番外編『バレンタイン』
井上「諸君、我々イツメンの男子一同、誰からバレンタインのチョコをもらいたいだろうか。まず笹野」
笹野「はっ。炎影一択であります。」
井上「ほう…その心は」
笹野「想いを寄せて早一年。全く振り向かれず、しまいにはいのちゃんと付き合う始末。だが、希望がないわけではないと信じたい。というか義理チョコでも貰ったら喜べる。」
井上「…じゃあ次は如月」
如月「俺は別に誰でも…。てか今日バレンタインとか初めて知ったし」
笹野「せんせー。こいつ嘘ついてまーす。一週間前からこの日が来るのを待ってましたー。『あー今年は』『今年こそは』とかぶつくさ言ってたの僕は聞きましたー」
如月「笹野お前っ!」
井上「はーい、じゃあ如月廊下に立ってなさーい」
笹野「いのちゃんは言わなくてもわかるし…俺からしたら言ってほしくないな…」
井上「じゃあ俺は言わなーい。ってことで、『どきどきチョコもらっちゃおうか大作戦』スタートだよ♡」
笹野「どこぞの委員長みたいだ…まあ、彼女持ちはいいよなあ…どうせもらえるから」
ナレ はい!そんな感じで、今回はバレンタインのお話です!男子3人は果たしてチョコがもらえるのか?それではスタートです!
―6☆組ー(井上のクラス)
井上(今日はカップル多いな…ていうかそういう行事ごとに乗っかる人が多いのか…愛はどうなんだろう?)
翠田「すみませーん。井上いますかー?」
クラスメイト「井上―呼ばれてるぞー」
井上「はーい、なに?愛」
炎影「えっと…」
翠田「ほら、せっかく書いたんだから手紙渡しな」
炎影「はい!じゃ、また」
井上「はいはーい、またね。これはなんだろ…これはっ…!」
―そ☆の☆こ☆ろ☆3☆組ー(如月と笹野のクラス)
笹野「なあ、如月…俺ら…」
如月「ああ…俺ら…」
笹&如「「チョコもらった!」」
如月「家族以外にもらったのはいつ以来だろうか」
笹野「俺、だいぶ前に一回チョコもらったことあるんだよね」
如月「ほう」
笹野「その時、手作りチョコだったんだが、唐辛子と海老が入っててな…それ以来チョコをもらうのはトラウマなんだ」
如月「…強く生きて」
ナレ 笹野可哀想に
作者 そうか?ちなみにこれ実話らしい
ナレ 本当に可哀想!!!
作者 んー、まったくかわいそうと思わなかったわ話聞いたとき
ナレ 残酷!!!
作者 うるせえな…やけにテンション高くね…
ナレ ふっふっふ、俺h…
作者 はい続きです
炎影「ほう、そんなことがあったのか」
橘「笹野それ嫌われてるだけじゃねー?」
笹&如「「炎影、橘!」」
炎影「なーんかお前らがこそこそにやにやしてるからなんかあったのかってゆずと話しててな。それでちょっと盗み聞きさせてもらった」
橘「笹野wwwお前wwwwそれは可哀想だわwwwwははwwwwどんまいwwww」
笹野「まあ昔のことだしもう気にしてないが、物理的にも、精神的にもべたべた引っ付いてくる奴だったんだよな…俺は嫌われてたのか…」
橘「てか君たちチョコ1個貰ったくらいでそんなに喜んでんの?私全部で15個もらったよ。」
笹&如「「お前すげえな!」」
橘「だろ、ふふん。」
…
炎影「あ、そうだ、はいこれ」
笹&如「「ん?これは」」
―放☆課☆後ー
井上「全く、愛は…俺は振り回されてばっかりだな」
笹野「でもそんなところが好きなんでしょ?(ニヤニヤ)」
井上「うん、すきー」
笹野「熱いねえ、ヒューヒュー」
ナレ お前さんまだ欲求不満なのか?
作者 聞けよナレーション
ナレ はい
作者 手を繋いで以来発展が全くないんだよ!どうすんのこれ付き合ってるのこれ、てかデートすらしてないんだけど、どゆこと!?ねえ、おかしくない?受験とはいえさ、少しくらい構ってくれない!?普通さ、ねえ。
ナレ お、落ち着け、落ち着くんだ。リアルと混同するな。そ、それでは続きです。どうぞ。
ー橘☆家ー
井上「ここに呼ぶってことは」
如月「まさか」
笹野「パーティするってことか…?」
井上「時間が…」
如月「塾が…」
炎影「あ、来たんだ!じゃあこれ、どーぞ」
井上「え」
如月「え」
笹野「パーティは?」
炎影「いやいや平日だし。あ、パーティは今週の日曜日やろっかー」
井上「でも今チョコもらったし、なんのパーティやるの?」
炎影「いや、未定」
笹野「いつも通り適当か」
炎影「うん」
如月「そういえば、橘と翠田は?」
炎影「そろそろ来るよー」
翠田「お、揃ってるね。はいこれどうぞー」
橘「はい…どうぞ…」
翠田「あれー?ゆーちゃん顔が赤いぞー!」
橘「あんな暑い中でチョコ作ってたらそりゃ赤くなるよ」
井&笹&如「「手作り!!!」」
橘「そうだよ、ひかちゃんから聞かなかったの?」
炎影「あ、言うの忘れてた…」
橘「もう…」
炎影「ゆず、日曜日空いてる?」
橘「空いてるけど、もしかして…」
炎影「そのまさか。パーティやろうぜ」
橘「全く、急なんだから」
ナレ 微笑も交えつつ承諾する橘。
そして当日。
如月「おいいいい炎影ええええ。激辛チョコなんて渡すなあああ。」
笹野「俺は辛子明太子が入ってたよ…というかまんま…うまかった…」
井上「おれのは普通だったけど…てかめっちゃうまかった」
炎影「えへへ。ゆぅに喜んでもらえてうれしい」
笹&如「「こんの猫かぶりが!!!」」
炎影「あ?」
笹野「いや、バレンタインに辛子明太子渡してくる奴って初めてみたぞ」
炎影「斬新でいいでしょ?」
笹野「斬新にもほどがあるぞ…」
ナレ ちなみに俺は極甘チョコをもらったぞ作者に
作者 ふふふ…
ナレ なんでお前まで悪乗りしたんだ
作者 てへ
ナレ てへじゃねえお前はいつm
作者 はいー。続き
炎影「まあまあ落ち着いて!こっちが本当のチョコ」
笹&如「「今更そんなん渡されてもな!」」
炎影「もー!うるさい食え!」
パクッ
笹野(なんだこれ、これ…)
如月「うまい!!!なんだこれ!!」
炎影「ふふん、どーよ。みんなで作ったんだよ。僕だけだと上手く作れなかったから手伝ってもらったんだよ。」
笹野「これは、いちごジャムか?」
如月「外は塩が少し入ってるチョコ…?」
炎影「ふふ、変でしょ?でも美味しそうだなと思ったんだよ!」
如月「いいな、これ」
笹野「ああ、これは、有難い、ありがとう炎影」
炎影「分かればいいのよー(ニコッ」
作者 落ちどうしよう…ねえ、落ちどうしよう…ねえ。
ナレ 知らねえよ…
作者 …もう浮かばないからこの辺で…
秘書 すとーっぷ!またあなたは!そんなことで作者は務まりませんよー!仕方ないなー、特別に私が続きを考えて差し上げましょう!
作者 頼もしい秘書をもった…!
秘書 では、ラストシーンです!
ー女☆子☆側ー
炎影「ねえ、ゆずー」
橘「んー?」
炎影「さっき何で顔赤かったの?」
橘「だから言ったじゃん、暑かったからだよ」
翠田「同じところで作ってたうちらは普通だよ?」
炎影「だよね」
橘「あー…顔赤くなりやすいんだよ私」
炎影「そうだっけ?ゆずが赤くなってんのあんま見たことない」
翠田「それな」
炎影「如月と話してる時くらいしか、赤くなってないよ、ゆず」
橘「…よく見てるね、私のこと」
炎影「ゆずのこと好きだからね」
橘「あんがと」
炎影「で、これからどうすんの?」
橘「わかんない。とりあえずホワイトデーの反応を待つかな」
翠田「それが無難だねー」
炎影「じゃあ、ホワイトデーに期待だな」
橘「うん。1ヶ月後、男子共はどんな行動を起こしてくるかな」
翠田「楽しみだよねー」
ーそ☆の☆こ☆ろ☆男☆子☆側ー
如月「ぶえぇっっくちっっ!!!」
笹野「どうした、風邪でもh…ぶえぇっっくちっっ!!!」
井上「おいおいどうしたんだよ二人とm…へくちっ!」
如月「誰かが俺たちのことを噂してる…?」
笹野「かもな…っていうか何でいのちゃんだけくしゃみ可愛いんだよ」
井上「だって、俺だから☆」
笹野「これがリア充と非リアの差か…」
如月「いや、それは関係ないと思うぞ」
秘書 はい、オチつけてあげたよ。しかもホワイトデーに繋がるようにしてあげたよ。
作者 ありがとうございます…来月もこんなんだったらすまんな…当てにさせてもらう
秘&ナ 少しは反省しろ!!!!
作者 すぴぱせ…
一言迷言
『好きな人にはチョコをちょこっと!』
一日遅れのハッピーバレンタイン!armです。
好きな人と過ごせましたか?作者は家族と過ごしたよー。
今回は秘書さんに頼りすぎましたね。来月の話は頑張ります!
すっげえどうでもいいけどジャム入りチョコ作りたい。