだな。放置といってもいい程だ。


そもそもMITAもおかしいぞ。私の仕事は完璧だ。

完癒したのに何でまたこっちに契約振ってくる?


遊ばれてるんじゃあるまいか? あいつらたまにワルだから。

気持ちは理解出来なくはないから、余計腹が立つ。


私も社畜を勤め上げ晴れて自由を得た男。

業務にかこつけ憂さ晴らし。たまにはやってみたいもの。


だがなぁ。。。それの矛先を、私に向けんで欲しいなぁ。

今度、担当つかまえて飯でも奢ってみようかな。


ちょっとは加減してくれる様になるかもしれないし。

「ねぇねぇ、聞いてる?」 そうだった。問題娘が来てたんだ。


今はひとまず相手して報酬分は働くさ。

じっと相手の眼を見ると、訝しそうな顔をした。


「なに? どうしたの?」 言ってくる。

「元気になったと思ってな」 返すと真っ赤な顔をした。


「急に何を言い出すの!」怒ってそっぽを向いたまま

ぼそりと呟く声がした。


「そんなの当たり前じゃない。あなたが治したんだから」

これがあるからこの仕事。辞められそうにないんだよ。



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