黒き雷光⑰ ロンド:旅の途中
初登場の詩型、「日本語ロンド」登場です。
【ロンド (rondeau)】
15行から成る定型で、英語だと
以下の特徴を持ちます。
①5行、4行、6行の3つの聯構成です。
②各聯はそれぞれ AABBA AABC AABBAC の
脚韻パターンを持ちます。
③英語では各行は8音節で、A行の前半部を
Cとしてリフレインします。
今回、日本語では以下の様に書きました。
①一行は旋頭歌の片歌(五七七)形式としました。
②リフレインは先頭の句(五モーラ)になりました。
③聯、および脚韻構成は英語版と同じにしました。
リフレイン分の前後の接続が一番難しかったです。
この点はもっと練習が必要だと思っています。
脚韻は今流行りのラッパー風に踏んでいます。
今までなら 学[校]、格[好]のように、
末尾の子音+母音(上記の場合だと
「っこう」)で合わせますが、
今回は[颯爽]のように母音つながり
([あっおう])で韻を踏んでいます。
このため字面よりも声に出して
読む方が特徴がはっきりします。
【黒き雷光⑰ ロンド:旅の途中】
(ナナ視点)
まだつづく、クライアントの精神の旅。
おじさんと一緒に歩くすぐ右隣り。
襲いくる負のイメージも、軽くいなして
進むだけ。学び得た事、日々に活かして
見つけたい。問題の核、期待ほのかに。
精神の中の世界で出会う人たち。
人ならば持っている精神の闇。
見つければ癒やして更に次を目指して
まだつづく。
放たれた。殺意の槍にあの身のこなし。
立ち向かう。悪鬼相手にただ厳かに。
染み渡る鎮めの力、あそこ、ほら見て。
今まさに闇は消えゆく。これぞ癒し手。
いつまでもずっと一緒に。はるかこの先
まだつづく。




